忍秘伝とは
いわゆる三大忍術伝書の1つで、全4巻。「しのびひでん」とも。沖森本が有名だが、他に写本も存在する。
永禄3年(1560)、当時19才であった服部半蔵正成が著したものであるといわれていたが、1巻の「伊賀甲賀傳記」には永禄3年以降の出来事も記されるなど、
間違いなく永禄3年以降の著作である。現在伝わる『忍秘伝』は ①服部半蔵正成が記したものに補筆したもの ②服部半蔵正成の著作とみせかけた後世の作 のどちらかであろう。
これに関して歴史学者の磯田道史氏は、奥付に記される人名などから、岡山藩お抱えの伊賀者が承応~享保12年(1652~1727)に著したものと指摘している。
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