中国旅行記
上海・蘇州・北京・万里の長城
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| Yuka NATORI 名取楡香 |
次の目的地は寒山寺。しかしその途中予定外のクルージング(オプション)が織り込まれた。蘇州は東洋のベニスと称されるほど運河が発達している。クルージングは別料金で、「参加したくない人はバスが次に見学する寒山寺へ行きますのでそのまま乗っていてください」とガイドは言ったが、全員参加となった。蘇州観光のポイントとなるのが庭園と運河というからクルージングをパスするわけにはいかない。さすがは中国人、商売がうまい。ボート内はガラス窓で外気と隔てられているが、結構気温は低そうだ。風も強い。水深は3〜4メートル。去年世界遺産に指定されたという。現在中国では、2008年の北京オリンピックと2010年の上海万博に備えて、いろいろなところでリニューアルや建設が急ピッチで進められている。ここも例に漏れず、古い建物を撤去して新しく建て替えている最中だった。まだ取り壊しを免れている運河すれすれに建っている家は、築後100年以上も経っているという廃墟のような佇まいだ。運河に通じる階段の下には瓶を洗っている女性もいる。ガイドが『あれは何を入れるものでしょう』『!』『あれはトイレです。トイレを洗っているんです。ここではあのような瓶も洗うし、洗濯もします』『オリンピックや上海万博後に来たのではこのような光景は見られないでしょう』運河沿いには日本軍の野戦病院だった建物も見られる。バスから見た蘇州駅は日本が建てたもの。いろいろ問題はあるが、わが国の遺産もまだ活用されている。
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| 蘇州 寒山寺に向かう小型船 |
蘇州の運河 |
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| 蘇州の運河で瓶(トイレ)を洗う婦人 |
蘇州駅 |
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運河に架かる橋は石またはレンガ製で全てアーチ形をしている。多くの橋は新しいが400年以上前のものも残されている。中国では橋を作る技術に優れているそう。ガイドのFさんが渡辺はま子のヒット曲「蘇州夜曲」を歌って『これ合ってますか』『はい、バッチリです』船には公務員だという男性が乗っていて、舳先の扉を開けて写真撮影を促すなど、終始サービスに努めていたが、やがて絵葉書やトランプを持ち出し商売を始めた。Fさんが『公務員は給料が安いです。ご協力ください』という。しかし絵葉書の風景はデジカメにも入っているので敢えて買う必要はない。トランプだったら今3才の孫が興味を示しているのでお土産にしてもいいかなと思いつつ協力することにした。40分ほどの遊覧料金1人100元、日本円では1,400円。脇を行く古びた船の側面に「公安」という文字が書かれている。警察の船だそう。『何を取り締まるんですか』と誰かが質問した。ガイド『悪い人を』
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| 蘇州 運河 楓橋 |
蘇州 運河沿い新設公園の東屋 |
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