櫛田川上流部 蓮(はちす)川合流付近〜毛原橋
2006年9月24日(日)



【コース紹介】
櫛田川については2006年9月3日の レポートを参照していただきたい。

今回は櫛田川支流の蓮川が本流と合流するところから約300mほど上流部にある沈下橋をスタート地点とし、約11kmほど下流の毛原橋をゴールとして下ってきた。

私の晴れ男ぶりを発揮するまでもなく、よい日に恵まれ他のカヌイストやバイク・ツーリングの集団、自転車ツーリングの集団など秋のよき日の休日をみなさんそれぞれの楽しみ方で楽しんでいた。

ご同行いただいた名古屋のカヌーチーム パドラー6のO林改めdairinさんによると支流の蓮川の上流にダムがあるため櫛田川はその合流地点から水質が悪くなる、とのことだが、それでもかなりきれいな方ではないかと思う。

スタート直後に蓮川が櫛田川と合流する。その辺りも瀬になっていてたくさん水をかぶったが、われわれが乗っていたウェーブランナーにたまった水がなかなか排水されない。このフネは自動排水式になっているが、どうも空気を入れる塩化ポリエチレンの本体とそれを包む布の部分が最近ずれてきていて、空気を入れる穴もふさがれ気味になっていたためらしい。おそらく排水用の穴もずれてふさがってしまっているのではないかと推測した。しばらく待っていると徐々に水はなくなったので、大事には至らなかった。 櫛田川と合流したすぐ後に流れは落差数mの滝状になっている。その滝は岩で左右に分かたれているが、どちらからもとうてい下れそうになく、今回は全員ポーテージした。なお、滝の様子はR166から見ることができる。国道から蓮ダム方面に分岐する交差点(信号なし)のそばに公園があり10台ほど停車できる。すぐそばを川は流れているので容易に滝 を確認できる。

Dairinさんによると数年前兵庫県西宮のPSKの方々がその滝を下り、その写真が雑誌『カヌーライフ』のツーリングガイド(蓮川編)を飾ったらしい。

その滝の直後にもかなり激しそうな瀬が数十m続く。瀬の上に生コンの工場があるので仮に生コンの瀬と呼ぶが、参加メンバー5人のうち2人は断念し、1人は撃沈させられた。

私は今回戦闘力の高いスターンズのウェーブランナーで臨んだが、yaayaは断念したので1人で挑戦した。途中で岩に乗り上げ撃沈を覚悟したがなんとかかわして無事クリアできた。

その後も11kmにわたりたくさんの瀬がわれわれを待ち受けていた。沈しなかったのはdairinさんだけで残り3人は1回以上沈の憂き目にあい、あまつさえ残り2,3kmの瀬では沈した時に肩を強打した方が戦列を離れていったほど激しい流れだった。

こうやって書くとかなりの難コースという印象を与えてしまうと思う。実際ポリ艇なら中級以上のレベルでないと難しいだろう。また誰か実際に下ったことのある人に先導してもらうべきだろう。私やyaayaのようなたいした腕もないものが下れたのはただただ空気注入式のウェーブランナーの力にあずかるところが大である。

【コース図】蓮川合流付近〜毛原橋   


  【 四日市からの交通アクセス 】
道の駅飯高までは2006年9月3日の レポートを参照していただきたい。 ゴール地点の毛原橋はR166を道の駅飯高から12,3kmほど西進すると道沿いに「林間キャンプ場」と立て看板のある付近のこげ茶色の橋だ。キャンプ場の看板付近の対向車線側から旧道に入るとすぐに河原に続く道がある。その辺りには4,5台なら余裕で停められるだけのスペースがある。ただし旧道と川の間に4,5台くらい停められそうな駐車場風の草地があるが以前入り口にロープが張られていたことがあるようで、そこには停めないほうが無難。

さらにそこから車で16分ほど西進すると道が大きく二股に分かれているところがある。近くにキグナスのGSもある。そこが櫛田川に蓮川が合流する辺りで、左に進むとすぐに「ファッションライフうらはた」という店があるのが、その辺りに沈下橋まで下りられる道がついている。車は5,6台なら軽く置ける。

【 見られる生き物 】
鳥はカワガラス、アオサギ、セグロセキレイ、トビ、ウ、カルガモなど。鳴き声だけだがカケスも鳴いていた。魚は沈下橋から眺めるとハヤか何かが群れて泳いでいたが、アユ、コイなどは見られなかった。  

【全行程】 約16.2km


【時間】

全漕時間 2時間39分(下見、ポーテージ、昼食、けが人離脱の時間を除く)  距離 約11.04km  平均速度 約4.2km 

時間 所要時間 推定通過
距離(km)
積算通過
距離(km)
8:03 自宅(鈴鹿市)発 0 時間 0 分
9:30 R166 道の駅飯高着 1 時間 27 分
10:07 スタート地点近く 蓮(はちす)川合流 森バス停前着〜下見 0 時間 37 分
10:24 スタート地点 松阪市飯高町森出張所前の沈下橋着〜準備 0 時間 17 分
10:33 配車隊ゴール地点に出発 0 時間 9 分
10:58 ゴール地点 毛原橋着 0 時間 25 分
11:14 スタート地点着 0 時間 16 分
11:25 準備  0 時間 11 分
11:25 スタート 0 時間 0 分 0 km 0 km
11:30 蓮川が櫛田川に合流直前の橋通過 0 時間 5 分 0.3 km 0.3 km
11:31 櫛田川に合流 0 時間 1 分 0.05 km 0.35 km
11:34 櫛田川合流直後の滝の瀬下見 0 時間 3 分 - km - km
11:38 生コン下の瀬までポーテージ 0 時間 4 分 0.05 km 0.4 km
11:41 生コン下の瀬下見 0 時間 3 分 - km - km
11:48 生コン下の瀬挑戦開始 0 時間 7 分 - km - km
12:03 生コン下の瀬通過 0 時間 15 分 0.2 km 0.6 km
12:16 橋通過(ベージュ色 飯高西中学校そば) 0 時間 13 分 1.3 km 1.9 km
12:31 昼食休憩 0 時間 15 分 1.05 km 2.95 km
13:14 再スタート 0 時間 43 分 - km - km
13:22 半分流された沈下橋の手前の瀬通過 0 時間 8 分 0.6 km 3.55 km
13:34 R422の橋通過(きみどり色 湯谷川合流手前) 0 時間 12 分 1.25 km 4.8 km
13:43 橋通過(緑色 福本川合流手前富永付近) 0 時間 9 分 1.1 km 5.9 km
13:44 支流合流 0 時間 1 分 0.14 km 6.04 km
13:52 R166の橋通過(赤色 川俣出張所下流栗野付近) 0 時間 8 分 1 km 7.04
14:10 R166の橋通過(茶色 川俣小学校下流栗野付近) 0 時間 18 分 1 km 8.04 km
14:21 沈下橋通過 0 時間 11 分 0.77 km 8.81 km
14:31 学習院下の瀬突入(怪我のため一部離脱) 0 時間 10 分 0.43 km 9.24 km
14:43 学習院下の瀬再スタート 0 時間 12 分 - km - km
14:47 キャンプ場前通過 0 時間 4 分 1 km 10.24 km
14:56 naka & yaaya沈脱 0 時間 9 分 0.63 km 10.87 km
15:02 ゴール地点 毛原橋着 0 時間 6 分 0.17 km 11.04 km
15:33 撤収完了 0 時間 31 分
17:10 自宅(鈴鹿市)着 1 時間 37 分
全漕時間(下見、ポーテージ、昼食、けが人離脱の時間を除く) 2 時間 39 分 11.04 km 平均時速4.2km/h


【川の水量】
豊富な水量があり、たくさんの瀬を楽しめた。底は岩盤になっているところが多く、何度もこすりはしたがライニング・ダウンを強いられることはなかった。

川下り当日の水位 0.18m
観測所別水位グラフ (三重県松阪市飯高町大字田引)

【川の水質】
前回同様たいへん澄んでいた。蓮川合流後汚くなるという話だが、とくに汚いとも思わないが、同行の方々は長良川上流部や気田川にくらべたら汚いといっていた。ここでこの程度なら蓮側合流より上流部はどんなにきれいだろうと想像する。 ほんとうに水が綺麗で、瀬が近づいてきて浅くなるところでは漕ぐのも忘れて何度も見入ってしまった。

【川の鮎師】

どこかのページで見た情報では9月から友釣り禁止とのことだったが、じっさいアユ釣りをしていた人は2人。まったくトラブルはなかった。

【参加メンバー】
パドラー6関係の方々:dairinさん、T本さん、kazu & uzu夫妻
ゲスト参加:naka & yaaya


【使用艇】
エスキモーのファン・カヤック?2艇 (dairinさん、T本さん)
ジャクソン STAR黄色(kazuさん)
ジャクソン FUN赤色(uzuさん)
スターンズ ウェーブランナー(naka & yaaya)

【集合場所】
R166道の駅飯高

【スタート地点】
櫛田川支流の蓮川が本流と合流するところから蓮川を約300mほど上流部にさかのぼったところにある沈下橋

【ゴール地点】
R166毛原橋(林間キャンプ場看板そば)

【天気(三重県松阪市)】
9月24日(日)
晴れ 最高気温26℃(12時)  最低気温16℃(3-6時) 
降水量 0mm 
風 北西3m(9時)  → 北北西3m(12時) → 北西3m(15時)
日出:5:43(津)
日没:17:49(津)
各注意報 波浪

地方概況 (24日11時発表) ((知多地域や西三河南部、東三河南部の海上では、台風第14号の影響で、引き続き今日夜遅くまでうねりを伴った高波に注意して下さい。))本州付近は、日本海に中心を持つ高気圧に覆われています。このため、東海地方は概ね晴れています。東海地方の今日は、高気圧に覆われるため概ね晴れますが、昼過ぎから雲の広がる所があるでしょう。明日は、気圧の谷が接近するため全般に曇りで、沿岸部を中心に雨の降る所がある見込みです。

私とyaayaは海パンにTシャツというなめた格好で臨んだが、何度も波をかぶり服が常に濡れていてかなり寒い思いをした。天気はよく日もよく照っていたが、やはり山間部なのか雲が多めで始終照らされているわけでもなかったのだ。今後はしっかりしたカヌーウェアを身にまといDRしたいと思う。

【ツーリング・レポート】
今回のツーリングは今月3日に漕いだ櫛田川だ。

一週間前にkazu & uzu夫妻たちと木津川を下ったばがりだが、そのkazuさんにお誘いいただき名古屋のカヌーチーム パドラー6のツーリングに参加させていただいた。

長男のyaayaに聞くと二つ返事で行くというので二人で行った。

9:30に松阪市の道の駅飯高でdairinさん、T下さん、kazu & uzu夫妻と待ち合わせをする。近くのキャンプ場で泊まっていたぽちさん親子も姿を見せたが、今回は家族サービスに徹するようでのちにスタート地点まで一緒に行ってから別れた。

9:30を少し過ぎたころdairinさんが、今日のコースとして考えていたところを下見に行っていた、と言ってやってきた。Dairinさんは櫛田川は何度も下っているようで、たいへん頼もしい。

Dairnさんによりいくつかのコースが示された後、蓮川合流付近をスタート点にしようということになり出発した。

【コース紹介】の項にも書いたが、蓮川合流直下に落差数mの滝状の流れがあり、下見する。とても下れそうにないのでそこはポーテージすることにし、スタート地点はもう少し上流にある蓮川の沈下橋に決定する。

滝のすぐあとにも結構タフな瀬があるがそれは流れのそばで様子を見てからどうするか決めることにした。

その後スタート地点に車を移動し、準備を整えてから、ゴール地点の毛原橋にnaka,T下,kazuさんの車を置きにdairinさんに先導していただいて向かう。

今回のコースは前回以上にタフで、ワイルドで、エキサイティングなコースだった。それぞれに特徴がある瀬に次ぐ瀬で飽きることがない。ぜひまた来たいと思った。しかしこんな川ばかり下っていたら普通の川では満足できない「瀬中毒」になりそうだ。といいながらも実際は喜んでいる。息子のyaayaも楽しかった。ぜひまた来たい、といってた。

それでは写真で今回のツーリングを振り返りたい。今回はカメラの調子が悪くあまり撮れなかった。



《 ゴール地点の毛原橋下についている河原に下りる道。 》

橋の西詰に旧道への分岐がありすぐに河原への道がある。その辺に駐車可。

《 林間キャンプ場 》

橋の西詰に立っている看板。23,24日とぽちさん一家が泊まった。

《 毛原橋 》
 

《 国道から蓮ダム方面に分岐する交差点付近のGS 》

GSの手前を左折すると蓮ダム

《 R166から見た滝 》

中央上部の橋は櫛田川本流に架かる橋。橋の左に支流蓮川が少し見えている。

《 滝 》
 

《 上の写真と同じ場所から見た生コン下の瀬 》
 

《 櫛田川に沿って中央構造線が走っている 》

櫛田川に沿って中央構造線が延びている。中央構造線は九州から四国、淡路島、和歌山、三重と通り渥美半島から関東にいたる大断層。地図で見てもはっきり分かる。この線のため川の南北で地質がまったく異なるという。

《 蓮川と本流との合流地点 》

写真中央の川が白く泡立っているところが合流地点。右上の橋は本流に架かる橋。中央の橋は蓮川に架かる橋。

《 スタート地点の沈下橋 》

橋の西詰まで車で降りられる。

《 「うらはた」より少し上流に沈下橋に下りる道がある。車も停められる。 》

R166を蓮方面の県道?に折れてからすぐにある店。

《 沈下橋から見た蓮川としては最後の橋 》

距離はスタート地点から300mほど。

《 橋のたもとに咲いていた 》

彼岸花。今年は故郷の墓参りに行った。

《 スーパー香肌 》

先ほどの「うらはた」のすぐ上流にある。ここで食料調達はできない。11時を過ぎてもしまったままだった。

《 準備完了 》
 

《 いよいよスタート 》


《 最初の沈下橋はくぐって通過 》


《 uzuさんスタート 》
 

《 T本さんスタート 》
 

《 kazuさんスタート 》
 

《 蓮川最後の橋 》

この後すぐに櫛田川と合流する。橋の下左に本流に架かる橋が見える。

《 合流間近 》

橋は櫛田川本流にかかる橋。

《 合流直後の様子 》

上流側に振り返って撮影。

《 合流直下の滝 》

これだけの落差があってはさすがにだれも挑戦しない。ポーテージすることに。

《 ポーテージ 》

50mほど運んだ。河原が広くたいした手間はかからない。

《 生コン下の瀬の様子を見る。 》

激しい瀬がつづく。

《 瀬の上にある生コン工場 》
 

《 合流直下の滝と生コン下の瀬の間にあるトロ場 》
 

《 一番駆けはdairinさん 》

余裕でクリア

《 二番駆けはkazuさん 》

途中の岩に乗り上げる。


しかし難なくクリア

《 沈脱者のレスキュー 》

kazuさんが投げたロープも届かずさらに流されていき視界から消える。

《 nakaは四番目に挑戦 》

やはり途中の岩に乗り上げしばらくつかまるが、体重移動でなんとかクリア。

《 お城のような生コン工場 》
   

《 最大の難所を通過してホッとする 》


《 瀬を通過するnaka & yaaya 》


《 橋通過(ベージュ色 飯高西中学校そば) 》


《 立ち入り禁止の看板 》

上の国道でがけ崩れの工事をしており、落石の恐れがあるということで、立ち入り禁止に。しかし川の途中で言われてもどうしようもない。しかもカヌーは立っては漕がないから、「立入」にはならないからいいだろう、と一休さんみたいなことを言いながら、十分注意して通過。

《 naka & yaaya 》


《 瀬を通過するnaka & yaaya 》


《 昼飯タイム 》

少し入り江になっていて冷たいのも苦にせずつかる。

《 再スタート 》

鮮やかなターンを決めるのはT本さん。

《 半分流された沈下橋 》

この橋の手前に激しい瀬があり、4人撃沈。Nakaもサイ・ストラップを膝にかけるのを忘れ波にさらわれる。前に乗っていたYaayaが「お父さん、どのラインで進もうか?」と振り返った時にはnakaの姿はなく、その姿を求めると波間にぽっかり浮いているのが見えたらしい。

《 R422の橋通過(きみどり色 湯谷川合流手前) 》


《 きれいな滝が流れ落ち人の心を癒す 》


《 橋通過(緑色 福本川合流手前富永付近) 》
 

《 支流福本川 》

左岸側に流れ込む。

《 R166の橋通過(赤色 川俣出張所下流栗野付近) 》
 

《 uzuさん 》

何度か沈したが果敢に挑戦を続ける。

《 R166の橋通過(茶色 川俣小学校下流栗野付近) 》
 

《 沈下橋通過 》

右岸よりをくぐる。

《 落ち込みの瀬 》

このコースの瀬の特徴の一つとしていえるのは落ち込みのある瀬が多いことか。前を下る人の姿が瀬の途中で落ち込みに入り、急に消えるということがしばしばあった。

《 学習院下の瀬 》

ここで沈した方が肩を強打し、離脱することに。写真はR166から見下ろした様子。瀬の近くに玄関に「学習院」という墨書された木の看板がかかっている保養施設か別荘か何かの建物があった。しかし無人だったので庭を通り抜けてR166まで上がらせていただいた。本来なら住居不法侵入ということで法にも抵触することになるのかも知れないが、けが人救出のための非常処置としてなんとかご容赦していただきたい。

《 学習院の瀬 》


《 学習院 》
 

《 林間キャンプ場 》

ここでぽちさん一家が泊まったらしい。最初はここで練習するという計画もあったらしい。ロールの練習にちょうどよいトロ場もある。

《 キャンプ場直下の瀬 》

ここは左から進入。この瀬が終わると少し休めるところがあって、引き続き瀬となっているが、そこでnaka & yaayaは沈脱してしまった。

《 沈脱の瀬 》

この瀬で沈を喫す。あれよあれよという間にひっくり返った。なぜ沈したのか分からない。瀬の下で見ていたdairinさんが理由を説明してくれたが混乱していてよく理解できなかった。今まで無沈できたyaayaはとても悔しがり、「櫛田川に借りを作ってしまった。I shall return.」といっていた。この沈でnakaは眼鏡につけていたサングラスを、yaayaは脱いでいたTシャツを沈めてしまった。

《 最後の瀬 》


《 ゴールの毛原橋 》
 

《 左岸からR166の旧道に出られる 》
 

《 撤収作業 》
 

《 櫛田川よ。さようなら。またくるぜ。 》

めんどいので屋根に乗せて帰る。

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