現在私たちは犬1頭、猫3頭と共に暮らしています。その前にも、末期のエイズや腎不全、膀胱麻痺のネコを引き取ったり、飼い主が見つからない老犬の世話をしてきました。言わば、年老いたどうぶつたちのホスピスのような場所でもありました。彼らのほとんどは、捨てられたり虐待されているところを動物保護団体によって助けられました。今は、一つの家庭の中でのんびりと暮らしていますが、それぞれに劇的なレスキュー・ストーリーを持った動物たちです。
現在の日本では、このように幸運な結末を迎えることができる動物たちは、残念ながらごく少数です。日本では年間に何万頭という数の動物たち、主に犬と猫が行政の施設で殺処分されています。野良犬として捕獲される場合もありますが、その多くは飼い主によって施設に持ち込まれているのが現状です。
動物たちは感情のない玩具ではありません。人間とともに喜び、つらい時には側に寄って来て悲しみを分かち合うことができる家族の一員なのです。私たちは、彼らのひたむきな信頼と愛情から多くのことを学びます。
このウェブサイトが、ひとりでも多くの方に動物とともに暮らすことの喜びと、その命に対する責任を考えていただける切っ掛けになれば幸いです。
イラストレーター/小椋 聡