〜3歳12月 〜激動の3歳路線〜

 3歳馬にはまだ自らの路線というものがそうハッキリとは存在していない。デビュー後、全馬がほぼ同じ道を進む。自分1頭だけなら連勝していけるであろうその道を、ライバルが、或いは自らの成長型という壁が遮る。ライバルに弾かれ、シブガキ達は1頭、また1頭と自らの路線を見付けていく。そんな中、ある一頭を突然の悲劇が襲う・・・! シブガキ16カップ波乱の3歳路線が今開幕!!





入厩
 入厩は1月1週。事前に行われた抽選の通りに行われた。希望が3頭以上重なったのは藤枝厩舎のみで、外れたサンタンデル号は栗東の「仕上げが早く3歳戦には特に強い」山藤厩舎へ入厩した。他の馬は希望通りの入厩を果たした。詳しくは下の画像を見て欲しいが、スバル、ロビーキーンの牝馬2頭は「牝馬に強い」鶴鍋厩舎。ジハードミュラーは「レースを使いながら仕上げる」古窪厩舎。メル、サキモリノウタの2頭は「休み明けでもきっちり仕上げる」スタミナ調教中心の奥田厩舎。リゲルグは「逃げ 先行馬を育てるのが得意」スピード調教中心の加橋厩舎に入厩した。

美穂入厩馬 栗東入厩馬







7月札幌
 夏真っ盛り。シブガキ達の戦いは北の大地、北海道の札幌で賑やかに始まる。
 7月1週の3歳新馬には札幌始動の4頭の登録があった。敗者は7月3週の3歳新馬へ進み、勝者は3歳戦初めての重賞、札幌3歳Sへ進む。

7・13歳新馬  7.1 3歳新馬
 札幌始動の4頭が登録。
 超早熟の2頭に比べ、普通型の2頭は印の付き方が苦しい。
 スピード(超早熟)と総合力(普通型)のぶつかり合い!
7・13歳新馬  7.1 3歳新馬 決着
 4頭の激しい叩き合いを制したのは普通型のシゲキ号。
 着順はシゲキ(0.59.6)サキモリ(3)アンテケラ(1/2)モヨロン(クビ)。
 5着はヒシクレバー(31/2)。

 敗れた3頭のうち、アンテケラとモヨロンは7月3週の3歳新馬へと進み、アンテケラが4馬身差で勝利。それでも2着のモヨロンは3着の馬に7馬身差を付けていた。
勝ったシゲキ号は7月4週の札幌3歳Sに出場。グリグリの1番人気で2番人気アドラーブルに4馬身差で勝利を果たす。シブガキ初の重賞制覇でシゲキが賞金王に向かい一歩リード。







8月函館
 札幌からそう遠くない函館競馬場に函館デビュー組が集う。
 函館デビュー組はメル、ホイミ、ジーティーフォー。新馬戦を勝ち上がり、8月4週のコスモス賞を制覇するのはどの馬か。
 一方、札幌デビュー組のモヨロンノスケが函館の地で未勝利脱出に挑む。

8・13歳新馬  8.1 3歳新馬
 メル VS ホイミ。
 メル:◎◎◎○、ホイミ:▲▲○◎。
 ホイミは直線一杯。メルが勝利。
8・23歳新馬  8.2 3歳新馬
 ジーティーフォーが始動。
 2着に7馬身差を付ける圧勝劇。
 タイムは1.11.4(芝1200m)。

 ホイミは続く8月3週の新馬戦で見事4馬身差の勝利。
 モヨロンノスケも8月4週の3歳未勝利を3馬身差で快勝し、未勝利脱出。
 そして、メルが8月4週のコスモス賞(芝1800m)を8馬身差で圧勝し、8月の函館を締め括った。







激動の9月
 9月デビュー派の厩舎に属するシブガキ4頭が阪神9月1週の3歳新馬に集結。
 勝ち馬は何故か9月2週のオープン、野路菊Sへ。敗れた馬は9月3週の3歳新馬で勝ち上がりを狙う。
 一方で中山の9月1週デビューはリゲルグ1頭。また、函館では札幌7月3週の3歳新馬で敗れて以来のサキモリノウタが未勝利に挑む。
 函館9月4週はご存知、函館3歳S。7月札幌の覇者シゲキ他、4頭のシブガキが挑む。

  9.1 3歳新馬
  4頭が揃った賑やかな新馬戦。
  スバル出遅れ。
  3頭の凄まじい叩き合いも、1番人気ジハードが勝利。
 9・13歳新馬 9・13歳新馬直線 9・13歳新馬結果


 新馬戦後、ロビーキーンがソエを痛がり温泉休養となったが、3週で完治し、1ヶ月後に戦線復帰を果たした。
 一方、中山では中舘騎手を背負ったリゲルグが圧倒的なリードを広げて勝利。
 9月1週の新馬戦勝ち馬の2頭は、何故か連闘で9月2週の野路菊Sに出走。1番人気ジハードが勝利。
 ジハードもリゲルグも出走後、疲労でダウン。

  9.3 3歳新馬
  9.1で敗れたスバルとサンタンデルが出走。
  サンタンデル、1番人気も故障発生で・・・
 9・33歳新馬 9・33歳新馬結果 9・33歳新馬予後


 リセットも考えましたが、「結果に手を加えない」という方針に従い、「リセットをしない」ことを堅守させて頂きました。SKさん、このような結果になり、大変申し訳ありませんでした。

 9月4週函館の未勝利戦にサキモリノウタが出場。
 グリグリの1番人気で6馬身差圧勝も、ハ行を発症。温泉療養→11月1週に完治。

  9.4 函館3歳S
  重賞戦線を進む4頭が揃う。
  最終コーナーで1列目に並べなかったモヨロンは苦戦。
  3頭の凄まじい叩き合いをハナ差でシゲキが制す。
 9・4函館3歳S 9・4函館3歳S直線 9・4函館3歳S結果


 サンタンデルがまさかの故障、そしてリタイア。ジハードミュラーは新馬、オープンと連闘で2勝し賞金を稼いだ。また、札幌の覇者シゲキが素質馬達を退け、重賞2勝を含む無傷の3連勝を飾った。また、サキモリノウタが未勝利を脱出し、未勝利馬はソエを痛めたロビーキーンのみとなった。







静けさの10月・11月
 10月、11月は東京・京都の開催。出走馬は比較的分かれ、各馬順調に賞金を稼いでいく。

 東京10.2 アイビーS(オープン):アンテケラが4馬身差で勝利。僚馬の無念を晴らす。
 10・2アイビーS


 東京10.3 プラタナス賞(500万下):ダート戦。モヨロンノスケが直線で抜け出し危なげなく勝利。
 東京11.2 京成杯3歳S:ジハードミュラー、直線一杯で4着に沈む。
 東京11.3 府中3歳S:中4週でモヨロンノスケが出走。大差で勝利。勝ちタイム1.48.7(芝1800)。

 京都10.3 デイリー杯3歳S(GU):シゲキ VS ジーティーフォー。
 10・3デイリー杯

        2頭競り合うもジーティーがスタミナ切れ。シゲキが勝利(11/2)。

 京都11.1 ファンタジーS:牝馬限定GV。メルが21/2馬身差で勝利。
 京都11.2 かえで賞(500万下):ホイミが8馬身差で圧勝。
 11・2かえで賞

 京都11.4 3歳未勝利:ダート1200。自慢のダート適性でロビーキーンが未勝利脱出。
        もちの木賞(500万下):ダート1400。ダート適性4のスバルが圧勝。

 シゲキが再びジーティーフォーを退け、重賞3連勝。モヨロンは500万下、GVと連勝し絶好調。メルは一人牝馬路線を制圧し、ロビーキーン、スバルはダート路線を席巻する。各馬の路線が徐々に見えてきた11月京都。







雪辱の12月
 師走の中山。3歳の祭典、朝日杯3歳Sには6頭のシブガキ達が登録を行った。しかし、例年になく素質馬が集まるこの年、稼いだ賞金が足りず、ホイミとリゲルグが発走除外を余儀なくされる。無事出走できたシブガキ達は発走前の人気でビワハヤヒデを5番人気に貶める。ここ2戦の惜敗で苦渋を舐めたジーティーフォーが重賞路線の王者シゲキに雪辱を誓う。
 一方、ダート路線を進むロビーキーンは朝日杯を除外されたホイミと対戦。また、リゲルグはハ行が回復したサキモリノウタと激突する。そして、メルは相も変わらぬ牝馬路線。阪神3歳牝馬Sは無視し、フェアリーSに登録を行った。

  12.2 朝日杯3歳S
  出走馬は4頭。1番人気は超早熟馬ジハードミュラー。
  スタートから4頭が前を独占し、最終コーナーへ。
  直線では2頭がバテ、因縁の2頭が叩き合いを展開。
 12.2朝日杯3歳S 12.2朝日杯3歳S 12.2朝日杯3歳S
 12.2朝日杯3歳S 12.2朝日杯3歳S 12.2朝日杯3歳S


 ジーティーフォーがシゲキに見事に雪辱を果たし、3歳王者に輝いた。
 着順と着差は、ジーティーフォー(1.35.7)、シゲキ(3/4)、ビワハヤヒデ(11/2)、アンテケラ(11/2)、ジハードミュラー(1/2)。

 阪神12.3 シクラメンS(オープン):ロビーキーン VS ホイミ。
 12・3シクラメンS

        1番人気ロビーキーン(◎◎◎◎)。ホイミ(△○○○)が痛恨の出遅れ。
        ホイミが直線追い込むも11/2馬身届かずロビーキーンが勝利。

 中山12.4 3歳500万下:リゲルグ VS サキモリノウタ。
 12・43歳500万下

        ダート適性0のリゲルグが苦戦。サキモリノウタが直線抜け出し勝利。
        リゲルグは直線2列目のまま馬群が割れず、バテてしまい7着。

 中山12.4 フェアリーS:牝馬限定GV第2弾。メルが9馬身差で大勝。









3歳総括
 印は超早熟馬が良い。しかし、レースをすると普通型馬が強い印象を受けた。高いSPが多くのスタミナを要求するからかも知れない。超早熟馬は全馬持続タイプであるので、今後スタミナが伸びるとともに、成績が安定してくるだろうと思う。


<3歳戦結果>
シゲキ5戦4勝本賞金6550万円総賞金12890万円
ジーティーフォー4戦2勝本賞金4450万円総賞金8690万円
サキモリノウタ4戦2勝本賞金800万円総賞金1670万円
メル4戦4勝本賞金4350万円総賞金8490万円
リゲルグ3戦1勝本賞金400万円総賞金820万円
ホイミ4戦2勝本賞金820万円総賞金2280万円
アンテケラ5戦2勝本賞金1150万円総賞金3840万円
サンタンデル2戦0勝///////////////予後不良/////////
モヨロンノスケ5戦3勝本賞金2400万円総賞金5209万円
ジハードミュラー4戦2勝本賞金1150万円総賞金3190万円
スパル3戦2勝本賞金800万円総賞金1619万円
ロビーキーン3戦2勝本賞金1150万円総賞金2150万円


<3歳戦ベスト3>
シゲキ ジーティーフォー メル












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