モータープールを出発したバスはほどなくタージ・マハル(Taj Mahal)の東側入り口に到着。ここでS嬢は携帯電話と貴重品をロッカーに預けてから、チケットを購入。男女別に分かれて並び、セキュリティ・チェックを受ける。
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| アグラ タージ・マハルを背景に |
アグラ 街角点描 |
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| アグラ タージ・マハルの門前風景 |
タージ・マハルの門前風景 |
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東門を入り1〜2分進むと靄(もや)に包まれたタージ・マハルが右手に現れる。ここでSさんの解説がある。タージ・マハルは、シャー・ジャハーン帝が1630年から22年の歳月と巨額の費用をかけて愛妻ムムターズ・マハル妃のために建てた霊廟であり、世界遺産に指定されている。建設には外国の技術者まで動員され、多量のインド産大理石と砂岩および世界各地から集めた貴石などが使用されている。廟の形体は敷地や周辺の構築物も含めて完全な左右対称をなしている。廟と大門との間に掘られた池の水面には廟の姿が反映し、門の方から眺めると上下も対称に見える。
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| タージ・マハル廟 |
タージ・マハル東翼のミナレットと迎賓館 |
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| タージ・マハル西翼のミナレットとモスク |
タージ・マハル廟より池を隔てて楼門を望む |
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一階中央に白色大理石の棺が据えられており、棺壁には碧玉(ヘキギョク)、瑪瑙(メノウ)、瑠璃(ルリ)などの貴石により花輪や花束の象嵌(ゾウガン)が施されている。しかしこの棺には妃の遺体はなく、実際には地下に葬られているという。見学者は履物を脱ぎ、あるいは靴の上から布カバーを履き入廟し、棺の周りに設けられた格子越しに眺めつつ一周する。廟の裏手にはジャムナー河の広い川原が開け、対岸には葬送らしい風景も遠望できた。
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| タージ・マハル東門への回廊 |
タージ・マハル東門 |
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タージ・マハルの見学を終え再びマイクロバスでモータープールに引き返す。アグラの町並みは貧しく、見事なタージ・マハルとの落差は極めて大きい。アグラはタージ・マハルとアグラ城がなければ立ち行かない辺鄙な田舎町にすぎないと、Sさんは、繰り返し強調した。
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