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■台風で突然出現した

■大雨のあとチングルマが水没

■6月下旬の融雪時に出現した2.5の池

【2.5の池】

■ちょっと一服いかがですか?

■7月

■8月


■「幻の巨大滝」の真上

■意外と水量が豊富な清流がある

■巨大な湿原と深いハイマツの森


■秋の三の池

■07年は7月半ばまで残雪が見られた

■満水になった三の池

【四の池】


【三の池】

■二の池も信仰の対象

■6月の二の池には流氷が漂う

■二の池と乗鞍岳

【二の池】

【一の池】


■一の池の残雪

■正面が剣ヶ峰に当たる

■一の池外輪山に夕日が沈む


【五の池】

【高山湖巡りコース】・・・御嶽山にある5つの高山湖を巡るコース。山頂から一番遠い四の池までは片道5キロ。このコースも山小屋に一泊することをオススメします。頂上付近の山小屋からは距離があるため、頂上と四の池の中間点にある二の池本館に宿泊すると便利です。

一日目、山小屋宿泊。
二日目、一の池(お鉢巡り)→二の池→五の池→四の池→三の池→黒沢口・八合目→ロープウェイで下山。
二日目の所要時間は5時間半から6時間です。

注意点・・・このルートは三の池から横道で八合目・女人堂まで出ることが出来る黒沢口が便利。田の原からの場合、再び二の池まで戻ることになり、時間のロスが激しいです。


【解説】

活火山である御嶽山は過去幾度となく噴火を繰り返し、その結果、5つの火口湖を持つようになりました。四の池→一の池→二の池→三の池→五の池の順番に噴火しました。現在、二の池と三の池、五の池が水を湛えており、そのうち二の池は日本最高所の高山湖として知られています。以下、それぞれの火口湖の特徴をまとめてみました。

【一の池】 
四の池の活動が静まる頃、噴火する。溶岩噴出を繰り返し、その累層が地獄谷の断層に見られる。標高は2980メートルで、直径300メートルのほぼ円形。火口壁の高さは最大50メートルある。二の池火口噴火によって東北壁側が吹き飛んだため、雨水は二の池へ流出する。7月は巨大な雪渓が残っており、火口底には小川が流れる。昔はここまで食器を洗う水を汲みに来たという話が残っている。


【二の池】 
一の池の噴火が終息する頃、噴火を開始。溶岩流が流出する。標高は2905メートル、400×200メートルの楕円形で水深は3、5メートル。日本最高所の火口湖で西側の火口壁に万年雪がある。数年に一度、夏山シーズンの終盤に消滅することがある。火山灰が堆積しているため、水は強い酸性(PH4.9)を示す。御嶽山にある8つの山小屋(剣ヶ峰旭館、頂上山荘、二の池本館、二の池新館、王滝頂上山荘、覚明堂、石室山荘、女人堂)と3つの施設(頂上祈祷所、御嶽山頂上奥社社務所、王滝頂上社務所)は二の池の水をポンプアップした後、ろ過、中和処理して飲料水として使用している。山小屋に到着した時に出されるお茶や夕食の味噌汁は全部、二の池の水だということをご存知でしたか?
 
【三の池】
 
摩利支天火口の噴火活動が終わりに近づいた頃、摩利支天の東北の火口壁を破って爆裂した。溶岩流出が2回あった。標高は2720メートル、400×250メートルの楕円形。水深は13、5メートルあり、御嶽山の火口湖の中で最も深い。PHは5.3。池の水は御神水と呼ばれて毎年多くの信者が汲みに訪れる。何年経っても腐らず、眼の病を治したりするそうで篤い信仰の対象となっている。御嶽山の山小屋や神社などでも500mlで800円から1000円で販売されている。


【四の池】
御嶽山では「ヨンノイケ」ではなく「シノイケ」と呼ばれている。今から2万3千年前に噴火して大量の溶岩を湧出。標高は2700メートルで直径は800×500メートル。御嶽山頂火口群の中で最も規模が大きく、現在は湿地帯となっている。5つの火口湖の中で一番標高が低く、7月から8月にはクロユリなどの高山植物が咲き誇り、御嶽山の中で最も賑やかなお花畑となる。五の池小屋では四の池の湧水を使った抹茶が味わえる。

【五の池】
三の池噴火終息後に小爆発した。溶岩の流出はなく、わずかに黒色浮石を噴出した程度(この黒石は五の池から摩利支天へ向かう途中と三の池周辺で見られる)。標高2810メートル、五の池小屋の正面にあり、70×50メートルという小さなサイズ。降雨、融雪の時期にのみ水が溜まり、最深で1メートル程度。目玉焼きの黄身の部分のような中央の窪みは昔、皿洗いの水を確保するために掘られたものだと聞く。現在は高山植物保護のため、立入り禁止。

【2.5の池】
番外編として、二の池火口丘の北側、緩い傾斜を下ったところに小さな窪地があり、大雨や台風の時に一時的に水が溜まり、アルバイトの間では「2,5の池」と呼ばれている。最深部で40cm。



■お鉢巡りの終点

■水墨画の世界のよう

■迫力ある地獄谷の風景

■三十六童子の石碑が立つ

■一の池の外輪山を回るコース

■正面に継母岳を望む

【お鉢巡りコース】・・・剣ヶ峰頂上から一の池外輪山をぐるっと回り、二の池湖畔へ下りるコース。登山道には三十六童子が祀られていて、継母岳も見える。


頂上剣ヶ峰→祈祷所の建物の左脇からお鉢巡りコース開始→三十六童子を辿りながら一の池外輪山を回る→二の池へ。約1時間30分のコース。日帰り登山コースに組み込むことも可能ですが、山小屋に宿泊した翌日、このコースを辿って下山するほうが体力的に無理がありません。道幅が狭い場所や岩場が多いため、悪天候や強風の場合は十分に注意して下さい。

注意点・・・よく、「スタート地点はどこですか?」と質問されますが、まず83段の石段を登って頂上まで行きます。それから左斜め前方にある祈祷所の建物の脇を通って裏側へ回ると右下へ降る道が見えます。しばらく青白い火山灰が堆積した馬の背のような地形を歩くと急に登り斜面が始まり岩場となります。昭和54年の噴火口である地獄谷を覗くことができる突出部がありますので度胸のある方は試して見て下さい。


■濁河温泉はこちら

■飛騨口近くの川

■御来光を待つ人々

■夕日が沈む

■三の池は水深13m

■6月の三の池

■頂上から御来光を拝む

■二の池の万年雪



【縦断コース】・・・御嶽山は長野県と岐阜県にまたがる大きな山です。このコースでは一泊二日の日程で御嶽山の魅力に迫ります。
ガイド付きのツアーなどでよく企画されるコースで、下山後は濁河(にごりご)温泉に入浴して汗を流す贅沢な登山です。

一日目、王滝または黒沢から頂上を目指します。頂上付近の山小屋に宿泊します。(ツアーでよく利用するのは頂上山荘、剣ヶ峰・旭館、王滝頂上山荘です)
二日目、御来光後、朝食(大体、5時30分頃です)、そして、二の池→賽の河原→三の池→五の池→濁河温泉へ下山。

注意点・・・登りと下りで登山道が違うため、マイカーでは困難です。また、濁河温泉から木曽福島駅へ戻る手段であるバスの本数が少ない(07年シーズンは一日2本。午前と午後に一本ずつ)ため、計画的な登山が必要。五の池から濁河までは距離が長く、下りでも2時間以上かかります。

■御嶽神社の可愛らしい御守り

■疲れたら山小屋で休憩して下さい

■福仙菩薩が見えたら頂上はもう近い

■「もののけ姫」の世界のような光景

■七合目から八合目までは森林地帯

■九合目半に立つ木製鳥



【黒沢コース】・・・ロープウェイを利用して黒沢口から頂上まで日帰り登山する、所要6〜7時間のコース


御岳ロープウェイ→七合目→八合目→九合目→九合半→頂上→以下、逆順。
なお、黒沢口の登山道には一合毎に宿泊可能な山小屋があり、自分の体力に合わせて登山するこが出来ます。
各山小屋の詳細はこちら


注意点・・・ロープウェイの最終時間が決まっているため、やや時間に縛られる感じがします。ロープウェイの終点である飯森駅から頂上までは約3時間から3時間半。下りは登りの半分の時間だと思って下さい。例えば、登山に4時間かかったら、下山にかかる時間は半分の2時間だという目安が立ちます。なお、ロープウェイを使わず、六合目・中の湯から登山する場合、所要時間に登りプラス1時間、下り30分を追加して下さい。



■八丁タルミを歩く白装束の信者さん

■金剛童子の祠にある銅像

■王滝頂上神社から
剣ヶ峰を眺める

■田の原(左上)と王滝頂上(右上)

■大江権現から本格的な登山開始

■一口水

日本百名山に数えられる御嶽山の標高は3067メートル、日本で14番目に高い山です。

しかし、御嶽山は「3000メートル級の山でこれほど山頂までのアプローチが短く、登山道が整備されている山はない」と多くの登山経験者が口を揃えるほどの山で、中高生による学校登山も盛んです。もちろん、天候や体調が悪い時は安易に挑戦するべきではありませんが、初心者でも爽やかな登山体験と素晴らしい景色を楽しむことができるので是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ここではそんな御嶽山を充分満喫できるように幾つかのモデルコースを紹介します。



【王滝コース】・・・王滝口から剣ヶ峰を目指し日帰り登山する、所要6時間から7時間のコース

田の原駐車場→大鳥居→遥拝所→大江権現→あかっぱげ→金剛童子→富士見石→一口水→王滝頂上山荘&王滝頂上神社→八丁タルミ→剣ヶ峰頂上→以下、逆順。

※注意点・・・田の原駐車場を出発してから王滝頂上山荘までの2時間、距離にして2キロは水分を補給する場所が無いため各自、充分な飲み物を用意してください。途中にある一口水では岩の裂け目からわずかに湧水が得られますが、水質の問題上、飲料には適しません。あとは、金剛童子で森林限界となり、急に風が強くなります。これから先は八合目と九合目に小さな避難小屋があるだけですので、軽装備の方は無理をなさらず、賢明な判断をして下さい。


御嶽山を満喫するモデルコース

【五の池】