秋山幸二トークショー(鬼橋美智子対談)
財団法人小郡市公園ふれあい公社の設立10周年記念として、11月14日(日曜日)10:30〜12:05、小郡市文化会館で、400人ほどが集まり、秋山幸二トークショーが開催されました。
RKBラジオキャスターのオニちゃんこと鬼橋美智子さんの軽快な司会で、楽しいトークが繰広げられ、ドラフト外の入団の経緯、MLBへの憧れ、城島の前転の秘話、野球上達の秘訣などおもしろい話がありました。その感動が消えないうちに、明日への糧になるべく、皆様にその概要をご案内いたします。
大のホークスファンの私は、タダ吉君に貰った招待券でのサインボール抽選会に臨むも、おしくも一番違い!
秋山選手は、1962年生まれ、西武ライオンズを経て、94年から40歳までダイエーホークスでプレーしていました。現在、42歳、身長186cmで、野球解説者として、また、2軍監督として活躍中です。
秋山選手は、小学校時代はキャッチャー、中学時代はセンターとサード、八代高校時代は背が高かったことからピッチャーに指名され、高校3年生時の熊本県大会では、ストレートと曲がらないカーブの2球種で決勝戦まで進出した。
当時、大学進学の意志を固めていたが、12球団からドラフト外のオファーがあり、11球団はピッチャーとしてのオファーであったが、西武ライオンズだけは、高校時代4本目のHRである藤崎台球場での決勝戦の左中間先制ホームランを評価してか、野手としての申し出があったので、それならと思い高卒でプロに入団することを決心した。

入団当時は、田淵、土井、山崎、太田、東尾など18歳ほどまで離れた先輩たちのパンチパーマ、金のネックレス・腕輪、エナメルの靴に圧倒された。先輩に追いつくために、人の3、4倍練習することにし、また、4年間頑張ってダメだったら田舎に帰ろうと決め、とにかく、練習に打ち込んだ。所沢は遊ぶところが無く、また、田舎者で都内に出る気もしなかったのが幸いしたと思う。今は、手取り足取り教えてもらえるが、当時は、技術は、目で盗めと言われ、教えて貰えなくて、自分で試行錯誤して練習した。
1年目は、消化試合の最後の5試合で1軍プレーし、2年目は、2軍でホームラン王と打点王になり、ちょっと、天狗に成り掛けていた。そんな折、米国のマイナーリーグへの第一期留学生に選ばれ、メジャーの実力を実感した。
それまでは、1軍でのプレーが目標であったが、メジャーリーグを目標にすることにした。今は、ポスティングシステムなどの道が拓けたが、当時はメジャーへの道がなく、いつもメジャーに挑戦したいと思っていた。
目標をメジャーにおいてからは、順調なプレーや打撃ができるようになった。
また、コーチの指導も、バントやバスターの練習は全くさせられず、長距離砲としての練習ばかりやらされた。その分、三振が多くなった。
さて、バク転は、5回やったけど、最初は目立ちたくてやった訳ではなかった。日本シリーズ第7戦で、0−2で負けていてベンチのムードが暗かったので、同点2ランホームランを打った時にチームを勢い付けられるかなと思ってやったのが最初だった。
後の4回は、ほぼ勝利を確信した快打時に、新聞の見出しを意識してやったかな!
試合中、城島とベンチで会話していた時、バク転の話となり、「今度サヨナラホームランでも打った時、お前もやったら」と言ったら、城島は、「僕は、出来ないから前転でもやります」と答えた。2日後に、ほんとにサヨナラホームランを打ち、前転をやったのを見て、「カッコ悪りぃー」と思って見ていたが、ほんとに実行したのには感心した。
ところで、良い選手は、守備に就きながら、バッターのくせ、投手の配球、気流、ランナー、バウンドなど色んなシチュエーションを考えて、すぐ、行動できるようにしている。
また、バッティングは、皆さんが箸を使うように、バットの芯を投げられた球に最短で合わせられるようになるように練習に練習を重ねるしかない。現在、2軍の選手を指導しているが、(犬と同じように)、条件反射で動けるようになることを目標にしている。
西武の松坂投手から顔にデッドボールを受けたことがあるが、休んだ次の打席は確かに恐怖心があった。しかし、野球には、ゴルフでも同じだけど、ルーティングと言われる常に同じ行動を取る手段がある。ネクストサークルで、同じ柔軟運動、スイングをし、投球をイメージし、打席に立ったら、足の位置決め、肩を揃え、定位置に構える事で恐怖心は一掃された。
今でも、ルーティングが最も重要だと思っている。
よく、練習では、絶好調なのに、本番に弱い選手が居る。なぜ、本番で打てないかと言うと、「ここで打たないと負けちゃう」とか「打ってやる」とか考えるためで、体が覚えているルーティングを守り、余計なことを考えないで今やるべきことだけを考えることが重要である。これが平常心を養う方法である。
今日は、野球少年も来ているが、人一倍練習して、投打守の全てに対する目標レベルを上げて、どうすれば上手くなれるかを常に考え、時には、プロや上手な人を見たり、質問したりして、試行錯誤するしかないと思う。そして、将来の夢を描いて上手くなれるというイメージを抱いて頑張るしかないと思う。

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