【待ちつつ】寝る前のイメージランド第6章【妄想】
- 1 名前:Mr.名無しさん:2006/08/06(日) 04:25:36
- 落ちても落ちても妄想は止まらない止められない止めさせない
前スレ
【3人の】寝る前のイメージランド第5章【妄想】
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まとめページ
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- 2 名前:Mr.名無しさん:2006/08/06(日) 04:31:12
- (∩・ω・)´`ィ
- 3 名前:Mr.名無しさん:2006/08/06(日) 12:39:07
- >>1乙
- 4 名前:Mr.名無しさん:2006/08/06(日) 22:58:26
- 今日は祥子ちゃんが一人だったので一緒に食事をした。
「お兄ちゃんの作ってくれたご飯美味しい!!!」
「あーお腹いっぱい。なんだか祥子眠くなって来ちゃった。」
「お兄ちゃん、祥子が寝てる間に変な事しちゃ駄目だよ。」
- 5 名前:Mr.名無しさん:2006/08/07(月) 20:59:43
- 保守
- 6 名前:Mr.名無しさん:2006/08/07(月) 23:02:51
- ベッドの下に隠してあったジュニアアイドルの写真集が祥子ちゃんに見つかってしまった。
「お兄ちゃん・・・。この写真の子達ってって祥子と同い年くらいだよね?」
「なんかみんな祥子より可愛くて悔しいな・・。」
- 7 名前:Mr.名無しさん:2006/08/08(火) 16:18:07
- (´ω`*)
- 8 名前:Mr.名無しさん:2006/08/08(火) 22:58:44
- 期待age
- 9 名前:Mr.名無しさん:2006/08/08(火) 23:48:44
- 今日は祥子ちゃんとプールへ行った。
祥子ちゃんのスクール水着!!
更衣室から出てきた祥子ちゃんの水着はフリルの付いた黄色いワンピースだったorz
「お兄ちゃん?何がっかりしてるの?祥子のスクール水着見たかったの?」
「あれは学校のプールで着る水着。今日は遊びに来てるんだから。ホント、Hだねw」
でもどんな水着でもやっぱり祥子ちゃんはカワイイ。
- 10 名前:Mr.名無しさん:2006/08/09(水) 00:22:53
- 「お兄ちゃん!そんなところ舐めちゃだめぇ!
きたないよぉ!そこはおしっこするところだよぉ!」
祥子は泣きながら僕に叫んだが、
僕はかまわず便器を舐め続けた。
- 11 名前:Mr.名無しさん:2006/08/09(水) 01:18:30
- あるあるwwww
- 12 名前:Mr.名無しさん:2006/08/09(水) 01:40:42
- ねーよw
- 13 名前:Mr.名無しさん:2006/08/09(水) 22:19:00
- 祥子・・可愛いよ祥子・・。
「お兄ちゃん。どうしたの〜?お邪魔しまーす。」
「な・・何してるの??」
祥子ちゃんの視線は俺の股間に釘付けになった・・。
「だっ、だってドアに鍵かかって無かったし。お兄ちゃんが祥子、祥子って呼んでたから・・。」
とっさの出来事に慌てて股間を隠す前に手に持っていた携帯を隠してしまった。
「何隠したの?あーっ!!プールに行った時に撮った写真だ!!」
「・・・・お兄ちゃん。この間、祥子が寝た時に黙って撮ったでしょ・・。」
「ちょっと。いつまでそんな恰好してるの早くパンツ履いてよ。」
ムスッとふくれていた祥子ちゃん。急にニヤッと笑みを浮かべると・・。
「お兄ちゃ〜ん。DSとスーパーマリオが欲しいなぁ〜。ねぇ買ってよ。」
「嫌なら嫌でいいんだけどね。祥子、ここで大声だすから。どうなるかなぁ?
こんな状況を知らない人やママが見たら?お兄ちゃん逮捕されちゃうね。」
- 14 名前:Mr.名無しさん:2006/08/10(木) 13:19:16
- いい妄想だな
- 15 名前:Mr.名無しさん:2006/08/10(木) 22:17:57
- 「じゃ、じゃあ約束だからねDSとスーパーマリオ買ってね。」
チラッと俺の股間を見た祥子ちゃんはそそくさと帰ってしまった・・。
数日後。
約束を果たす為に祥子ちゃんと近所のトイザらスへDSを買いに行った。
運良くDSとマリオをGET。
帰り道。ウキウキとDSが入った袋を抱える祥子ちゃん。
「ん〜ふふ〜。お兄ちゃん大好き〜。」
と祥子ちゃんが腕に絡みついてきた。
おっきした。
- 16 名前:Mr.名無しさん:2006/08/11(金) 15:54:35
- 期待保守
- 17 名前:Mr.名無しさん:2006/08/11(金) 18:26:45
- 祥子ダークネスルートきぼん
- 18 名前:Mr.名無しさん:2006/08/11(金) 18:35:37
- 規制解けた?
- 19 名前:Mr.名無しさん:2006/08/11(金) 22:50:16
- 学校から祥子ちゃんが帰ってきた。
僕は言った。
「おかえりんこ!」
「ただいまん…ん…!」
祥子ちゃんは顔を赤らめて部屋に駆け込んだ。
('A`)ハァハァ
- 20 名前:Mr.名無しさん:2006/08/11(金) 23:47:42
- 「あーっ!!またやられた!!クリボーむかつくー!!」
祥子ちゃんはマリオに夢中だ。
ひとしきり遊んだ後、DSから手を話すと急に黙ってしまった。
「・・・お兄ちゃん。DSありがとね。」
「あのね・・この間は急に上がったりしてゴメンね・・・。」
「あのね・・あのね・・・お兄ちゃんの裸見ちゃったから、祥子の裸も見せてあげようか?」
- 21 名前:Mr.名無しさん:2006/08/11(金) 23:53:08
- 「あの時、オナニーしてたの?」
「お友達の里穂ちゃんがね学校に本を持ってきたの、そこにオナニーって書いてあったの。」
「祥子はねしたこと無いけど里穂ちゃんはあるんだって・・。」
「あとね・・保健の授業で習ったの、男の人はセーシが出るんでしょ?」
「見てみたいの・・・・。あの時の続き、見せてくれる?」
- 22 名前:Mr.名無しさん:2006/08/12(土) 22:17:47
- ドキワクテカ
- 23 名前:Mr.名無しさん:2006/08/14(月) 00:04:56
- (´・ω・`)
- 24 名前:Mr.名無しさん:2006/08/15(火) 00:45:08
- (´ω`*)
- 25 名前:Mr.名無しさん:2006/08/15(火) 23:28:13
- 捕囚
- 26 名前:Mr.名無しさん:2006/08/16(水) 22:02:17
- ちゃい!
- 27 名前:Mr.名無しさん:2006/08/17(木) 19:57:22
- てい!
- 28 名前:Mr.名無しさん:2006/08/18(金) 13:04:56
- そして誰もいなくなった
- 29 名前:Mr.名無しさん:2006/08/18(金) 19:18:54
- エロ系の妄想は皆あまり好きではないのか?
- 30 名前:Mr.名無しさん:2006/08/18(金) 19:19:54
- >>29
んなこたない
なんで?
- 31 名前:Mr.名無しさん:2006/08/19(土) 07:47:04
- >>1はもう来ないのか・・・('A`)
- 32 名前:Mr.名無しさん:2006/08/19(土) 09:16:08
- キャッ報は寝て待て・・・
- 33 名前:Mr.名無しさん:2006/08/20(日) 01:36:01
- ちい!
- 34 名前:Mr.名無しさん:2006/08/20(日) 14:02:33
- たい!
- 35 名前:Mr.名無しさん:2006/08/21(月) 22:40:27
- 切れ味の鋭いナイフの先端を鼻に入れ、
そっと回転させ鼻毛カット。
- 36 名前:Mr.名無しさん:2006/08/21(月) 23:48:52
- たふ!
- 37 名前:Mr.名無しさん:2006/08/22(火) 17:07:40
- ちょん!
- 38 名前:Mr.名無しさん:2006/08/23(水) 15:07:13
- もうだいぶきてないな1
- 39 名前:Mr.名無しさん:2006/08/23(水) 20:08:25
- >>38
最後に来たのは4月だっけ?
- 40 名前:Mr.名無しさん:2006/08/23(水) 20:08:30
- 平井編でつまづいのか
- 41 名前:Mr.名無しさん:2006/08/23(水) 20:42:14
- 5月16日だな
- 42 名前:Mr.名無しさん:2006/08/23(水) 21:07:16
- 深田が気になる。
- 43 名前:Mr.名無しさん:2006/08/24(木) 15:05:35
- とぅえ!
- 44 名前:Mr.名無しさん:2006/08/25(金) 14:59:44
- (´д`)=3
- 45 名前:Mr.名無しさん:2006/08/26(土) 12:27:27
- 剥げ
- 46 名前:Mr.名無しさん:2006/08/27(日) 12:35:58
- りゅん!
- 47 名前:Mr.名無しさん:2006/08/27(日) 21:42:08
- シャドウがきになる
- 48 名前:Mr.名無しさん:2006/08/27(日) 23:04:37
- 赤川さんが気になる
- 49 名前:Mr.名無しさん:2006/08/29(火) 00:43:47
- たふ
- 50 名前:Mr.名無しさん:2006/08/30(水) 03:03:34
- hosu
- 51 名前:Mr.名無しさん:2006/08/31(木) 02:02:40
- 待ち
- 52 名前:Mr.名無しさん:2006/09/01(金) 20:02:52
- へい!
- 53 名前:Mr.名無しさん:2006/09/02(土) 15:16:34
- ちんこが小さくて、新しい恋を始める勇気がありません。
祖チンを笑わないで。
- 54 名前:Mr.名無しさん:2006/09/02(土) 19:24:08
- m9(^Д^)プギャー
- 55 名前:Mr.名無しさん:2006/09/03(日) 00:03:41
- アサクサキニナル
- 56 名前:Mr.名無しさん:2006/09/03(日) 19:55:07
- 新たなる妄想者を待つ!
- 57 名前:Mr.名無しさん:2006/09/03(日) 20:18:12
- だな。>>1は置いておいて、新人かまん
- 58 名前:Mr.名無しさん:2006/09/05(火) 17:27:26
- ぇー
- 59 名前:Mr.名無しさん:2006/09/05(火) 17:34:58
- 33はどこいったんだよw
- 60 名前:Mr.名無しさん:2006/09/07(木) 00:40:33
- ちんこよ、大きくなーれ、太くなーれ
持久力うpキボンヌ
- 61 名前:Mr.名無しさん:2006/09/07(木) 23:18:19
- がんあbれ
- 62 名前:Mr.名無しさん:2006/09/08(金) 07:32:16
- >>1は死んでしまったのか・・
- 63 名前:Mr.名無しさん:2006/09/08(金) 14:15:34
- 本当に死んでたらすごいな
- 64 名前:Mr.名無しさん:2006/09/09(土) 21:58:20
- おまいら、独り願射したことある?
- 65 名前:Mr.名無しさん:2006/09/10(日) 15:52:48
- ないな
- 66 名前:Mr.名無しさん:2006/09/11(月) 18:43:44
- そして>>1は伝説となった。。。
- 67 名前:Mr.名無しさん:2006/09/11(月) 20:37:44
- >>64
ヤフオクで落とした使い古しのブーツになら出した事ある。
匂いも残ってたし、足形もしっかりついてるの最高だったよ。
- 68 名前:Mr.名無しさん:2006/09/13(水) 11:05:47
- >>67
ブーツの中に出したの(中だし・妊娠をイメージ)?
ブーツの外側にかけたの(顔射・陵辱をイメージ)?
- 69 名前:Mr.名無しさん:2006/09/13(水) 20:01:13
- >>68
ブーツの中に出したし外側にもかけた。
顔射、陵辱、Mをイメージ。
- 70 名前:Mr.名無しさん:2006/09/14(木) 00:07:42
- その為だけに落札したのか?
- 71 名前:Mr.名無しさん:2006/09/14(木) 07:35:35
- >>68
付け加えると自分が犯されるイメージ。
女に無理矢理、靴や足の匂いを嗅がされて強制射精させられる。
>>70
合法的に、リスクが少なく、女が履き古した靴を入手するにはそれしか無かろう。
誰が履いていたかは関係なく脳内で補完出来るから問題無し。
- 72 名前:Mr.名無しさん:2006/09/14(木) 14:37:03
- 大したもんだ
- 73 名前:Mr.名無しさん:2006/09/15(金) 19:11:06
- はー、まんこ舐めたい
- 74 名前:Mr.名無しさん:2006/09/16(土) 01:53:23
- >>73
なんかすごい自然体たな
- 75 名前:Mr.名無しさん:2006/09/16(土) 12:02:52
- 雨の一滴、俺の涙。
- 76 名前:Mr.名無しさん:2006/09/17(日) 17:48:20
- GOKURAKU見つけてー。
- 77 名前:Mr.名無しさん:2006/09/17(日) 18:51:22
- age
- 78 名前:Mr.名無しさん:2006/09/18(月) 21:54:02
- 甜歌の奴、どうしてるだろ?
- 79 名前:Mr.名無しさん:2006/09/19(火) 20:27:07
- ほらほら、お前の足や靴はこんなに臭いぞ、靴の中にはどぶ川と同じくらい雑菌がいるらしいぞ、
でも俺はお前の足や靴の匂いを嗅いでこんなに興奮してるし射精までするぞ。
なんて妄想もいいですね。
- 80 名前:Mr.名無しさん:2006/09/19(火) 23:43:38
- >>79
これが噂のツンエロかぁ
- 81 名前:Mr.名無しさん:2006/09/20(水) 02:03:46
- へなっ!
- 82 名前:Mr.名無しさん:2006/09/20(水) 20:09:24
- へな?
- 83 名前:Mr.名無しさん:2006/09/21(木) 19:54:19
- ちゃふ!
- 84 名前:Mr.名無しさん:2006/09/22(金) 01:05:53
- 「枯れ木も山の賑わい」って感じで妄想投下。
俺、生まれ育った所がすごい田舎だった。
どの位田舎っていうと小学校が歩いて片道40分、中学校が自転車で15分。
近所に同世代のヤツがほとんどいなかった。
唯一いたのが4才上の舞子姉ちゃん(仮名)。
2軒隣りに住んでた。(2軒隣りでも家から150メートルは離れてた。w)
姉ちゃんは綺麗系の顔してたけど、ガキの俺にはそんな事関係なかった。
ただただ近所で唯一友達として遊んでくれる姉ちゃんが好きだった。
ガキの頃はいつも姉ちゃんと一緒に遊んでたよ。
体は俺のほうが小さかったけど、姉ちゃん大人しかったからちょうどいい組み合わせだった。
でも俺が小学校高学年になると自転車で遠出して学校の友達と遊ぶようになった。
(姉ちゃんは木登りとかザリガニ釣りとか蛙取りとか虫取り全般が苦手。俺は大好き。)
自然と姉ちゃんと遊ぶ事も少なくなって、俺が中学校入ったら挨拶程度になった。
今思えば思春期特有のテレみたいなものもあったんだと思う。
でも俺が高校に入った頃、隣町の短大に行ってた姉ちゃんが通学用にバイクを買ったんだよ。
ヤマハのFZR。中古なんだけど、俺にはスッゲーまぶしかった。
(また姉ちゃんは背が高めで足が長いからバイクがよく似合うんだ、これが。)
- 85 名前:Mr.名無しさん:2006/09/22(金) 01:07:30
- つづきます。
- 86 名前:Mr.名無しさん:2006/09/22(金) 03:14:45
- >>84
つI
これやるのも久しぶり('A`)
- 87 名前:Mr.名無しさん:2006/09/22(金) 20:21:38
- ワクテカ
- 88 名前:Mr.名無しさん:2006/09/22(金) 22:22:15
- もう速攻で話し掛けた。
バイクってどんな感じなのとか、免許はどこで取れるだとか、どこで買っただとか。
姉ちゃんも色々教えてくれた。
「こんなふうに太郎(俺の名前・仮名)と話すの久しぶりね」って、すっげー嬉しそうに。
それからまた俺と姉ちゃんは昔みたいに仲良くなった。
バイクに跨がしてもらったり、タンデムして走ってくれたり。
姉ちゃんも昔みたいによく笑うようになった。
姉ちゃんがバイトしてる近所のドライブインのレストランで俺も雇ってもらった。
俺も絶対にバイクが欲しかった。
バイト先では姉ちゃんがウェイトレス(店長以外全員女バイト)、俺は厨房(主任を含め全員男バイト)。
姉ちゃんは店のアイドル的存在だった。俺は姉ちゃんの弟的存在として認知されてたみたい。
周りはほとんど大学生ばかりで俺が1番年下だったけど、
姉ちゃんが周りに上手く紹介してくれたおかげで、皆の中にすぐに溶け込めた。
仕事中はそんなに接点が無いんだけど、まかないの時は大体ホールも厨房も一緒に食べるから
よく他のバイト連中に冷やかされたりした。
そこのバイト仲間は結束が固くてよく店が終わった後に皆で遊びに行ったりしてた。
でも俺はバイク買う為に金貯めてたし、姉ちゃんは結構大人しい性格だったから
そんなには参加してなかった。(それでも3回に1回は行ったけど、姉ちゃんは5回に1回くらい)
それでも仲間外れにならなかったのは、思えば姉ちゃんがフォローしてくれてたからだったと思う。
- 89 名前:Mr.名無しさん:2006/09/22(金) 22:25:27
- でもそんな生活も4ヶ月ばかり経ったら少しだけ変わってきた。
俺と同じ高校の一個上の美樹(仮名)先輩が新しいバイトとして入ってきた。
すっごい可愛い人だったからあっという間に厨房で評判になった。
姉ちゃんは背が高くて美人系。
美樹先輩は背が低くて可愛い系。
性格は姉ちゃんがおっとり・無口系で、美樹先輩は積極的でよく話す人。
すぐに厨房では美樹先輩がブームになった。
愛想があって小さくてキャピキャピしてるからね。バイト先にセーラー服で
通勤してたのも男達の中でポイントを上げたみたい。w
姉ちゃんはチヤホヤされるのが苦手だから美樹先輩が入ってきてホッとしたみたいだった。
ご多分に漏れず俺の中でも美樹先輩ブーム到来!
俺と姉ちゃんとは仲良かったけど、異性云々っていうより何か家族みたいな感じがしてた。
姉ちゃん絶対にシモネタとか言わない人だったし。
それに10代の頃の4歳差って想像以上に大きいのよ。(当時俺16才、姉ちゃん20才)
何だか実の姉みたいな、保護者みたいな感じがしてたのもあって、
とにかくそういう対象じゃなかった。
- 90 名前:Mr.名無しさん:2006/09/22(金) 22:26:53
- 今日はここまでです、ブツ切りでスマソ。
- 91 名前:Mr.名無しさん:2006/09/22(金) 22:32:45
- ほあああああああああああーーーーーーー!!!!!!
見てぇんだよ続きがアアアアアア嗚呼ぁあーーーーー!!!!!!
キーボード 「バンバンバンッ!!!!」 ホァアアああ嗚呼ああああああーーーー!!!!!
- 92 名前:Mr.名無しさん:2006/09/22(金) 23:24:57
- hoaaaaaa!!
- 93 名前:Mr.名無しさん:2006/09/24(日) 01:10:04
- さりげなく今夜に期待する僕がここにいるよ。
- 94 名前:Mr.名無しさん:2006/09/24(日) 23:08:13
- 美樹先輩は俺と同じ学校だったからチャンスだった。
最初は偶然のフリして待ち伏せ、途中からは待ち合わせして一緒にバイトに通うようになった。
話すネタは無限にあった。学校とバイト。1日の半分以上を同じ場所で過ごしてるからね。
俺と美樹先輩はすぐに仲良くなって、バイト先のまかないも隣りに座って食べるようになった。
休みの日にも姉ちゃんとバイクで出かける回数が減って、先輩の家でビデオ観たり、
わざわざ隣町まで2人で自転車乗ってマックのハンバーガー食べに行ったり。
ボーリングしたり、あっ・・・あとスターバックスにコーヒー飲みに行ったりもしてた。w
互いに好きなCDを貸し借りしたり。(先輩はビートルズを、そして俺は椎名林檎を覚えた。)
夜はずーっと2人でメールしてた。
とにかく何やっても楽しかった。
なんてったって生まれて初めてのガールフレンドだもんね。w(注:姉ちゃんは除く)
互いに告白とかなかったけど、相思相愛だったよ。
俺はセックスとかって大人になってからするもんだと漠然と思っていたから、恋人とかじゃなくて
ガールフレンドという存在で満足してた。(ガキでした。w)
バイト先の先輩達も、(まぁ、同じ高校生同士仕方無いか)って感じになった。
まかないも最初は姉ちゃんと3人で食べてたけど、姉ちゃんは他のバイトの人と食べるようになった。
その頃からだと思うけど、時々姉ちゃんが寂しそうな顔をする事があった。
週末にたま〜〜〜〜に姉ちゃんと遊ぶと子供の頃の話ばっかりするようになった。
バカで鈍感な俺は姉ちゃんのそんな変化に気がつかなかったというか、気にしなかった。
- 95 名前:Mr.名無しさん:2006/09/24(日) 23:11:23
- で、ある日姉ちゃんが珍しく俺の部屋に遊びに来てて、当時話題だったマトリックスを観に行こうって言い出した。
姉ちゃんから何かを誘ってくるなんて珍しかった。
でも断った。
「ゴメン姉ちゃん。今度それ美樹先輩と2人で観に行く約束したんよ。」
そしたら姉ちゃん、急に泣き出した。
マジで焦ったよ。だって何で泣くのか理解出来なかったから。
(え?俺、姉ちゃん泣かすような事言った?言ってないよな?)
(そんなにマトリックス観たかったんかな?でも先輩とのデートだし・・・)
(っていうか、泣くほどの事じゃないよな、なんか言い方が乱暴だったっけ?)
もう頭の中がゴチャゴチャ。
でもとにかく今は姉ちゃんをなだめないといけないと思って声をかけた。
「ゴメン、でもコレ前々から約束してて・・・今更断れないよ・・・・」
姉ちゃんまだ泣いてる。
「今度違う映画観に行こうよ!何か姉ちゃんの好きなヤツさ!」
まだ泣いてる。
「そうだ!今から何かビデオ借りてこ!最近姉ちゃんと観てないもんな!」
まだ泣いてる。
「んじゃスタバにキャラメルマキアート飲みに行こう!すっげー美味いよ!」
姉ちゃんちょっと顔を上げる。チャンス!
「なんかキャラメル味なんだよ!飲んだら絶対に姉ちゃんも気に入るって!」
なんかもう俺必死だった。
「それ・・・おいしいの?」
よっしゃ食いついた!もう一押し!
「マジで美味しいよ!前に先輩からちょっと貰って飲んだけどマジで美味かったよ!」
そしたらまた姉ちゃんの顔が曇った。
「太郎・・・・美樹ちゃんと行ったんだ?」
「うん。」
「・・2人で?」
「うん。」
「・・・バカ!」
- 96 名前:Mr.名無しさん:2006/09/24(日) 23:12:30
- ・・・いきなり抱きつかれた。
「私、太郎の事・・・ずっと好きだったんよ!」
(ええええええええええッッッッ!!!!?)
あまりの事態に俺思考停止。
「美樹ちゃんよりずっとずっと前から好きだったんよ!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
俺、無言。
姉ちゃん、俺に抱きついたまま無言。
でも俺、何か言わなきゃって思った。
口を開こうとしたら、姉ちゃんが耳元でささやいた。
「・・・太郎は・・・私の事・・・・好き?」
「うん・・・好きだよ。」
そりゃ、好きか嫌いかと言われれば好きに決まってる・・・けど・・・・
そしたら姉ちゃん、俺の背中に回した腕を解いて正面から見つめてきた。
この時の事は今でも克明に覚えてる。
目に涙を溜めて真っ赤な頬した姉ちゃんを見た瞬間、俺の体に電流が走った。
何ていうか、俺の中で「姉ちゃん」から「舞子さん」に変わった瞬間だった。
たまらなく姉ちゃんの事がいとおしくなった。
あんなに好きだった美樹先輩の事は頭から吹っ飛んでた。
もう姉ちゃんしか見えなくなった。
- 97 名前:Mr.名無しさん:2006/09/24(日) 23:13:04
- 姉ちゃんの腕を掴むとグッと引き寄せた。
何の抵抗もなく俺の胸の中に飛び込んできた。
姉ちゃんの顔を見る。目がウルウルしてる。俺を見てる。
もうたまらなくなった。
したら姉ちゃんが目をつむった。
初めてのキス。優しいキス。まさか姉ちゃんとするとは思ってなかった。
キスした後は2人共何も言わなかった。
姉ちゃんは嬉しそうにニコニコしてた。
姉ちゃんと付き合うようになった日はこんな感じです。
ちなみにこの日はセクースはしませんでした。
なんせ親が1階にいましたから。(俺の部屋は2階)
- 98 名前:Mr.名無しさん:2006/09/24(日) 23:14:49
- その後は美樹先輩に謝ったら泣かせてしまったとか、バイトのキッチンの先輩達に
話したら笑顔で首絞められたとか色々ありました。
ホールの女の先輩達は何故か俺達2人に好意的でした。
後になって、「太郎ニブ過ぎ!舞子はずっと太郎だけしか見てなかったんだよ」ってコッソリ怒られました。
(本当はもっと色々あったんだけど、ものすごく長くなるから割愛します)
後は親。
互いの両親に報告に行ったんですが、(田舎なので隠れて付き合う事は難しい)ちょっとした
ドラマみたいな話がそれはまた別のお話。
その後色々あったんですが、美樹先輩とはいい友人になれました。
先輩は高3の夏前までバイトしてました。
それではこの辺でおしまいとさせていただきます。
お付き合いいただきありがとうございました。
最後に、この妄想は愛すべき妄想スレとその住人達に捧げられます。
- 99 名前:Mr.名無しさん:2006/09/25(月) 00:29:41
- (*´Д`)GJ!
- 100 名前:Mr.名無しさん:2006/09/25(月) 03:18:56
- ('A`)b GJ!
なんかリアルだよな…
- 101 名前:Mr.名無しさん:2006/09/25(月) 18:36:29
- あれ?ここ妄想スレだよね?
純情恋愛板とかに迷いこんだとおもた………GJ!!
- 102 名前:Mr.名無しさん:2006/09/25(月) 23:15:45
- 面白かったけど本当に妄想なんだな?('A`)
マジだったら泣くぞ?
- 103 名前:Mr.名無しさん:2006/09/25(月) 23:38:36
- GJ!
待った甲斐があったよ。
リアル・・・だよな
- 104 名前:Mr.名無しさん:2006/09/26(火) 00:56:31
- 84です。
あの・・・本当にコレ妄想ですのでそのへんはどうぞ御安心を。
それよか、実はもう一つ妄想ネタがあるのでちょっと投下
させてください。
次の妄想はお姉ちゃん編とヒロインの名前が同じですが、
まったく違うシチュエーションです。
- 105 名前:Mr.名無しさん:2006/09/26(火) 00:58:05
- 連載妄想作家達が来るまでの場繋ぎ妄想です。
夜の街をおれは会社に向かって車を走らせていた。
今日は夕方から納品先へのクレーム処理。
怒涛の抗議電話で恐る恐る行ってみたら何の事はない、実に単純な操作ミス。
ちゃんと説明したらすぐに誤解も解けた。
仕事それ自体は10分で終わったが、不幸なのは納品先が会社から車で1時間半の場所にあった事だ。
そして長い旅も終わりに近づき、ようやく会社に戻ってこられたところだった。
- 106 名前:Mr.名無しさん:2006/09/26(火) 00:58:54
- 「きゃああ!!!!」
闇を引き裂く悲鳴が聞こえる。
急いで車を止めて、悲鳴のした方角に向かって走った。
人気の無い暗い路地に入っていくと、そこには男と女が揉み合う姿があった。
おおかた酔っ払いか痴漢が女に絡んでるってところだろう。
俺は近寄りながら大声を出した。「おいッ!そこで何やってるんだ!」
わざと怒鳴る。相手が酔っ払いならこれで逃げ出すはずだ。
・・・が、男はこちらを一瞥しただけで女を放そうとはしない。
「お願い!助けて!」女が叫ぶ。
どうやら酔っ払いじゃなさそうだ。
やれやれ。
俺はため息をつくとスーツの内ポケットに入ってるサングラスをかけた。
多分、相手はヤクザかチンピラだ。顔を覚えられると後々面倒だ。
2メートルの距離まで近づくと俺は立ち止まって余計な体の力を抜いた。
男に対してやや半身になり肩幅よりやや広く足を開いて重心は主に右足に、
左手を突き出し右手は軽く握って胸元に。
空手でいう猫足立ちの構えに近いが俺のオリジナルだ。
・・・戦闘準備完了。
- 107 名前:Mr.名無しさん:2006/09/26(火) 00:59:27
- 「おい、チンピラ!一度しか言わないからよく聞け。
・・・・その汚い手を放してとっとと失せろ!」
あえて粗野な言い方で挑発する。
女を抱えられたままじゃ手が出せないからな。
「あん?なんだおめぇ?」
「俺は毒男。名前くらい聞いた事あるだろう。」
「・・・・!?」
男が顔色を変える。どうやら知っているらしい。
「・・・女の口説き方を勉強してから出直してくるんだな。」
「なにぃ!?」
男は女を突き飛ばして匕首(ドス)でも出すつもりか、懐に手を入れた。
ほんの一瞬だが相手が無防備になった。
(チャ〜〜〜ンス!)
俺は電光石火の速さで身を屈めながら右フックを男の顎に叩き落とした。
ガキッと顎が外れる鈍い音をさせて、懐に手を突っ込んだまま男が仰け反る。
間髪入れずに左肘をみぞおちにブチ込み、仰け反った男を強制的にお辞儀させる。
さらにブチ込んだ肘を支点にして左裏拳を下から顎にカチ込み、外れた顎を元通りハメてやる。
(顎は外れる時より入れる時のほうが痛いんだ。w)
この間僅か4秒。完璧。
男は地面に倒れて、よだれを出しながらピクピク痙攣してる。
みぞおちに入れられてるから呼吸も出来ないし、体も動かない。
しかも顎の激痛で失神すら出来ない。
命には別状ないが、苦しいんだよね。コレ。
一応加減はしたが当分起き上がれないだろう。
- 108 名前:Mr.名無しさん:2006/09/26(火) 01:02:41
- 今日はここまでという事で。
まだ続きますので、よろしくお願いします。
- 109 名前:Mr.名無しさん:2006/09/26(火) 02:57:20
- >>84
GJ!GJダゼ!
その妄想力に幸あれ!
- 110 名前:Mr.名無しさん:2006/09/27(水) 01:41:51
- GJJJJ
- 111 名前:Mr.名無しさん:2006/09/28(木) 00:41:31
- http://ranobe.sakuratan.com/up/src/up107163.jpg
http://ranobe.sakuratan.com/up/src/up107164.jpg
- 112 名前:Mr.名無しさん:2006/09/28(木) 23:37:10
- やった!安楽死だ!
- 113 名前:Mr.名無しさん:2006/09/30(土) 02:39:30
- 保守っとな。
- 114 名前:Mr.名無しさん:2006/09/30(土) 20:57:02
- 女の足の匂いでオナニー保守
- 115 名前:Mr.名無しさん:2006/10/01(日) 01:55:26
- ('A`)
- 116 名前:Mr.名無しさん:2006/10/03(火) 01:44:11
- ま
- 117 名前:Mr.名無しさん:2006/10/03(火) 13:42:51
- じ
- 118 名前:Mr.名無しさん:2006/10/03(火) 13:50:22
- か
- 119 名前:Mr.名無しさん:2006/10/03(火) 13:57:30
- よ
- 120 名前:Mr.名無しさん:2006/10/03(火) 19:33:32
- 裏
- 121 名前:Mr.名無しさん:2006/10/04(水) 14:26:02
- 庭
- 122 名前:Mr.名無しさん:2006/10/04(水) 18:58:38
- に
- 123 名前:Mr.名無しさん:2006/10/04(水) 21:21:45
- ザ
- 124 名前:Mr.名無しさん:2006/10/04(水) 21:50:59
- ル
- 125 名前:Mr.名無しさん:2006/10/04(水) 21:55:32
- ツ
- 126 名前:Mr.名無しさん:2006/10/05(木) 01:27:50
- ブ
- 127 名前:Mr.名無しさん:2006/10/05(木) 11:44:58
- ル
- 128 名前:Mr.名無しさん:2006/10/05(木) 14:01:34
- グ
- 129 名前:Mr.名無しさん:2006/10/05(木) 21:36:42
- 家
- 130 名前:Mr.名無しさん:2006/10/06(金) 03:33:17
- が
- 131 名前:Mr.名無しさん:2006/10/06(金) 18:29:42
- 引
- 132 名前:Mr.名無しさん:2006/10/07(土) 00:31:35
- 退
- 133 名前:Mr.名無しさん:2006/10/07(土) 01:18:17
- し
- 134 名前:Mr.名無しさん:2006/10/07(土) 08:29:33
- っ
- 135 名前:Mr.名無しさん:2006/10/07(土) 08:32:11
- こ
- 136 名前:Mr.名無しさん:2006/10/08(日) 00:35:44
- う
- 137 名前:Mr.名無しさん:2006/10/08(日) 16:51:23
- mowsow
- 138 名前:Mr.名無しさん:2006/10/08(日) 22:55:30
- そろそろ落とすか?
- 139 名前:Mr.名無しさん:2006/10/09(月) 01:03:36
- 2年までなら待つ
- 140 名前:Mr.名無しさん:2006/10/09(月) 17:05:14
- 2年て…スゴス
- 141 名前:Mr.名無しさん:2006/10/10(火) 19:49:50
- じゃあ、オレは3年待つ
- 142 名前:1:2006/10/11(水) 23:20:43
- エピローグ(平井3)
「なるほど」
あいから聞いた経緯はこうだ。
えなりとの最終決戦の後、平井は故郷に戻った。恋人の仇を討つことはできた。しかし、それは同時に
長らく平井を導いていた指針を失うことも意味した。目標を失くした平井は、再び酒場で弾き語りをして暮らした。
そんな時、以前平井と付き合いのあった敏腕プロデューサーが再び彼に目を付け、復帰を提案した。
平井は迷った末に承諾し、新作魔封銀盤を発売。曲は大ヒット。ファンタジー世界のオリハルコンシン
グルチャート首位を、数週間に渡って占拠した。調子に乗って行った大陸を股に掛けるツアーは、満員御礼大盛況。
そこまでは良かった。問題は、その並外れた人気が平井を変えてしまったことだ。
「天狗になってしまった、と」
「はい」
嘆息するあい。
「名声を得たが、大事な心を失ってしまったわけだ」
名声などというものとは無縁の俺だが、何となく偉そうに言ってみた。
「何とか、兄を以前の兄に戻していただけないでしょうか?」
「と、言われてもなぁ。俺が言って聞いてもらえるだろうか?妹のあいさんでも無理だったのに」
「兄はあなたの力を認めています。きっと耳を傾けてくれます」
真摯な眼差しで頼み込まれると、断りにくい。
「じゃあ、駄目もとで行ってみようか」
- 143 名前:1:2006/10/11(水) 23:21:29
- そんなこんなで平井の楽屋。さすが妹だけあって、係員もすんなりと通用口を開け、中に案内してくれた。
「妹さんです」
「どうぞ」
平井の声だ。この一言だけなのに、以前とは何かが違うのが分かる。緊張が、俺の鼓動を早める。
「兄さん」
楽屋に入ると、そこにはさきほどのポスター同様赤いツナギに身をつつんだ平井が、椅子に座っている。
「なんだ、あいか。って、あなたはっーーーー!?」
俺の姿を認めた平井は予想外の驚きっぷり。ガタッと、椅子から立ち上がった。
「やぁ、お久しぶり」
照れ笑いを浮かべて頭をかく俺。何だか数年来で従兄弟にでも再会したような、むず痒い心持ちだ。
「無事だったんですね!深田さんは無事なんですか?」
「あ、ああ。彼女もしっかりと生きてるよ」
「そうか。良かった。魔王をどうやって倒したんです?一体どこに連れて行かれたんですか?」
矢継ぎ早に質問を繰り出す平井。俺は気圧されてしまって、思わず身を退いた。
「あ、失礼!どうぞ座ってください。あなたには聞かなきゃならないことが沢山あるんだ」
椅子に座らされ俺は、平井達と別れた後の出来事を語り聞かせた。真剣に耳を傾ける彼の姿は、
以前と変わらないように思えた。
ふと、俺は結構な時間が過ぎている事に気付いた。
「平井、そろそろライブの開演時間はじゃないのか?」
すると平井は、打って変わって不敵な笑顔を浮かべて、
「え?ああ、大丈夫ですよ。何度もこなしてきたコンサートです。余裕です」
「そんなものなのか」
「そんなもんです」
- 144 名前:1:2006/10/11(水) 23:22:20
- あいが言っていたことは本当だった。成功は平井の音楽にかける心を変えてしまったようだ。
俺は真剣な面持ちで、平井に問う。
「俺が言うのも何だが、せっかくお客さんが来てくれるんだし、リハーサルくらいはした方がいいんじゃないか?」
「リハなんて今更必要ありませんよ。僕が歌い、バンドがそれに合わせる。それだけなんです。客だって、僕の歌を
聞きたいだけなんだ。バックバンドは飾りに過ぎない」
正直、俺は驚いた。彼の口からこんな台詞が出てくるとは。しかし、音楽に関しては門外漢のこちらとしては、何も
言うことができない。
口をつぐんていると、勢いよくドアが開いた。
「おいおい、そいつは聞き捨てならないな」
マービンだ。何というバッドタイミング。マービンバンドの面々に、平井の暴言を聞かれてしまった。
「だったら俺達は降ろさせてもらうぜ。こちとら音楽に命張ってんだ。売れっ子だろうが何だろうが、そんな気持ちで
歌う奴とプレイできないね」
マービンが大見得を切る。平井も平井で彼らを嘲笑する。
「アッハハハ。ならいいですよ。僕はアカペラでも十分歌えますから」
険悪な雰囲気。この上なくまずい状況。しかし、仲裁しようにもどうしていいものなのか。常々、厄介事から逃げいている
俺では対処しようがない。こういう時、経験がものをいうのだと実感してしまう。
「兄さん!言い過ぎよ」
あいが叫ぶ。さすがしっかりしてる。
「あなたからも何とか言ってやってください!」
ええええ!?ここで俺に振るの!?いや、そりゃ確かに引き受けたけど、こんな事になるなんて想像もしなかったし
どうする、俺!?続きはホームページで!!などと逃げてみたい状況。
- 145 名前:1:2006/10/11(水) 23:23:02
- とりあえず、
「バカヤローーー!!」
殴ってみた。オリエンタルラジオチックに、平井を殴ってみた。平井驚嘆の表情。殴った俺も驚嘆。
こうなれば、流れに身を任せるしかない。
「平井。確かにお前の才能は類稀なものだ。今日ライブに来てくれたお客さんの数を見れば分かる。みんなお前のファンだ。
マービンバンドの追っかけなんて一人もいなかった」
口が滑った。マービンがキッとこちらを睨んだ。気付いていない振りをした。
「で、でもな、だからといって、何でも一人で出来るなんてのは思い上がりなんだよ。お前の才能を認め支えてくれる人達、
今日この会場をセッティングしてくれた人達、そしてあいさん。彼らはお前の……」
またもやマービンが俺を睨んだ。目が合った。俺はばつが悪そうに咳をして、言い直す。
「あ、あとマービンバンド。みんなお前の仲間じゃないか!!」
などと偉そうに言ってみたが、こんな使い古された説得が功を奏す程、現実は甘くないはず。
「仲間……そうですね。僕は大切なものを忘れていたようです……」
あっさり改心しちゃった!!ファンタジー世界マンセー。
「全く馬鹿だな。えなりとの戦いでそれを知ったはずなのに……本当に僕は大馬鹿者だ」
と自身の愚かさを責めながら、平井は彫りの深い顔に、更に深く、それこそマリワナ海溝のような彫りを刻む。彼の目尻から、
一筋の塩辛い水が伝った。
マービンは平井の側に寄り、彼に手を差し出す。
「歌、好きなんだろ?演ろうぜ。お前のライブ、盛り上げてやるからよ」
薬中の癖に、決めるところでしっかり決めてくれる。平井は彼の手を握り、力強く立ち上がる。
と、その時(C世界まる見え!テレビ特捜部)、
「ハッハアアアア!!素晴らしい!!」
- 146 名前:1:2006/10/11(水) 23:23:43
- 「これじゃギターは弾けないな……」
「そ、それは困るよ。お客さんが待ってるんだ」
平井がマービン達に詰め寄る。
「悪いがパーティはお開きだ。ギター弾ける奴がいれば別だがな」
一転して意気消沈する楽屋。と、平井が何かを思い立って顔を上げ、俺を見た。
「そう言えば、以前ギターを弾いてたことあるって言ってましたよね?」
一同つられてこちらに注目。
「え、そんなこと言ったっけか」
そう言えば、以前話のネタが無くなった時に、何と無しに平井に話したことがあるような。
「ちょ、ま、まさか俺が弾くのか!?」
皆の期待の眼差しが俺に突き刺さる。言えやしない。いよいよもって言えやしない。先輩から5千円で買ったヤマハのギターで、
コードジャカ弾きしかできないレベルなんて……。
「ハッハアアアア!!やってくれるな?」
ドムキングが射殺さんばかりに、俺を指差した。そのままうむを言わさず、ギターを持たされる。
「なかなか様になってるな。ん!見えた!!新ユニットのビジョンが!!」
あんたはプロデューサーまでやる気なのか……。
「行きましょう!マービンがコーラスで出て、指示してくれますから」
平井が俺の肩を押す。楽屋を出た俺達は、そのままステージへ直行。
「こ、これが……!!」
幕が上がった。耳をつんざく歓声。ライブ会場の熱気。それらと共に、得も言えぬ高揚感が、ついさっきドム・キングが命名した
新ユニット「アルケミストリ」を包み込んだ。
6日後。
「あいつ帰る気ないんかのぅ……」
ゲートを開いて俺を待つtanasinn。そんな彼の心配をよそに、俺は全国ツアーに臨むのであった。
おわり
- 147 名前:1:2006/10/11(水) 23:25:16
- ここでエンディング
エンディングテーマ
平井堅 「Precious Junk」
アルケミストリのツアー映像の後にお馴染のスタッフロール
監督・脚本・声の出演 俺
スペシャルサンクス お前ら
- 148 名前:Mr.名無しさん:2006/10/12(木) 00:11:48
- kitakore!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
- 149 名前:Mr.名無しさん:2006/10/12(木) 01:48:26
- ちょwwwwキタキタマッテマシタwwwwwwwオリハルコンwww
・・・1つ抜けてねぇ?
- 150 名前:Mr.名無しさん:2006/10/12(木) 07:52:18
- BTTFwww
145と146の間にもう少しありそうなんだが。
ともあれ、久々の乙。
- 151 名前:1:2006/10/12(木) 10:18:52
- 抜けてた。>>145と>>146の間。
突如響く重低音の笑い声。その場の者が一斉に声の主を探す。
「ドム・キング!」
平井が叫んだ。
またもやドム体型!追っかけ三連星といい、とにかくドムネタにはこと欠かない世界だ。タキシードを着て、髪をトロール人形の
ように逆立たせている姿は、一種奇怪に見える。
「ドム・キング?」
その胡散臭い風体に、俺は怪訝そうに平井に耳打ちして訊ねた。
「今回のライブのプロモーターだよ。この世界にその人ありと言われるビッグネームだ」
ドム・キングは葉巻をスパスパ吸いながら、平井の胸を叩いた。
「素晴らしい。平井よ。いい仲間を手に入れたな。今日のライブは間違いなく成功する」
ビッグネームのお墨付きに、皆の顔がほころんだ。
何とか一件落着して、俺は胸を撫で下ろした。
「景気づけに一杯やってステージだ!」
マービンが傍の机にあったシャンパンを手に取り、蓋に栓抜きを引っ掛けた。
ところがどっこい、
「痛ぅわっつ!」
突然マービンが左手を抱えて、苦痛に顔を歪めた。手からは血が滴り落ちている。
「どうした!?」
メンバーが駆け寄り、出血している箇所にハンカチを当てた。どうやら栓を抜き損なって、怪我をしてしまったらしい。器用過ぎだろ、
常識的に考えて……。
- 152 名前:Mr.名無しさん:2006/10/12(木) 21:04:26
- 密かに管理人乙
- 153 名前:Mr.名無しさん:2006/10/12(木) 23:01:45
- まってたかいがあったーーーー。
1乙
管理人乙
- 154 名前:Mr.名無しさん:2006/10/13(金) 01:51:09
- 無理矢理バックトゥザフューチャーwwww
- 155 名前:Mr.名無しさん:2006/10/13(金) 02:43:02
- キテタ━━━('A`)━━━!
久々の
>>1乙
- 156 名前:Mr.名無しさん:2006/10/14(土) 01:18:53
- 平井改心ハヤスw
待ち続けた甲斐があったよ…
- 157 名前:Mr.名無しさん:2006/10/15(日) 22:10:16
- これだけ間空けといて一言の弁明もない1さんが素敵すぎる
まぁ弁明なんてする必要もないけど
気になる
- 158 名前:Mr.名無しさん:2006/10/16(月) 19:46:33
- >>154
もちろんジョニー・ビー・グッド じゃなく
ちょっと古くなったが 平井だし あ・れ・だ・よ・な・?w
- 159 名前:Mr.名無しさん:2006/10/18(水) 22:02:33
- 換えらもあるんかな?
- 160 名前:Mr.名無しさん:2006/10/18(水) 22:46:33
- 期待したいがまた半年後だったりしてな
- 161 名前:Mr.名無しさん:2006/10/20(金) 06:58:29
-
- 162 名前:Mr.名無しさん:2006/10/20(金) 09:36:35
- デ
- 163 名前:Mr.名無しさん:2006/10/20(金) 19:24:21
- ブ
- 164 名前:Mr.名無しさん:2006/10/21(土) 20:37:19
- で
- 165 名前:Mr.名無しさん:2006/10/22(日) 09:17:14
- 佐賀
- 166 名前:Mr.名無しさん:2006/10/23(月) 02:10:26
- んじゃ俺も佐賀
- 167 名前:Mr.名無しさん:2006/10/24(火) 06:35:11
- 女子小学生のオシルコ飲みたい
- 168 名前:Mr.名無しさん:2006/10/26(木) 15:49:53
- ほふ
- 169 名前:Mr.名無しさん:2006/10/28(土) 18:13:29
- u
- 170 名前:Mr.名無しさん:2006/10/31(火) 12:44:17
- m
- 171 名前:Mr.名無しさん:2006/10/31(火) 21:53:56
- a
- 172 名前:Mr.名無しさん:2006/11/01(水) 12:47:10
- 味
- 173 名前:Mr.名無しさん:2006/11/02(木) 23:42:16
- 超
- 174 名前:Mr.名無しさん:2006/11/04(土) 23:37:12
- 人
- 175 名前:Mr.名無しさん:2006/11/05(日) 15:15:20
- 強
- 176 名前:Mr.名無しさん:2006/11/08(水) 00:05:30
- い
- 177 名前:Mr.名無しさん:2006/11/09(木) 04:18:50
- の
- 178 名前:Mr.名無しさん:2006/11/09(木) 23:55:44
- 本
- 179 名前:Mr.名無しさん:2006/11/10(金) 12:20:06
- 格
- 180 名前:Mr.名無しさん:2006/11/10(金) 13:00:53
- 生
- 181 名前:Mr.名無しさん:2006/11/10(金) 14:29:08
- 搾
- 182 名前:Mr.名無しさん:2006/11/10(金) 20:48:59
- 新
- 183 名前:Mr.名無しさん:2006/11/11(土) 23:00:12
- 発
- 184 名前:Mr.名無しさん:2006/11/11(土) 23:09:07
- 見
- 185 名前:Mr.名無しさん:2006/11/12(日) 12:56:35
- 社
- 186 名前:Mr.名無しさん:2006/11/12(日) 18:52:50
- 葬
- 187 名前:Mr.名無しさん:2006/11/13(月) 12:49:27
- に
- 188 名前:Mr.名無しさん:2006/11/13(月) 22:22:12
- 蟹
- 189 名前:Mr.名無しさん:2006/11/14(火) 03:00:57
- 足
- 190 名前:Mr.名無しさん:2006/11/14(火) 14:04:15
- を
- 191 名前:お茶み汲み係:2006/11/14(火) 19:27:41
- ゼロの使い魔は1のパクリ
- 192 名前:Mr.名無しさん:2006/11/14(火) 21:34:12
- どこが?
- 193 名前:お茶み汲み係:2006/11/14(火) 23:02:48
- 主人公=異世界人
俺専用異世界人専用聖剣=デルフリンガー
- 194 名前:お茶み汲み係:2006/11/15(水) 23:20:11
- テンカりんはかわいい
- 195 名前:お茶み汲み係:2006/11/16(木) 18:34:10
- 赤川さんもかわいい
- 196 名前:Mr.名無しさん:2006/11/16(木) 23:31:53
- 赤川さん懐かしいなぁ・・・・・
ってかこのままのリズムでいくとカエラ編が10月から数えて4ヶ月×2回
ってことは赤川さん編って来年の10月じゃん
- 197 名前:お茶み汲み係:2006/11/17(金) 17:33:43
- 平井もかわいい
- 198 名前:Mr.名無しさん:2006/11/17(金) 19:40:58
- 揚
- 199 名前:Mr.名無しさん:2006/11/17(金) 23:37:01
- お兄ちゃん。祥子のおしっこ美味しい?
- 200 名前:Mr.名無しさん:2006/11/18(土) 07:49:58
- ねぇ?私の上履きに付いているこの変なシミ。
これってアンタの精子でしょ?
私の上履きでオナニーしたの?上履きに中出し?
半年洗って無いんだよ?中敷き真っ黒だよ?
キモッ・・・・。
- 201 名前:Mr.名無しさん:2006/11/21(火) 03:57:12
- も
- 202 名前:お茶み汲み係:2006/11/21(火) 23:20:37
- ルイズかわいいよルイズ
- 203 名前:Mr.名無しさん:2006/11/22(水) 07:08:44
- 目には目を
- 204 名前:Mr.名無しさん:2006/11/24(金) 06:17:01
- 妄想には妄想を
- 205 名前:Mr.名無しさん:2006/11/25(土) 12:13:54
- ちんぽにはローションを
- 206 名前:お茶汲み係:2006/11/25(土) 15:12:28 ?
- まんこにはローターを
- 207 名前:お茶汲み係:2006/11/27(月) 23:37:14
- そして薔薇乙女には愛を
- 208 名前:お茶汲み係:2006/11/28(火) 20:27:43 ?
- アナルには人参を
- 209 名前:Mr.名無しさん:2006/11/28(火) 21:35:29
- お兄ちゃんのセーエキ濃くて美味しい。
祥子のフェラ気持ちよかったの?
たくさん出たね。
- 210 名前:Mr.名無しさん:2006/11/28(火) 22:32:37
- たくさん出たねぇ。
どう?洋子様のフェラは気持ちよかったでしょ?
さすがに一週間溜めた精子は濃いね。
一週間、ずっとオナニー我慢してたの?
私の事を思って精子を溜めてたの?
次はセックスさせてあげようか?
- 211 名前:1:2006/11/29(水) 23:11:52
- エピローグ(カエラ1)
「カエラ……」
脳裏にカエラの笑顔が過ぎった。自身ありげでどこか影のある、何と言うかメンヘルっぽい笑顔。
「あの世界に平和は訪れたんだろうか」
えなりがもう存在していないことは確かだ。魔王の死は、彼の魔力によって生かされていたえなりの死も意味するからだ。
だが、それより前にカエラ達は、えなりや有田と交戦中だったのだ。皆、無事で戦いの終わりを迎えられたのだろうか。それとも……
せめて彼らの安否だけでも知りたい。俺は何かに憑かれたように井戸の木蓋をずらした。身を乗り出して覗き込むと、井戸の底で
かすかに水面が揺れるのが見える。
「何も見えるわけないよな」
小さく嘆息して身を引こうとした時、背後から飛んできた何かが、俺の後頭部を直撃した。
「おおっと!?」
俺は古井戸の中にまっ逆さま。井戸の底には思ったよりも水が溜まっており、俺は大量の水を飲みそのまま気を失った。
「ん……」
どれくらい時間が経っただろうか。心地よい風に吹かれて俺は目を覚ました。しかしそこは井戸の底ではなく、見渡す限りの大平原。
「なんか……激しくデジャヴ」
この場所で目覚めたのは三度目。一度目は、最初にこの世界へやって来た時、次は現実世界に帰り再びこの世界に戻った時だ。変わっ
ていない。いつも優しい風が吹き抜けている始まりの場所。
辺りを見回すと、すぐ側に剣身を失ったtanasinnソードの束が転がっている。おかしい。束はアパートの机の引き出しにしまってお
いたはずなのに。
(状況が把握できていないようだな)
不意に聴こえたのは、頭の芯に直接響く重く低い声。
「誰だ?」
もうちょっとやそっとのことでは驚かない。我ながら度胸が据わったものだ。
(我はtanasinn)
「あなたがtanasinn……」
この妄想世界を統べる神tansinn。Tanasinnソードを造りだした者。何ていうか、全てが終わってから現れるなんて、本当調子が
いい神様だ。
- 212 名前:1:2006/11/29(水) 23:12:49
- (魔王討伐ご苦労であった。礼を言う)
改まって礼を告げられると、ついついかしこまってしまう。
「あ、いえ、どういたしまして。で、何で俺がここに?tanasinnソードが何故?」
(剣を現実世界に置いておく訳にはいかんのでな。遠隔操作で呼び寄せたのだ)
なるほど。その際に俺の頭に直撃させたわけか。
「何も俺にぶつけなくても」
(我が剣を呼び寄せた時、たまたまお前があそこにいただけのことだ。お前が悪い)
全面的に俺のせいかよ。
「たまたまって、何ておっちょこちょいなんだ」
神様をおってょこちょい呼ばわりしてみた。もう何でもありだな。
(まぁまぁ、そう目くじらを立てるな。あ、それと再び現実世界への門を開くまでに時間がかかる。しばらく待っているんだな)
「え?」
(なに、せいぜい一週間程度だ。じゃノシ)
「おい!ちょ!待ってくれ!」
沈黙が訪れる。tanasinnは行ってしまった。無責任にも放置プレイ。
「一週間もどうしろっていうんだ」
早速、途方に暮れる。あるのは雄大な大自然のみ。建物はおろか文明の息吹がかかったものなんて、視界には何一つ入ってこない……
と思いきや、そう遠くない場所に広がる森から、何やら尖塔のようなものが突き出ている。
「なんだろう?建物みたいだが」
ここで途方に暮れていても仕方がない。寝る場所だけでも確保しておくべきだろう。近くまで寄って様子を見て、危険そうであれば
やめておけばいいし。
「よし、行ってみるか!」
俺が威勢良く歩き出した、まさにその瞬間である。周囲を震撼させる爆発音が発生した。
「うぉ!?」
それと共に目標である建物の尖塔が、爆炎に包まれた。衝撃に驚いて、森の木々から鳥達が一斉に飛び立つ。
「……なにこの衝撃映像?」
呆然とする俺の視線の先で、塔はもくもくと黒煙を上げながら崩落していく。これは只事ではあるまい。常識的に考えて。
- 213 名前:1:2006/11/29(水) 23:13:43
- とりあえず、
「去るか」
距離はあるが、甜歌のいるレク村に向かおう。途中で馬車でもヒッチハイクすれば問題ないはずだ。先程の爆発からは、厄介事の
匂いがこれでもかと匂ってくる。関わればきっと後悔する事になる。いや、俺の直感が告げる所、すでに巻き込まれかけている。
この世界に来てからというもの、面倒事を察知する力だけは強くなったのだ。
「待てーーい!!」
ほ〜ら、聴こえてきた。女の声だ。
「先生許してええええ!!」
今度は少年の声か?だが勿論スルー。ここで振り向いてしまうのは素人。
「だが断るっ!!」
と、またもや女。声だけで伝わるもの凄い気迫。そう年ではない。まだ若い女性の声。などと呑気にアナライズしてる場合ではない。
とにかくこの場から一刻も早く離れなければ。本能に尻を叩かれ、俺は声と反対の方向に走り出した。
厄介事に巻き込まれたくない一心で逃げる。逃げる。逃げる。アメフト部からランニングバックとして誘いを受けそうなくらいの勢いで。
怒声と哀願の声は徐々に後方へと遠ざかり、ついに耳に届かなくなった。
「ハァ、ハァ、ハァ」
俺は肩で息をしながら、額の汗を拭く。一息ついて安堵の表情。
「ここまで来ればもうあんskdふぉp@sd、ぬふっ!!」
気を緩めた途端、俺の背中に何か重く柔らかいものが激突した。エビ反りになって豪快に顔面を地面に打ちつける俺。
「あいたた……って、こ、子供!?この子が飛んできたのか」
状況が全く理解できないまま、俺は背中に覆いかぶさっていた子供を抱き、地面に寝かせた。先程、先生とか何とか謝っていた子供に
違いあるまい。少年かと思っていたが、どうやら少女のようだ。14,5歳くらいか、ショートカットの活発そうな子だ。しかし、
何故俺の背後から激突する必要があるのか。っていうか、無事……なのか?
「おい、大丈夫か?」
見守ってみる。
- 214 名前:1:2006/11/29(水) 23:14:41
- 「いったぁい」
ゆっくりと上半身を起き上がらせた。すごい。普通に無傷だし。
「ああ、すみません。ぶつかっちゃったみたいですね。先生ったら本気で突っ込んで来るんだもん」
と、謝罪しながら照れ笑いを浮かべる余裕すら見せた。頑丈な子だ。それにしても、これは例の先生とやらの仕業なのか。
「よぉし、動くな!ついに観念したわね」
背後からドスのきいた声。
「先生!」
怯えて表情を一転させて少女が、俺の胸の中に隠れた。結局こうなるのか。やはりこの世界は厄介事に満ち、どうやらそれらは俺の
元に集まる性質があるらしい。先生と呼ばれる女の言う通り観念して、俺は彼女と対峙すべく立ち上がった。
それにしても子供相手にこの仕打ちはひどい。ここは大人としてガツンと一言、
「おk、待って!話せば分かる!ラブ&ピース」
物申すのは怖いので弱腰に出ることにした。暴力女教師の顔を確認する。年の頃は20代前半だろうか。半分ほどイギリス人の血が
入っていそうな顔立ち、右手にはいかにも重そうなハルバート、ってお〜〜い!
「カエラ……さん!?」
ついつい敬称付き。
「あ」
俺の顔を認めた彼女は、手の中の得物を落とした。予想だにしない再会に、俺達はお互いあんぐりと口を開けたまま、
見詰め合うのだった。
続 く
- 215 名前:1:2006/11/29(水) 23:15:43
- 今日はここまで。
- 216 名前:Mr.名無しさん:2006/11/29(水) 23:18:13
- 1乙
おっぱい!!!ぱいのぱーい!!!
- 217 名前:Mr.名無しさん:2006/11/29(水) 23:33:16
- 相変わらず突然現れるな。だが、それがいい
- 218 名前:お茶汲み係:2006/11/30(木) 02:10:01 ?
- 乙かれチャーン!
- 219 名前:Mr.名無しさん:2006/11/30(木) 02:38:36
- >>1乙、年末商戦ガンガレ
>>218
お茶くめよ。
- 220 名前:お茶汲み係:2006/11/30(木) 11:47:16 ?
- 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ >>219 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ズドドドドドドドド
ヽ )ノ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~
旦~ ⌒(゚д゚)ノ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ドドドド
/. ( ヽ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ドドドドド ドドド
旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~
旦~ 旦~ 旦~ ドドドド
- 221 名前:Mr.名無しさん:2006/12/01(金) 02:01:34
- きてたああああああ1乙!!!
- 222 名前:Mr.名無しさん:2006/12/01(金) 21:59:51
- >>1とまとめの人とお茶汲み乙!!
- 223 名前:お茶汲み係:2006/12/03(日) 07:19:17 ?
- テンカりんハアハア
- 224 名前:Mr.名無しさん:2006/12/05(火) 23:04:40
- 生きるのが苦しい、これから先、まだ苦しくなるのか。
- 225 名前:1:2006/12/05(火) 23:05:02
- エピローグ(カエラ2)
「なんでここに!?」
俺はカエラの顔を指差す。負けじと俺の顔を指差すカエラ。至近距離で同時に指差したものだから、2本の指が壮絶な勢いで突き合い、
思い切り突き指をしてしまった。悶絶の再会。
「っ痛ぁ……それはこっちのセリフ。何であなたがここにいるの?」
「うん。色々事情があってね。しかし痛ぇ!」
ぐいぐいと人指し指を引っ張る。本懐たる人を指した上での名誉の負傷なのだから、俺の人指し指もさぞ満足したことだろう。
「先生の知り合いなんですか?」
脇からそろ〜っと俺達の顔色を窺いながら、ショートカット少女が問う。
「うん。まぁね。って、あんた!そんなことより何で修道院の塔を吹っ飛ばしてくれたの!?」
あの塔は修道院のものだったのか。っていうか、この子があの爆発を起こしたのかよ……。ってか、俺との再会はそんなこと程度?
「うう、ちょっと魔術の練習してて……すみません」
ちょっと魔術の練習であの惨状か。甜歌に勝るとも劣らない魔力の持ち主。ってか、尖塔を吹き飛ばせばカエラも怒って当然だな。俺でも怒る。
ここでカエラはほんの短い間、思案した。そして、
「罰として尖塔の瓦礫を完全撤去するまで食事抜き。それも独りで」
被告である教え子に対して判決を言い渡した。なかなか手厳しい。しかし子供を叱る時には有効な手段であるのも事実。出来る筈もない
無理難題を言いつけて、十分反省した所で諭してやるつもりだろう。躾のテクニックを身につけるとは、カエラも大人になったものだ。
「ひぃ!?そんなの無理に決まってるじゃないですか……」
変な所から悲鳴を上げて、眉を下げる少女。まぁ、普通に考えて無理だろうな。
「早く取り掛からないと日が暮れちゃうわよ〜」
ああ、本気でしたか。
「そんなぁ!!」
- 226 名前:1:2006/12/05(火) 23:06:06
- と嘆きつつも、少女はダッシュで修道院に走り去った。罰を受け入れる方も受け入れる方だ。やはりこの世界の人達、何処か狂っている。
「おいおい、無理だろ。あの子独りでどうやって撤去作業するんだよ」
「心配ないわ。あの子なら出来る。独学で魔術も勉強してるんだし」
あっけらかんとカエラ。そういうものなのか。甜歌といい魔法使えれば何でもありだな。無力な俺は、憐憫の眼差しで少女を見送るのであった。
それはさておき、
「さっきの話から推測するに、カエラはあそこの修道院で教師をしてるのか?」
「ええ。っても、教師なんて大層なもんじゃないけどね。修道院に学校が併設されてるの。魔物がいなくなったとは言え物騒だし、子供達に
体術を教えてる」
僧侶なのに体術という所が、いかにも彼女らしい。細身の身体に似合わない馬鹿力で、容赦なく生徒達に鉄拳教育を施しているわけか。リアル
世界なら即刻懲戒解雇だな。
と言うより子供の将来が心配だ。俺は天辺を崩壊させた修道院を見ながら、そこにいるカエラの教え子達の身を案じた。
ふとカエラが視線を空に向けた。そして、ちょっと照れくさそうにしながら、
「元気だった?」
聞き取れるか聞き取れないか、そんな際どい声で独り言のように呟く。唐突だ。
「あ……うん」
こちらとしては意味もなく照れてしまうわけで、ついつい髪をかく癖を披露。
両者ともに気まずい沈黙。言葉が出ない。風が草を撫でる音が、どういうわけかありがたく感じられた。
「と、とにかく深田のこともあるし、色々聞きたい話もあるわ。今夜はうちの修道院に泊まっていきなさい」
ぶつけるように早口で言い放つと、カエラはさっさと修道院に進路をとって歩き始めた。
「あ、ああ。ありがとう」
俺は為す術なく、シューティングゲームのオプションよろしく、後ろから付いていく。
歩きながら、
- 227 名前:1:2006/12/05(火) 23:06:42
- (カエラ変わったなぁ)
そんな思いが頭を過ぎった。実際のところ彼女の印象は大きく変わった。最初、廃修道院で出会った頃は、人並はずれた馬鹿力と極端な自傷癖も
手伝って、危なっかしいメンヘル娘というイメージが第一だった。それが旅を続ける内に、彼女はりえという第二の人格との融合を果たし、本当の
意味での自分を獲得した。目の前を歩く彼女の背中は、カエラの力強さとりえの柔らかさを備え、見る者に安心を与える。
(そう考えると、教師という職業には適任なのかもしれないなぁ。適職って意外な所にあるもんだ)
自分にとっての適職は何だろう。少なくとも家電屋は向いてないだろうな。なのに5年も続けてる俺って……。そんな下らないことを考えながら、
俺は早足なカエラに歩幅を合わせた。
続 く
- 228 名前:1:2006/12/05(火) 23:07:27
- 今日はここまで。
- 229 名前:Mr.名無しさん:2006/12/05(火) 23:20:49
- 1乙、おもしろいよ。
つづきを、同郷から楽しみにしています。
- 230 名前:Mr.名無しさん:2006/12/06(水) 04:32:41
- >>1乙。
相変わらず読ませる力は凄いな('A`)
- 231 名前:Mr.名無しさん:2006/12/06(水) 05:22:17
- カエラ(*´Д`)'`ァ'`ァ
- 232 名前:Mr.名無しさん:2006/12/07(木) 21:03:23
- いいなー
- 233 名前:Mr.名無しさん:2006/12/07(木) 23:29:05
- んだよ!んヶ月振りに見たら来てたじゃんかョ! んだ?コラ? あ??
>>1乙!
age
- 234 名前:Mr.名無しさん:2006/12/08(金) 12:56:24
- お前らたった二人でキャラ変えてレス大変だな
- 235 名前:お茶汲み係:2006/12/09(土) 15:32:16 ?
- 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ >>1 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ズドドドドドドドド
ヽ )ノ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~
旦~ ⌒(゚д゚)ノ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ドドドド
/. ( ヽ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ドドドドド ドドド
旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~
旦~ 旦~ 旦~ ドドドド
- 236 名前:お茶汲み係:2006/12/10(日) 18:09:13 ?
- 最近はお茶より紅茶の方が好き
- 237 名前:Mr.名無しさん:2006/12/11(月) 01:59:33
- 今考えた妄想なんだけど。 @俺が学校一の美女(めちゃめちゃ可愛くて女王様として崇められてる)が俺を誘惑(俺を利用するためのフリ)して「嫌いな男を全て殺してくれたら付き合ってあげる」と言って、
- 238 名前:237の続き:2006/12/11(月) 02:00:38
- 俺が次々と男子生徒とかを銃や日本刀で殺していって(俺のキャラは種死のシン、キレたり覚醒とかする)最期にイケメンのもう一人の主人公にやられるって話と
- 239 名前:続き:2006/12/11(月) 02:03:17
- A俺に良く声似た奴に俺の顔に整形してもらって、俺は超イケメンになって声も変えてクラスの転入生で入りこんで、ソイツの近くにいながら夜神月みたいに皆に向かって「このバカどもは・・・」と思ってて最期はバレて逮捕される話
- 240 名前:続き:2006/12/11(月) 02:04:38
- どっちを小説化漫画化アニメ化してほしい?感想マジレスよろ
- 241 名前:妄想書いた俺だが:2006/12/11(月) 02:12:22
- ちなみに@の話では他の皆が俺を説得するんだが俺の頭にはその女のコの事ばっかりで聞く耳持たずで、逆にそいつらに逆ギレして殺すって感じで
- 242 名前:Mr.名無しさん:2006/12/11(月) 13:45:25
- 乙
- 243 名前:Mr.名無しさん:2006/12/11(月) 17:19:15
- >>240
2だな。何をやりたいのかわからんところがいい
- 244 名前:Mr.名無しさん:2006/12/11(月) 19:29:21
- そっか
- 245 名前:Mr.名無しさん:2006/12/12(火) 00:12:40
- 2かな。なぜ逮捕されるのか分からんが2だ。
- 246 名前:Mr.名無しさん:2006/12/12(火) 02:34:33
- ↑何で?
- 247 名前:Mr.名無しさん:2006/12/14(木) 23:50:47
- ↑なんでなんで!
- 248 名前:お茶汲み係:2006/12/15(金) 01:24:39 ?
- がおー
- 249 名前:お茶汲み係:2006/12/16(土) 01:11:10 ?
- どようび〜・∀・ふぃ〜ば〜
- 250 名前:お茶汲み係:2006/12/17(日) 16:53:51 ?
- にちようび〜・∀・にちようび〜
- 251 名前:お茶汲み係:2006/12/17(日) 23:26:56 ?
- あと30ぷんでげつようび〜・∀・ときよとまれ〜
- 252 名前:お茶汲み係:2006/12/18(月) 18:11:13 ?
- ただいま〜・∀・さよならげつようび〜
- 253 名前:33:2006/12/18(月) 19:54:12
- 独立して自らの事業を始め一旗揚げようとして色々やってたら、
妄想の連載が半年近く休載することになった。
別に期待されているわけでもなさそうだが、本当に申し訳ない。
第三章の第1話を書き上げたから、とりあえずうpする。
- 254 名前:33 〜第三章〜 謀略 第1話 (1/4):2006/12/18(月) 20:02:42
- 「今だ!撃てー!」
密林に潜んでいた伏兵部隊は射程範囲に入った敵軍目掛けてクロスボウの一斉射撃を浴びせた。
不意を突かれて乱れた敵陣に切り込み部隊が突入する。おれもフォルディング・ブレイドを手に走り出した。
計画通りに敵との交戦を極力避けて敵陣を通り抜けることに専念する。
狙いは敵の指揮系統の崩壊と敗走。戦功より戦力の温存に苦心しなければならない。
なぜなら、おれは連隊参謀・兼・第三連隊ホーエングラム中隊副隊長・兼・モリスヒル守備作戦参謀として起用された。
階級も少尉に昇進した。もう少尉待遇というややこしい処置ともおさらばだ。
もう3ヶ月以上もモリスヒルの守備作戦を続行してきたにもかかわらず、
兵力増強はまったくなし。第二軍団の歩兵師団、弓兵師団各一個、尖塔騎士団第五大隊、
そして第三独立戦闘連隊のみで要塞修築が完成するまでモリスヒルを守りぬけるという困難な任務だ。
敵の前線基地を攻略したとはいえ、侵攻路線がまったくなくなったわけではない。
国力からいえばまだ帝国には絶対的な優勢がある。
拠点がなくなって流石に騎士団二個程度の大規模な遠征はできなくなったが、
真正面からガチで戦えば消耗戦に持ち込まれて要塞化ところではなくなる。
モリスヒルを確保するため、この3ヶ月の間に考案した作戦といえば、伏兵、奇襲、夜襲、暗殺、火計...
マキャベリも真っ青な鬼畜戦術を次々と実践した。それ以外の方法が思いつかない。
真の知将なら少ない兵力でも敵の主力を撃滅する奇策を「ムフフフ」といいながら部下に授けるものだが。
それでも芸、もとい策略が細かいので、軍部ではわりと好評のようだ。
確かに上層部から見れば少ない兵力で拠点維持できているからコストパフォーマンスがいいし、
一般兵にとって生還率を何よりも優先する作戦を立てる参謀はなんともありがたい。
- 255 名前:33 〜第三章〜 謀略 第1話 (2/4):2006/12/18(月) 20:05:03
- 「よーし、敵は算を乱して逃げ出そうとしている。追撃はするな!適当にクロスボウでも2、3発ぶちこんでやれ。」
もっとも前線指揮までやってくれる参謀なんて数えるしかいないだろう。
敵が撤退すると見るやいなや、おれも伏兵部隊の後退を指示した。
兵力の損傷を最低限に抑えることができ、無事モリスヒルの陣地へ戻れた。
「お疲れ様、『鬼参謀』殿。」
「ん?おれのあだ名まだ更新されたんだ。」
同じ連隊の参謀として、イスミナもこのモリスヒルに駐在している。
独立戦闘連隊に入ってから、数えるしかいない前線に出る参謀の一人になった。
出撃しては敵陣の真っ只中にアシッドレインの魔法をかけ、正確な狙撃で狼狽える敵兵の目玉に矢を打ち込む。
普段のかわいらしい振る舞いからは想像もつかない虐殺を繰り広げる魔法戦士。
術の性質が基本的にえぐい火術を専門とするサラもその残虐さには遠く及ばない。
「そうみたいね。コルド谷の人斬りから、デーモン殺し、そして今は鬼参謀だよね。」
「中尉も武名を挙げているじゃないか。あだ名、おれのよりずっとかっこいい。」
「ひどい。」
と、『悪魔の令嬢』ことヤーデ公爵家令嬢イスミナがふくれて口を尖らせた。
いやらしい響きが気に入らないらしい。
「で、例の情報について聞きたいが...」
「...あれはもう確認済み。敵はこの地域の補給ラインをフル稼働させ、
兵員をモリスヒルより東南の平原に集結させている。要塞化は完成間近だから焦っているだろう。」
仕事の話になると口調が一変するイスミナ。
- 256 名前:33 〜第三章〜 謀略 第1話 (3/4):2006/12/18(月) 20:06:14
- 「蛮族平定戦線からわざわざ鬼宿騎士団を引っ張ってきたって情報も確かか?」
「鬼宿騎士団全軍のお出まし。我が王国の実力から見ればもったいないぐらいの陣容じゃないかな。」
「おれらが頑張って勝ち続けたご褒美ってわけさ。セックール王国軍も買いかぶられたものだ。」
「迎撃には第二軍団と銀杯騎士団。サポートにはもちろん我が連隊、それに第一連隊も加える。」
「はっきり言うと、数ではこっちが上だが、質がな。」
「そこでエルラン将軍からのある案が採用されたが、それが...」
「いや、あの御仁のことだ、どういう案なのか察しがつく。要はおれに無茶しろとのことだろう。」
「基本的な防御施設が完成した出丸を第二軍団が固守し、銀杯騎士団は野戦を挑み機を見て敵の側面を突く。
そしてサポートの二個連隊は...敵の本陣を強襲する。」
「やはりな。その死ね死ね作戦の前線指揮はおれがやれと。」
「簡単に言えばそう。他の連隊作戦本部要員の参加は自由だが、私は行く。」
「そうか。レナに衛生兵を指揮してもらった方がいい。一人でも生還者を増やすために。」
ゲリラ戦を得意とする独立戦闘連隊だが、その特殊な編成は強襲作戦においても一般の師団よりは向いている。
しかし、相手は精強を謳われる鬼宿騎士団。ただ突っ込んで行くだけでは華々しく散り去るのみだ。
さて、どう仕掛けるべきか。
- 257 名前:33 〜第三章〜 謀略 第1話 (4/4):2006/12/18(月) 20:08:08
- 「セックール王国軍の布陣はやはり『?角の勢』だな。エルランの老狐め。」
「一方を攻めればもう一方に背後を襲われる、という寸法でございますね。私の提案、ご覧になられましたか?」
「必要最低の兵力で野戦軍を防ぎ、主力で守備隊を集中攻撃するあれか。
着眼点はいいが、時間的にはかなりきつい作戦だ。それに味方に酷い損傷が出る恐れがある。」
「もうしわけございません。」
「少ない兵力で野戦軍を引き付けるアイデアはいいが、何も防戦に回る必要がない。」
「寡兵で敵を攻撃するとのことでしょうか?」
「そう、ちゃんと段取りを組んでやればかなりの時間を稼げる。
おれの考えでは、まず中央突破を狙うかの如く突撃をかます。?角の勢の趣旨に沿って敵は必ず退く。
やつらが態勢を立て直そうとする間に適当に暴れてから近くの密林へ逃げる。
追撃してくるなら密林に引き込んで数の優勢を削る。無視するなら背後に回って叩く。
時間稼いでいる間に本陣を守るための陣地を工兵が築き、ゲリラ戦が維持できなくなったらそこで防衛ラインを敷く。
主力はただ全力で砦を攻めればいい。」
「作戦内容から見れば、閣下がゲリラ戦をご采配なさる貴慮でしょうか?」
「おれ以外にそんな芸当ができる指揮官は少なくともこの騎士団にはいない。
副将のお前は堅実な城攻め作戦には向いているから、主力部隊の方は頼んだぞ。」
「承りました。ところで、ずっと駐在していた敵の独立戦闘部隊とその増援は所在が判明できませんが。」
「部隊の性質から考えれば野戦軍と連携した伏兵作戦だろう。
最初の突撃では別働隊を二陣にわけて後詰めが伏兵の警戒に当たらせる。ゲリラ戦に移行してからは鬼ごっこになるな。」
「しかし敵には地の利を占めておりますが。」
「やばくなったら素早く防衛ラインの配置に入るだけさ。そうなると最初の猫だまし以外卿の作戦と同じものになるが。
拠点がなくなったまま戦うという大本営の愚策を我々が最善を尽くしなんとかするしかない。」
「あの部隊には確か、モリスヒルを守る奇策を次々と立てた異世界人がいます。やはり探った方がいいのでは?」
「別にいい。今回の作戦はエルランが取り仕切っている。異世界人の出る幕がなさそうだ。」
- 258 名前:Mr.名無しさん:2006/12/19(火) 12:19:36
- 乙
- 259 名前:Mr.名無しさん:2006/12/19(火) 23:14:55
- >>33キテタ━━━('A`)━━━!
おかえり!乙!
- 260 名前:33 〜第三章〜 謀略 第1話 解説:2006/12/20(水) 00:15:07
- ちなみに『?角の勢』と表示不能になっている布陣は三国演義に登場した
『掎角の計』のことである。詳しくは以下のサイトをご参考までにどうぞ:
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Darts/9132/tokuyu/tokuyu1_5.html
- 261 名前:お茶汲み係:2006/12/21(木) 00:17:27 ?
- ↓いでよ1!
- 262 名前:お茶汲み係:2006/12/22(金) 02:05:38 ?
- クリスマスは薔薇乙女達と過ごす予定です
超幸せ\(^o^)/
- 263 名前:Mr.名無しさん:2006/12/22(金) 02:44:08
- 俺も
- 264 名前:Mr.名無しさん:2006/12/22(金) 05:00:46
- 俺はこれから仕事
- 265 名前:Mr.名無しさん:2006/12/22(金) 20:48:00
- クリスマスペシャルが有ると信じて待つよ!
- 266 名前:Mr.名無しさん:2006/12/22(金) 21:15:52
- そろそろ2ねんだな
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