MS編 第三部 12話〜17話
- 589 名前:1
[] 投稿日:2005/02/12 (土) 10:33:46
- 第12話
安室に第三世代俺専用MSを託した俺達。戦艦畠敷は、大西洋を横断して連邦軍カリフォルニア基地に向かうこ
とになる。アメリカ大陸に入りハートフォード基地で補給を終え、カリフォルニアを一路目指す。ところが、
機関部員である岩橋(大学時代のゼミ仲間。風呂には入らない主義。石の匂いがする)のミスによりエンジン
停止。一晩冷却しないと航行できない。仕方なくネバダの砂漠で一夜を明かすことに。他の連中はラスベガス
に遊びに出るが、俺はエース松本の謀略にはまりブリッジで見張りをすることになる。あんまり暇なので、同
じく寝ずの番を任命された田王(大学時代の親友。1年間のニート歴有り)とブリッジのモニタにPS2を接続し
てDBZ3をしている。そこにMS盗賊登場。あっという間に畠敷囲まれる。オロオロする田王。俺は仕方なく単機
で出撃する。いかに俺と言えども、ズム一機でデザートザッコ5機は厳しい。3機まで落とすものの、残り1機
がきつい。通信で話をすると、まだ子供で、両親はカジノですって自殺したとのこと。盗賊に拾われて、生き
る為に仕方なくMS盗賊をしているようだ。俺は説得を呼びかけてみる。コクピットのハッチが開く。出てきた
のは少女(ナタリー・ポートマン。ver.レオン)。俺は彼女を畠敷に保護する。そこにちょうど、クルー達が
ラスベガスから帰ってくる。浜崎は散々すったようで不機嫌この上ない。ナタリーは畠敷に乗せてくれ、と俺
に懇願する。しかし、子供を乗せるわけにはいかないので、カリフォルニアに着いたら、しかるべき機関に彼
女の身柄を預けることにする。その時、俺の脳裏には子供なのに戦争に参加している甜歌の姿が浮かぶ。彼女
の行方を案ずる気持ちが更に肥大するのであった。
- 596 名前:1
[] 投稿日:2005/02/12 (土) 22:44:57
- >>594
スマソw
実は最初子供2人出そうと思ったんだが、途中で変更したんだ。
その名残。
- 598 名前:1
[] 投稿日:2005/02/14 (月) 01:30:46
- 第13話
カリフォルニア基地に到着した畠敷。明後日の観艦式に俺達畠敷隊も護衛艦として参加
することになる。しばしの休息。俺も浜崎もそろそろ日本食が恋しくなり、日本食料理
屋に出かける。その途中、街中を車で走りながら、ふと俺は思い出す。今日はバレンタ
インデーだ。去年のバレンタインは、甜歌に糞不味いチョコをもらった。今頃、彼女は
どうしているのだろうか。そんな思いを巡らせながら料理屋に到着。するとそこに奇跡
が。なんと甜歌がいるではないか。俺仰天。あっちも仰天。俺は嬉しさの余り、立ち尽
くす。甜歌も喜色満面の表情になる。俺達は再会を喜び合う(浜崎、少しムッとす
る)。しばらく見ないうちに随分身長が伸びている。しかし、甜歌はどことなく以前と
違う。天然風味が消えたというか。まぁ、それも成長したってことだろうと、俺、勝手
に納得。甜歌と相席している連邦の軍人が、俺達の会話を聞いて「あなたはひょっとし
てあの三次基地の?」と尋ねる。俺が頷くと、彼は織駆(色黒。あだ名はオリハルコン)
と名乗り俺に握手を求める。しかも痛いほど力を込めて握る。一変して、不穏な空気。
「伝説か何だか知らないが、いい気になるなよ」鋭い目つきで睨み付け、俺に耳打ちを
した。「甜歌行こうか♪」と、コロッと態度を変えて甜歌を連れて帰っていった。甜歌
は俺とのすれ違いざまに「ごめんね…」と一言。その時の寂しそうな笑顔が、俺をひど
く不安にした。因みに浜崎は完全に忘れ去られたことに怒り、当然のことながら食事代
はオール俺持ちとなった。
- 604 名前:1
[] 投稿日:2005/02/15 (火) 01:02:14
- 第14話
そして艦監式当日。畠敷は庭の隅のダンゴムシよろしく、連邦軍総司令官を乗せた
艦のかなり後方を護衛している。俺も浜崎もいざという時に備えて、パイロットス
ーツを着て控える。カリフォルニア基地を出発して、艦はサンフランシスコ宇宙港
にほどなく到着するというところ。ここから各艦は月基地に向かう。式は滞りなく
終わりそうだ。俺はあまり暇なので、コクピット内のメインモニタに目を移しなが
ら、密かにサブモニタでドラゴンボールZ3(ドラゴンユニバースモード)をプレ
イ中。浜崎はネイルカラーを塗っている。司令艦が基地に入ろうとした、その時、
突如、周囲の護衛艦が次々と謎の連鎖爆発を起こす。鳴り響くサイレン。俺達は
とりあえず出撃。しかし敵が見えない。一体どこから攻撃しているのか。連邦の
息はバラバラ。エース松本もあっさり撃墜される。そんな時、コクピットのメイ
ンモニタに映像が入る。友岡公国の王である友岡だ。どうやら連邦の頭を潰すつ
もりらしい。しかし、俺は友岡の演説中に持ち前の勘と経験を活かして敵MSを
発見する。光学迷彩を搭載したそのMSの動きを俺の目は見逃さない。浜崎はま
だ敵を見出せないらしい。俺は彼女をカバーしながら戦うので結構苦戦。そこに
2機の量産型次世代俺専用MSが。通信によると一機は織駆が搭乗。そしてもう
一機は甜歌が乗っている織駆の腕はかなりのもので、次々公国MSを撃墜。甜歌
もそれに続く。結局俺が浜崎を庇っている内に、彼らは敵機を敵機を全滅させる。
。「伝説のエースさんよ。あんたの時代は終わったんだよ!」織駆は自信満々。
俺達は満身創痍。こうしてサンフランシスコ襲撃戦は幕を閉じた。
司令艦の打ち上げは延期される。そして護衛隊の再編成が成される。その際、俺
は撃墜数が考慮され、最重要護衛艦に配属される。俺は一抹の不安と共に、宇宙
を目指すことに。
- 605 名前:1
[] 投稿日:2005/02/16 (水) 00:54:58
- 第15話
護衛任務についた俺。浜崎は今回の任務には参加できず留守番だ。そして打ち上げ。
俺は久々の宇宙に感慨深く、窓外を眺める。そこに聴きなれた声。甜歌だ。目一杯
明るく振舞っているようだが、無理をしているのがはっきりと分かる。そんな彼女
を、俺は優しく見つめる。次第に甜歌の目から涙が落ち始め、ついには俺に抱きつ
いて号泣する。よほど辛いことがあったのだろう。俺は優しく彼女の肩を抱く。そ
して甜歌は訥々と話し始める。実は織駆は友岡公国の第二王子で、連邦の頭を討つ
為にこの艦に潜入したのだという。サンフランシスコでの戦闘は狂言だった。甜歌
はさきほどその計画を知らされ、共に公国に帰るよう誘われた。俺と会わない間、
孤独を嫌というほど味わった甜歌は、織駆の甘い罠に危うくはまるところだった。
しかし、俺という存在が現れたことで、危険な誘惑をはねのけた。「心配しなくて
いい。俺がなんとかするから…」俺は甜歌を再び強く抱きしめた。
俺は織駆を探してMSドックに向かう。しかし、時既に遅し。織駆用MSがない。俺は
ズムUに乗ると船外に向かう。織駆機が警戒任務と称して司令艦の艦橋を目指して
いる。このままでは間に合わない。ズムUの糞の如き出力では追いつけない。そう
している間に、織駆司令艦艦橋の上部に。そしてライフルを構える。艦橋がざわめ
き始める。ヤバイ。かなりヤバイ。俺は一か八かで、ロングライフルの照準を合わ
せる。「ままよ!」艦橋に爆音が響く。織駆機のライフルが木っ端微塵に吹き飛ん
でいる。俺、ナイスシューティング。ここで織駆発狂。艦橋目掛けて捨て身のタッ
クル。しかし、すでに追いついていた俺が払いのける。「いっつも邪魔してくれる
んだなぁ、おい!!」サーベルで俺を攻撃してくる織駆。どうやら彼は甜歌に色目
を使っていたのだが、彼女は(俺のことを想っていた為)それに応じなかったらしい。
そんな三角関係も入り混じりつつ、白兵戦が続く。ここでエンディングに。
- 618 名前:1
[] 投稿日:2005/02/17 (木) 00:56:30
- 第16話
いかに俺とはいえ、ズムUで量産型次世代俺専用MSの相手はきつい。片腕を失い頭部を
吹き飛ばされる。俺の命運も尽きたかと観念する(今までの人生が走馬灯のように頭をか
けめるぐるが、ろくでもない思い出ばかりと気づき愕然とする)。サーベルの刃先がズム
Uのコクピットをとらえる。爆炎が上がる。しかし俺は無事。ズムUと量産型次世代俺専
用MSの間に、もう一機の量産型次世代俺専用MS。そしてその胸部にサーベルが…
「甜歌…!?」俺と織駆が同時に叫ぶ。それは甜歌が乗るMSだった。俺はなりふりかまわ
ずハッチを開け量産型次世代俺専用MSのハッチを開ける。そこには傷ついた甜歌が。俺
はコクピットシートから彼女を助け出し、ズムUに連れ帰る。織駆放心状態。「そんなつ
もりはなかったんだ…そんなつもりはぁあああああ!!」テンパって、ズムUに向けて猛
突進してくる織駆。俺は咄嗟に甜歌機が背負っているライフルを抜くと、織駆機に照準を
しぼり、ぎりぎりまでひきつけて発射。織駆機大爆発。俺は胸の中の甜歌に目をやる。外
傷は擦り傷程度のようだが、予断を許さない状態。半壊したズムUで護衛艦へと引き返す。
その頃、友岡公国の国王友岡(そういえば、中1の時、英語の参考問題集を貸したまま返
してもらってない)は次男織駆の死を報告されていた。息子を戦場にやった時から覚悟は
していたとはいえ、そこは親子。その死を悼まずにはいられない。「こうなれば、サイク
ロプス計画を発動させるしかないか…」沈痛な面持ちの友岡の目に、復讐の念が宿った瞬
間だった。
- 626 名前:1
[] 投稿日:2005/02/18 (金) 01:23:43
- 第17話
辛くも連邦軍総司令官を守りきった俺達は、彼を月面基地に送り届けた後、再び
地球に帰還することに。俺は医務室の甜歌を訪ねる。頭に包帯を巻いているもの
の、至って元気そうだ。「元気そうでよかった」俺はベッドの脇に座り、優しく
声をかける。しばらく、取り留めのない会話をしている内、甜歌は急に押し黙っ
てしまう。その表情は憂いを秘めている。「もう一度だけ…もう一度だけ泣いて
いい?」俺は黙って頷く。連邦軍内での孤独な日々、織駆の誘いによる葛藤、そ
して死への恐怖は彼女の心を傷めていた。それら全てを振り払うように、甜歌は
俺の胸の中で泣いた。俺という拠り所に帰ってきた安堵が彼女をいつしか眠りへ
と誘っていた。俺は甜歌をゆっくりと寝かせると医務室を出た。
その頃、友岡公国では、国王の長男市川(中学校時の同級生。ルパンと豆に似て
いる)が王の間に呼び出されていた。友岡王は市川にオペレーションSの指揮を
託す。「お任せを」(ルパン並みに)不適な笑みを浮かべる市川。オペレーショ
ンSとはNT用MSサイクロプスによって同時多発的に連邦軍主要施設を占拠する計
画だ。
俺はそんな計画が着々と進んでいるとは露知らず、地球に帰還する準備を終わら
せる。そしていよいよ帰還しようかとシャトルの座席に着いた時、隣に見覚えの
ある影が。甜歌だ。「お、お前、なんでここに!?」「わたしはとお兄ちゃんは
一心同体なんだからね」と大声で爆弾天然発言。俺は周囲(女児誘拐犯を見るよ
うな目つき)を気にして気まずい。しかし、甜歌の笑顔を見ていると、そんなこ
とはどうでもよくなるのであった。
ちなみに俺を不審に思った乗客が通報し、俺はサンフランシスコ宇宙港で約5時間
拘留される羽目になるのであった。
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