この日最初に訪れたのは、ジャイプールの中心地から北東約13キロに位置するアンベール城 (Amber Fort)。アメール村の小高い丘の上に築かれた城塞。アメール村はジャイプールへの遷都前の古都。
車から下りるとプーンと何かが臭った。臭いの元をたどる前に目は象を捉えていた。臭いの元は象達の落し物である。ガイドのSさんが『ここからは象のタクシーで行きます』と言う。『エーッどうやってその背に乗るの?』と思う間もなく象タクシー乗り場に案内された。そこは象の背丈まである台になっていて、階段でそこに上り待機している象の背の籠に2人づつ横向きに座る。転落防止用の鉄棒をはめると、ゆっくりと向きをかえ、反対側にも1人ないし2人乗せて出発する。
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| アンペール城への足 象のタクシー |
象のタクシー |
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城への坂道では物売りがそこかしこにいる。象の小さな置物を1個1ドル、10個で1,000円、日本語で安いよとか何とか言いながら象の背の乗客を見上げて呼びかける。買い物に興味がない旅行者にとっては、彼らとの距離が近くないのが有難い。目の前に商品を付きつけられ懇願顔で見つめられると断るのに苦労する。坂の途中で象は疲れたのか、象使いのお兄さんのいうことを聞かずに立ち止まったり、スローモーションモードに入ったり、おしっこをしたりしながら、約150メートルの坂をやっと上って城門をくぐった。象使いへのチップRs.20を渡す。象と一緒の記念写真を撮ろうとすると、ペインティングした象の顔をレンズの方に向けたり、ニッコリしたりとサービス満点。ありがとうと立ち去ろうとするとまた手を出してチップを要求した。
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| アンベール城への登坂路 |
アンベール城 |
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| アンベール城 |
アンベール城東側の湖 |
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ここではカメラ持ち込み料として2箇所でRs.50づつ徴収される。堅固な城壁や見張塔・望楼 (watchtower)に囲まれた城内にはいくつかの宮殿、庭園、中庭などがある。宮殿の壁には細緻な細工の凝らされた夏風吹き抜けのための多数の小窓が施され、かつての栄華を彷彿とさせる。宮殿のひとつ鏡宮殿
(Palace of Mirrors)の天井には無数の小さな鏡がはめ込まれており、1本のロウソクの炎でも無数に反射して燦然と輝くという。アンベール城脇の湖には、「水の宮殿
(Water Palace, Lake Palace)」と呼ばれる離宮があり、王家一族が夏に涼を求めて使用したといわれるが、公開されていない。
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| アンベール城 |
アンべール城の鏡宮殿 |
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| アンベール城より東方を望む |
アンベール城の見張塔・望楼 |
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| アンベール城より東側の湖を望む |
アンベール城の水の宮殿 |
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