中国旅行記
上海・蘇州・北京・万里の長城
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| Yuka NATORI 名取楡香 |
寒山寺は502年に創建されたが、後に焼失と再建が繰り返され、現存するのは清代末に再建されたもので世界遺産とのこと。唐代貞観年間(627〜649年)に高僧寒山が住んだことから寒山寺と呼ばれるようになったという。唐の詩人張継がこの寺を詠んだ詩「楓橋夜泊」は有名。その昔教科書で習った記憶がある。
月落ち烏ないて霜天に満つ
江楓漁火愁眠に対す
姑蘇城外の寒山寺
夜半の鐘声客船に至る
弘法大師(空海)や鑑真もこの寺で修行した。
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| 蘇州 寒山寺 |
蘇州 寒山寺 寒山・拾得像 |
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| 寒山寺の弘法大師(空海)像 |
蘇州 寒山寺の鑑真像 |
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| 蘇州 寒山寺 普明寶塔 |
除夜の鐘で名高い寒山寺鐘楼 |
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寒山寺の掛軸は日本でもお馴染み。境内には販売所があり、拓本や書画の掛軸を展示販売し、その一角ではこの名刹の住職自らが客の眼前で揮毫し即売している。
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蘇州 寒山寺住職による揮毫即売 |
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見学を一通り終えると、「お土産売りがうるさく来るけど買わない方が無難です。1万円出したとします。しかしおつりはくれず1万円を持って逃げてしまいます」と、ここのガイドも北京のガイドのOさんという女性のガイドも同じように言う。彼らにしても同胞を悪者扱いしたくはなかろうが、客に何かあったら後始末に手が掛かる上、会社の信用にも傷つくので転ばぬ先の杖というところだろう。思い出すのも忌々しいが、釣銭詐欺については1990(H.2)年夏の北京で、宿泊していた一流ホテルのツアーカウンターでそのような被害を経験したことがある。
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