〜現地からの報告〜


「一番大変な場所へ行く」
それは昨年、私が自分自身と交わした約束だった。
2014年の自衛隊・消防などによる大規模な捜索活動が終了した直後、私は二の池本館と石室山荘の小屋閉めのため入山した。そして、3泊4日で作業を終えた11月21日、泥々にぬかるむ火山灰に足を取られながら必死の思いで下山した。
その時、私の頭の中は不完全燃焼に終わったシーズンに対する悔しさと、美しかった御嶽山が灰まみれになった無力感で一杯だった。
必ず元の御嶽山を取り戻そう、そう心の中で強く誓った私は、火山灰除去に取り組むため一番大変な場所での復興作業に従事する決意を固めた。但し、火口から半径1キロにある二の池本館は、この時点で来年の営業は不可能だとオーナーから告げられていた。