中国旅行記
上海・蘇州・北京・万里の長城
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| Yuka NATORI 名取楡香 |
次の目的地は万里の長城。バスは北京市街の北西約80キロメートルに位置する八達嶺長城へと向かった。途中、土産物店兼レストラン/Golden Palace Restaurantで1時間のランチタイムとなった。ここでも食欲がない。当たり前のことだが体が万全でないと、観光もつまらないものとなる。
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Golden Palace Restaurantのランチ |
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八達嶺長城に着くと、先ず全員集められ長城を背にして記念写真の撮影。アルバムの購入希望を募ったが大半の人はパスしたようだ。サイズの違う集合写真は整理のときの邪魔者になりかねない。したがって買わないことにした。
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| 八達嶺長城 女坂方面を望む |
八達嶺長城の狼煙台 |
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八達嶺長城は全長が6,700キロにも及ぶという万里の長城の一部。北京に近く、最もポピュラーな観光スポットになっている。北側は女坂と呼ばれ比較的登りやすく、多くの観光客はこちらに登る。南側は男坂と呼ばれ険しいために登る人は少ない。
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| 八達嶺長城 女坂 |
八達嶺長城 男坂方面を望む |
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ここではまようことなく女坂を登ることとした。長城の上は歩道。レンガまたは石畳で出来ており、傾斜の急なところは石段になっている。要所要所に狼煙台が設置されている。景色を眺めたり、小休止したり、吹き抜ける風を感じたりしながら、ゆっくり登らないと息が切れる。
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八達嶺長城の石畳 |
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石畳を踏みしめながら幼少のころの生活を懐かしく思い出した。その昔、わが一家は北京に住んでいたことがある。自宅の近くにもこのような城壁があり、父が休日になると飼っていた山羊達と共にそこへ連れて行ってくれた。城壁に登り、石畳の上を走りまわるのが限りなく楽しく、わくわくしたものだった。城壁のレンガとレンガの間にはさまざまな植物がしっかりと根を張り、綺麗な花を咲かせていた。それらの花を集めたり、力を込めて草を引き抜き、山羊に与えたことなど懐かしい想い出となっている。
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北京時代、幼友達と |
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八達嶺長城の上り坂を40分間ほど掛けて登り、二番目の狼煙台にたどり着き、そこでUターンすることにした。帰路はほとんど下り坂になっているので20分ほどで集合場所に指定された土産物店に到着した。陳列ケースの中のヒスイに目をうばわれたが、近付かないのが賢明。巧みな日本語を操る店員に期待されないためにも。
| 八達嶺長城の下山用滑車(スライディング・カー:Sliding car) |
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全員が集合し、バスに向かうとここでも大勢の物売りが押し寄せてきた。そのうちの一人が100円硬貨5枚と500円硬貨1枚を手にし、1,000円札に取り替えて欲しいと、しっこく迫って来た。しかし危ない危ない、ガイドから繰り返し注意されているように、財布を出した途端にひったくられることもあるのだから。足早に立ち去るわれわれの背後に悪態らしき言葉が飛んだ。
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