コッふん

 

2013.4.27 山梨県勝沼のメルシャンワイナリー


ぴったり一年ぶりに山梨県にやってきました。今回は勝沼のワイナリーを見学してから甲府の古墳を見にいく予定にしています。
ワイナリーで飲んだワインは普段飲むお手ごろのとは違い、濃かったり特徴的だったり、様々に楽しめましたよ。
あと、道すがらたまたま眼に入った「ほうとう」専門店にも入って堪能しました。
ちなみに勝沼はJR中央線の「勝沼ぶどう郷」という駅になります。駅舎から出るとすぐにぶどう畑が眼に入ります。

 

ワイナリーに行った日は甲府に一泊し翌日路線バスで甲府駅から南下し、笛吹川近くの古墳地帯に移動します。

 

甲斐風土記の丘


こちらの全体図です。古墳以外にも弥生時代の遺跡があったり、中世に造られた墳丘墓があったりこの地域が大昔から 現在まで人間の暮らしに密接な場所であったことを物語っているようです。

 

目立つふたつ
甲斐風土記の丘で一番目立つ大きなふたつの古墳です。どちらもしっかりと整備されていて、巨大古墳の迫力を体感できます。ただ、玉砂利がすこし歩きづらかったです。あと、これら古墳の周りには日陰が少ないので真夏の炎天下での見学は意外としんどいです。

 

銚子塚古墳 (ちょうしづかこふん)※甲斐銚子塚古墳
所在:
山梨県甲府市下曽根町
墳形:
前方後円墳(全長169m)
(後円部)径92m、高15m
(前方部)幅68m、高8.5m
年代:
4世紀後半
出土:

(副葬品)
鏡五面(内行花文鏡、三角縁神人車馬鏡、環状乳神獣鏡、鼉(だ)龍鏡、三角縁三神三獣鏡)車輪石、石釧、杵形石製品、貝釧、勾玉管玉、鉄剣、鉄刀、鉄鎌、鉄斧、鉄鏃)
(出土品)
埴輪、土器、木製品など

4世紀後半に造られた前方後円墳で、当時としては東日本最大級だったそうです。甲斐風土記の丘で最も目立つ古墳です。 それにしても真夏の炎天下でこちらの古墳を見に行くと、ほぼ日陰が無いためしんどいです。しっかり帽子など被っていくべきでした。

 

丸山塚古墳 (まるやまづかこふん)
所在:
山梨県甲府市下曽根町
墳形:
円墳(直径72m、高さ11m)
年代:
5世紀初頭
出土:

埴輪、鉇(やりがんな)

銚子塚古墳よりすこし後に造られた古墳で、これに続く権力者の墓と考えられています。山梨県最大の円墳です。
銚子塚古墳と並んで非常に目立ちます。また銚子塚古墳にワをかけて日陰がありません。

 

小さめふたつ
大きなふたつの古墳の近くにある小さめのふたつ。
片方は古墳ですが、もう一方は中世に造られた塚だそうです。

 

山中のみっつ
案内板によれば小高くなっている森の部分にも3基古墳があるみたいです。これを見るには結構しんどい階段や坂道を登っていく必要があります。

 

鍋弦塚(なべつるづか)

鍋弦塚は明治40年に地元の人によって、火葬された人骨が入った陶器の壷が発見され14世紀前半に作られたことがわかりました。昭和63年の発掘調査で塚は人工的に土を盛ったことが確認され鍋弦塚が中瀬の蔵骨器を埋葬した墳墓であることがわかりました。

 

稲荷塚古墳 (いなりづかこふん)
所在:
山梨県甲府市下曽根町
墳形:
円墳(径約20m高さ約3.5m)
年代:
6世紀後半(7世紀まで追加の埋葬)
出土:

横穴式石室から土師器、須恵器、鉄製品、玉類、金環等が出土

出土した遺物の中でも銀象嵌大刀(ぎんぞうがんたち)は鍔(つば)や付属金属に模様を刻み銀をはめ込んだもので県内では初めて発見されたもの。また銅鋺は仏教文化の到来を意味するもので県内で数例しか発見されていない。

 

大丸山古墳?
案内図に載っていたなかで、まだ見ていないのは大丸山古墳だけですが、どうにも見つからない、というより有るべき位置に続く道が見つからないといった感じだったので園内にある博物館の人に聞いてみると、大丸山古墳のあたりが私有地となっていることもあり見学できる状況でないとのことでした。で、博物館前から見える山部の少し木々が盛り上がったあたりが大丸山古墳だということ。
山梨県のホームページによれば全長120m程の前方後円墳ということで、さらに2013年11月1日の山梨日日新聞の電子版によれば古墳の造り方から4世紀中頃の築造で、鏡や鉄製のよろいなど多数の副葬品が見つかり、甲斐銚子塚古墳より古い有力者の墓とみられているそうです。2013年10月31日に文部科学省が国史跡に指定しました。
県教委は今後測量や調査・整備を進める方針ということらしいので、もし次に訪れることがあったらもっとしっかり見学できるかもしれませんね。期待です。

 

<参考>
現地看板、山梨県ホームページ、
山梨日日新聞Web版2013年10月31日

 

 

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