前書き
本編の主人公は、何をかくそう中堅の設計事務所に勤務する、建築の設計屋さん、しかも一級建築士で建築のプロ、この肩書きをもってすると単なる、建築家の自邸の自慢話で終わるはずだったのですが、世の中そんなに甘くない、一概に建築と言っても、今回の様な個人住宅からビル・マンションなど様々で建築設計と言ってもそれぞれ専門分野を持っているもので、この主人公の今までの設計は、学校・工場・福祉会館・公営住宅などで個人住宅は全く経験なし、今回がはじめてでどうなることかお楽しみ。


注意事項
 ・本編中、失笑を誘う記述がありますが、当人たちは至って真剣です、決して笑わないようお願いします。
 ・記述の中に不愉快な言動等がありましても決して、石などは投げないでください、あなたのパソコンが壊れるだけです
 ・最重要事項、記述の中に一部メーカーの対応や商品についてあまり良くない評価等の記述がありますが、あくまで一個人の意見でありそのメーカの商品を中傷するものではありません、住宅部品に限らず商品には、使う人によって価値が左右されます、よってここの記述は参考意見のひとつとして考えてください。
きゃすと
主人公:旦那さん(35才)
    職業:中堅の設計事務所に勤務(建築設計)
    性格:勤勉でない・誠実でない・やる気もない
ヒロイン:奥様(3?才)
    職業:専業主婦
    性格:本編参照(こわくて書けない)
奥様のお父さん:じいちゃん
    職業:元公務員(現在隠居中)
奥様のおかあさん:ばあちゃん
子供1:つばゴン(本名:翼)
     男・6才
子供2:あやリン(本名:彩)
     女・5才                                                                                

設定
解体工事着工日:平成12年9月1日
建設工事着工日:平成12年10月1日
竣   工   日:平成13年2月28日
 建設場所は奈良県某所、面積60坪強で敷地は2.5mの高低差、土地の所有者はじいちゃんで現況は木造2階建てが2棟と車庫1棟計3棟が建っています、資金はじいちゃんが1000万援助のこりは財形の積み立て300万とローンで今の収入からの逆算で2200万が借りる限度で3500万が総予算ですが忘れてはいけない消費税、住宅の建設費で5%の消費税は痛い、税抜きの建設費は3333万成り、二世帯住宅で外構を含めた金額では潤沢ではないがそこそこ余裕があるはずだった・・・・・・

  本編 第1章(ショールーム編)
平成12年2月某日
 新居の建設は、早いうちからきまっていました、予定としては、上の子供が小学校に入学に合わせて新築予定で工事着手まで約半年でそろそろ基本計画も終わり実施設計にかかっていてもおかしくない時期、でも自分の家の設計となるとなかなか良いプランができない、他人のお金で他人の敷地に建てる時は、アイデアが湯水の如くあふれ、多彩なプランが出てくるのに、如何せん自分の家となるとコストが気になって前にすすまずそんな折り奥さんが「そろそろ設計始めんと間に合うの」、私「グサ!」痛い所をつかれるが「設計いうのは住宅のイメージをまず固めて、そのイメージにそって設計するものやから、キッチンやユニットバスなどの住宅部品をまず決めてそのデザインに合せて全体を組み立てるものやから、ショールームを廻ってそのへんを決めていこか」・・・・これで時間稼ぎが出来る我ながらナイスフォロー(10点満点)、かくしてショールーム廻りが始まった。

平成12年2月某日
 今回の使用する住宅部品は、キッチン・ユニットバスと衛生陶器(便器)洗面台で、キッチンは当初一般品を利用の予定(ホームセンター等で安売りされているやつ)が奥さんの猛反対に合いあえなく玉砕、私の言い分は10年〜20年がキッチンの寿命その時に多大な出費は痛いので安いキッチンを早いサイクルでリニューアルした方が良いのでは、奥さんの言い分は折角新築するのでキッチンは住宅のメイン部分だからこそけちりたくない、意味の通っているようないないような、まあでも住宅は女性の夢もあるので逆らわんとこ・・・
とゆうことでショールーム巡りのはじまり
とりあえずはナショナルのショールームへ、ナショナルは住宅メーカーでありかつ弱電メーカーである、それぞれの長所を生かした商品構成は主婦層に受けが良い、いざツインタワーのショールームへ入ったとたん事件が、子供が突然の発熱でぐったりして動かなくなる、しばらく椅子にすわって様子をみるが改善の兆候なし、しかたがないのでカタログだけ貰って退散・・・・・・
 次に行ったのはサンウェーブ、なぜサンウェーブかと言えばショールームの場所を知っていたからで特に理由はありません、がしかし難波の府立体育館の近くのあるはずのショールームは無くなっていました・・・・あら・・・サンウェーブが潰れたなんてことは聞かないのでショールームの移転だろうと、住宅の設計に詳しい友人に電話して長堀の方に移転したときいたのでそちらへGO。
わかりやすい場所にあるので迷うことなく到着、奇麗に展示されたシステムキッチンに奥さんは大喜び、しかし・・・値段をみてブルーに、なぜならば行く前に予算は150万円とくぎをさしていたので、ショールームは300万円を超える高級品が最前列にリーズナブルなものは片隅に追いやられているので、色々見ている内に段々ブルーに、商売だから少しでも高いもの売りたいのは分かるけど少し極端、商品自体は、主婦の立場に立った便利そうな作りで、色々ショールームを見た中で一番良く考えられていた。

 まとめ
  ・商品:よく考えられていて便利そう
  ・価格:商品構成にバリエーションがあり高額商品と低額商品に分けられていて、低額商品を選びにくい(気分的に)
  ・キッズ対策:子供用のビデオが用意されている
  ・商品説明:いまいち

平成12年2月某日
 次に尋ねたのは、「トーヨーキッチン」あまり聞き慣れないメーカーだけど設計屋さんでは割と有名元々はレストランなどの厨房機器を制作する会社だったのが家庭用のシステムキッチンをリリースしていて、デザインがかっこいい、ショールームのあるハービス大阪にいって受付けにいくと、「商品説明が必要ですか、ご自分で見て廻られますか?」と聞かれる、購入金額が合わず参考までに見るだけなので、商品説明を断り見て廻るが、商品はかなり立派で肉じゃがを作るような雰囲気ではない、一応ひととうり見るがローコスト住宅には似合わないのでカタログを貰って退散。

 まとめ
  ・商品:厨房をイメージする高級キッチン、料理が趣味のひとに
  ・価格:こわくて聞けなかった多分高いと思う
  ・キッズ対策:なし(子供の行くような所ではない)
  ・商品説明:断ったので分からない

平成12年2月某日
 最後に尋ねたのは「TOTO」、実は本命と思っていたので、事前の情報収集でも評判が好かったのと水回りを統一出来るので、まずは東大阪ショールームへ、最初に関心したのは「キッズコーナー」簡単な遊具とビデオを用意して子供をうろうろさせない、おかげでゆっくりと商品を見ることが出来た、価格もリーズナブルでしっかりした商品、但し割引率が良くないので工務店の受けは悪い、まずはキッチン、シリーズは1種類のみですべてを組み合わせで決める、本当の意味でのシステムキッチン、たとえば食器洗い機を付けて予算をオーバーしたら扉をワングレード下げるなどのセレクトが可能なので、奥さんもお気に入りで、あと浴室、WCについても気に入ったグレードがあったのでこの後は「TOTO」で話を進めることに。

 まとめ
  ・商品:好みと予算を考えながらいろいろセレクト出来る。
  ・価格:リーズナブル(割引率が悪いので工務店には最初から「TOTO」製品を使って欲しいと伝えましょう)
  ・キッズ対策:専用のコーナーを設置、簡単な遊具とビデオを数種類を用意
  ・商品説明:しっかりしていて親切(美人が多い)

 その他
  上記以外にも「INAX」と「タカラ」にも行ったので一応コメントだけ。

 INAX
  ・商品:正直なところ「TOTO」に一歩及ばず(私的な印象なので参考にしないで)
  ・価格:定価は他のメーカーと同等(割引率は多い)
  ・キッズ対策:なし
  ・商品説明:親切で丁寧だが商品知識が?
  ・その他:受付の女の子が私用の電話でなかなか案内してくれなかった。(社員教育に疑問)
  ・予算がかなり厳しい時には良いのでは。

 タカラスタンダード
  ・商品:「サンウェーブ」と同様にシリーズがいくつもあり、何かと制約が多く決めにくい。
  ・価格:高額商品と低額商品が分かれていた、低額の商品を選ぼうとすると対応が急にわるくなる。
  ・キッズ対策:なし(「怪我をしたら危ないので子供さんを見てあげてね」と言われた、子供を見てたら商品見られへん)
  ・商品説明:商品説明を受けている途中に金持ちそうな客が入ってきたらそっちの方へ行ってしまった(服装が悪いのか)
  ・その他:二度と行かない・・・・・

 以上、この他にも行ったところもあるし、まだまだメーカーもあるのですが、迷うだけなので「TOTO」に決定、後はPLANを練るだけこれが最難関・・
 

  第2章(計画編)
 工事の発注方法について少し、当家の場合は自分で設計して知り合いの工事会社に発注が決まっているので、考えませんが一般的な発注方法を少し説明、家を建てる場合にはどこかに依頼しないと駄目ですが、それぞれ一長一短があります。


 ・住宅メーカー(ミサワホームとか住友住建など)
  土地の形状が比較的整形で一定以上の面積がある場合は一番コストパフォーマンス優れている、はっきりいって我々設計事務所では実現不可能なローコスト住宅である、特に最近はグレード・バリエーション・オプションが豊富で明朗会計なので特にこだわりが無ければ住宅メーカーが一番では、但し土地が過少・不整形な場合でメーカーのバリエーションに当てはまらない場合は、特殊設計になりいきなり高くなる、メーカー側が用意するオプション以外を要求した場合も同様。(あくまで規格の範囲内で)
 長所
  ・概算見積りまでは無料なので色々なメーカーで比較できる
  ・コストパフォーマンス
  ・会社が大きいので安心(但し、今時の大会社は信用できないかも?)
  ・住宅の専門なので顧客満足度は高い
  ・設計料は不要(見積りに項目がある場合があるがあくまでもグロス)
 短所
  ・バリエーションが多いとはいえあくまでも規格品、規格外への対応はわるい
 その他
  ・違反建築はしない

 ・地元の工務店
  工務店に頼むのは住宅の発注方法で一番多いのでは無いでしょうか、良い会社かどうかはなかなか判断が難しい所ですが、近所の評判を聞くのが一番かと、地元に根付いて評判を気にする所が多いので、ただいい会社に巡り合えるかは運しだい。
 長所
  ・面倒見の良い会社に当たると、後々のメンテに気軽に答えてくれる。
  ・基本的に設計料は不要
  ・多少の違反建築でも建ててくれる(但し、違反建築を平気で行う会社は要注意、建築基準法には理不尽な法規が多いので、こういう法規に自分の家が当たった場合のみ)
 短所
  ・見積りの比較が出来ない(建築の場合、仕様によって大きく金額が変わるので金額の大小で一概に判断できない)
  ・資金計画等に疎い会社が多いので自分で銀行と交渉する必要がある。

 ・設計事務所
  よく勘違いされているのが、設計事務所は工務店からの依頼で設計を行い費用は工務店が負担すると思われていることで、実際そうゆう形で仕事をしている会社は少なくないのですが、本来は施主から依頼を受けて設計を行い、その設計図をもとに入札で工務店を決定し、工事についての監視及びアドバイスをしながら設計図通りの工事を行わさせることで、他の発注方法と大きく違うのは設計・監理料が別途で支払わなければならない点でコスト的には高く付くが業務上付き合いのある工務店を紹介してくれるのでぼったくりに合ったり手抜き工事を監視してもらえるので一種の保険料みたいなものです。
 長所
  ・工事費は入札によって比較できる(実際には入札まで行う場合は少なく、工法・地域によって安い工務店を選択して発注)
  ・施主側の意見を反映出来る(極端な話では壁に打つ釘の本数まで指定できる)
  ・ぼったくりの防止、手抜き工事の監視をしてくれる。
  ・独創的なデザインを期待できる???
 短所
  ・設計料が別途に必要
  ・以外と工事費が高めである

設計事務所の場合は広告などを出していないので探すのが大変ですが、各都道府県の建築士会等で紹介しているのでそちらで問い合わせるか、インターナットのHP等でメールを出してみてはどうですか、大概は無料で快く対応してもらえると思います。

  第2章(計画編)その2
 すこし脱線したので本題に戻ると、敷地の形状、南北に長く道路が西側、高低差が2.5メートル。う〜んあまり条件は良くない、敷地形状で理想的なのは東西に長いか正方形で東側の道路であるが、なかなかそんな良い場所はないのでPLANを考えるが、でも高低差2.5mが障害にせめて高低差3m以上か道路面より敷地の方が高ければそれなりに考える余地は残るが、ローコストを前提にするとピロティや倉庫にするとコストが掛かるし悩みどころ
、それと工法・構造の検討、構造には木造・RC造(コンクリート造)・ブロック造・鉄骨造といろいろあってその特徴を列記すると

 ・木造(在来工法)
  木造の工法は昔からの木造の在来工法を2X4(ツーバイフォー)工法に分けられ2x4工法は工場生産が主体になるので住宅メーカー等で採用される工法で一般の工務店の場合は在来になります、在来工法の特徴は以下であるが、今回の場合は高低差が有るので土留の擁壁を別に用意して3階建てになるので意外に高くつくのでボツ
 長所
  ・安い(木材を国内産の高い物を使うと当然高くなる)
  ・以外と頑丈(施工方法・住宅プラン・材料により大きく左右される)
  ・やっぱり日本人は木造(意味はなし)
 短所
  ・大きい部屋が取りにくい(住宅には適している)
  ・火事で燃える(内部からの出火では内装が燃え家具が燃えるし他の工法でも再利用は難しいので余り大きい欠点ではないが類焼には弱い)
  ・外壁はモルタルかサイディング(ある意味では長所)
  ・3階以上には不向き(住宅では3階は可能だが制約が多い)

 ・RC造(鉄筋コンクリート造)
  温熱環境がよく振動が伝わりにくいので住宅に向いているし、1階部分を擁壁と兼ねるためややコストを押える事が出来るがでも高く工期が掛かるのと工法が壁式工法とラーメン工法とあるが住宅には柱・梁が無い壁式工法が向いているが、擁壁を兼ねていると必然的にラーメン構造になるので、部屋の中に大きな柱・梁が出てくるのは頂けないのでボツ
 長所
  ・断熱さえしっかりしていれば、夏涼しく冬暖かく温熱環境はいい
  ・他の工法に比べて振動が伝わりにくい
  ・形状の自由度が最も高い
  ・多彩な仕上げを選択できる(当たり前の事だがコンクリート打ち放し仕上が出来るのはRC造のみ)
 短所
  ・高い
  ・工期が掛かる
  ・コンクリートの断面が大きいのでその分部屋が狭くなる

 ・ブロック造
 平屋の小規模の建物の場合はローコストなのでいいのだが、2階以上特に3階になると極端にコストが高く制約も多いので今回の場合却下

 ・鉄骨造
  建築的な制約が少なくローコストだが振動が伝わり安く外部の仕上げに制約が多いが問題点を潰していけば今回の建物の場合は一番適しているようなので鉄骨造に決定、まずは擁壁については鉄骨といえど基礎部分はコンクリートなので基礎で段差を付けて擁壁を兼ね、振動対策では3階の床部分は、普通の鉄骨造の場合デッキプレートと呼ばれる鉄板に薄いコンクリートで仕上げる所をコンクリートを打設して振動を発生しにくい構造とし、外壁は安物臭いALC版に高めの石状吹付材で仕上げてそれなりに見えるので鉄骨造で決定

 構造・工法が決まったところでいよいよ内部PLANに着手、余り細かく書くときりがないので、要点だけ、当初は、大きな吹抜け・ロフト・露天風呂を作ろうと計画が、但しここからが本職の悲しさ他人建物では予算を気にしたことは無いのに自分の家になるとお金のことが気になり段々オーソドックス形にいつの間にか露天風呂は無くなり、ロフトは無くなり、とうとう吹抜けまで無くなって普通のマッチ箱の様な家になってしまった、まあ見積りを出して余ったら設計をやり直せばいいかと自分をなぐさめる・・・・・・
 

  中略(日程のまとめ)
 設計図が完了すると次は工事の契約になるのですが、その前に工事費用を決定しないとなりませんそれにはまず施工会社に見積りを依頼して出てきた見積りに値引き交渉をして工事費を決定して契約となります、その流れをざっと書くと以下になります。

現場説明会(略:現説) 図面を渡して説明を行います、その他敷地に対する条件や支払い条件についての費用に関る諸条件提示します。
支払方法
         
 ・出来高払い : 工事の進捗に合せて工事の完了した分だけ支払いますが、大きい工事の場合は毎月又は4半期ごとに支払います、又住宅のように小規模な工事の場合は 着手時10% 上棟時:30% 引渡時:40% 完了後2ケ月後20% と分けて支払う事がありますが支払方法に取り決めが有るわけでないです。
 ・完了一括払い : 住宅などはローンで借りる場合が多いので普通は一括払いになります、特に金融公庫の場合などは建物完了後2ケ月後の支払いになるので契約の条件に入れておきます。
入札 見積り期間は7日から20日程度工事の規模には余り関係ないです、とれるならば長くとってあげる
見積りに対する金額折衝と見積り内容のチェックを行います。
契約 金額的な折り合いが付けば契約になりますが、契約書は必ず確認しましょう、出来れば事前に受け取って内容を確認して十分理解出来たところで調印とすればいいでしょう、契約書自体は市販のものを利用していますが、世間の非常識が建築業界の常識となる内容もあるので、それと印紙税が掛かりますので相当額の印紙が必要です。
工事着工 日和の良い日を選び着工日とします、

以上が工事の着工までですが、同時に役所の許可申請と住宅ローンの申請を行います。

当家の場合の日程を書くと

 7月 1日 現説
 7月20日 入札(1社の特命入札)
 7月31日 契約
 8月 1日 住宅金融公庫の申し込み(住宅財形)
 8月10日 申し込みのお知らせ(これがないと役所の許可申請(確認申請)が提出できない)
 8月16日 確認申請提出
 9月 1日 解体工事着手
 9月 5日 確認通知書の受理
 9月24日 敷地の境界確認
 9月27日 地鎮祭
10月 1日 工事着工
11月18日 上棟式
12月21日 住宅金融公庫の中間検査
 2月25日 引渡し
 3月 4日 親の引越し
 3月24日 引越し
        最終支払い

  第3章(工事着手編)
 7月1日(現場説明)
 設計図が出来ていよいよ工事発注ですが、契約を行う前にまず見積りをとらなくてはいけませんので工事会社に電話して見積り依頼して図面取りに来てもらう、その時に本当は建設予定地で説明を行い工事資材の搬入ルートの確認や作業スペースの確認を行ってもらうのですが時間的な余裕がないので現地は地図を渡して後日確認してもらう約束をして、支払条件・その他の説明を行い入札日を決めました。それと今回は知り合いに電気屋さんがいてるので工事は電気工事を別途にしてその他を一括発注にしました。
 現説を行った後は役所への申請準備に掛かります、今回は公庫融資も行うので公庫の設計審査の資料も同時に作成。

7月20日(入札)
 いよいよ入札ですが1社入札なので単に見積書を貰うだけ、一応密封してある封筒をあけて金額を確認すると「が〜ん」 ・・・・ 「3700まんえん」値引きして「3500まんえん」消費税を入れて「3675まんえん」(電気工事別途)・・・・・・・・・・予算は3500万円 (電気工事は込み)電気工事は150万円を予定していたので工事予算は3350万円よって「325万円」オーバー、すでに200万円値引きがあるのでこれ以上値引き難しいかも、後は建物のグレード落とすか面積を少なくするか、どっちにしろ大幅な設計変更が伴う事は確実・・・・
 でも工事金額は、なんなく解決、値段交渉に営業部長が足を運んでくれて予算内でやるように確約、「ほっ」・・・

8月1日
 請負金額も決まり次は融資の申し込み、今回は住宅財形をしていたので、金融公庫ではなく財形融資のみで借入れ利子や色々考えた結果、申し込み方法は金融公庫と同じ、申し込み銀行は建設予定地の都道府県に本支店のある銀行が条件らしいので、南都銀行に決定、実は家の裏にあるのが理由で多分なにかと便利だろうと単純な考え、申し込みは銀行へおもむいて担当者の言われるままにハンコをおして書類に記入するだけ。
10日ほどで申し込み完了の通知が葉書で来るのでこれがくれば設計審査の受付けをしてくれる。

8月16日
 確認申請の受付け、盆休みを利用して確認申請の受付けを郡山土木事務所で行いました(本職なので問題なし)
 申請料:14000円

8月24日
 確認申請で訂正の連絡(本職の一級建築士が出しているのに訂正はないやろ)
郡山土木「この建物、窓の無い部屋あるやろ」
私    「そんな馬鹿なみんなの部屋は窓あるで」
郡山土木「いや窓はあるけど、採光斜線がとどかん」
私    「あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
言い訳説明モード:住宅等で人が長時間滞在する部屋には一定の大きさの窓が必要で、その窓は十分採光が取れなくてはなりませんので隣の建物又は隣地境界から一定以上の間隔が必要です、そう私の家の場合、裏は町のコミニティセンターの緑地があるので採光には十分ですが隣地境界からほとんど離れていないので法律では許して貰えません。
私    「訂正に行かせて頂きます」
郡山土木「それと既存の擁壁やけど奈良県の場合は条例で強度の確認しないと駄目です」
私    「(そんな条例しらんで・と心でつぶやきつつ)新設の擁壁で工作物申請出します」

8月27日
 確認申請の訂正
 採光の無い部屋は納戸に訂正、郡山土木の担当は「仏間や床の間のある納戸は認められへんで、まあ自分の家やからええか」
 あと擁壁の工作物申請をだして訂正は終わり。
 申請料:5000円

9月1日
 解体工事の着手
 解体工事の役所への申請は工事届けのみなので確認申請と同時に提出済みなので着工は可能なはず?

9月5日
 確認通知書の受理(設計審査の合格通知)
公庫の設計審査の合格通知が送られてくると2ケ月以内に工事に着手する必要があります。

9月24日(境界確認)
 敷地境界の確認、土地の所有者と請負業者と施主と設計者で境界の確認と設計上の高さを決定します。
この日は、請負業者にて事前に測量とやり方をしてくれていたのでついでにやり方の確認。

用語:
やり方:図面上の基準線を現地に反映させること建物の敷地に対する位置が決定する。

9月27日(地鎮祭)
 地鎮祭になるのですがここでひともめ、私自身は全くの不信心、入試の合格祈願もしたことが無ければ、車のおはらいもしたことがないので、建築に対する祭事もするつもりが無かったのですが、ここは奈良県、信心の総本山、大阪での常識は通用しない、仕方がないので形だけでも行うことに、設営を請負業者に頼んで、地鎮祭に必要な砂等はうってんるんです、義父さんが三輪の大神神社に行くと地鎮祭セット(祈祷済み)ちゃんと祭事の行い方の冊子付、上棟式用のごへいも一緒に買ってきて、神主さんを呼ばずに施主と請負業者のみでおこないました。
ちなみに元々住宅の改築の場合は地鎮祭は省略するらしい。

10月1日
 工事着工、といっても契約上の着工日なので実際にはなにもせず。(だいたいが日曜日なので請負業者さんもお休みです)

11月18日(上棟式)
 いよいよ鉄骨も上がって上棟式に、本来は最後の棟木を打ち込んでごへいを飾り祭事があって飲めや歌えの大宴会なのですが、これまた簡略方式で地鎮祭のごへいを一応飾ってビールにおつまみのささやかなものに出席者も職人さんを呼ばずに施主関係者と請負会社の社員のみの10名ていど時間も早々に切り上げ形だけの上棟式になりました。

12月21日(公庫融資の現場審査)
 公庫融資(住宅財形のみも同じ)の場合は現場審査を断熱材の施工完了までに受けないといけませんが、木造以外の場合は公庫の基準が少ないので一種の儀式みたいなもののはずが、見つかりました「ロフト」見つかるとは思ってましたがロフトは建築基準法に規定がないので階として扱われ階段が必要になりますが、通常ロフトは梯子で昇降するので規定に当てはまりません、あまりうるさいことを言わない所では見逃してくれるのですが残念ながら指摘されたので、ロフトのままでは2階建が3階建てになるのでいろいろ法規が厳しくなるのでロフトは屋根裏収納に変更して計画の変更申請を出すことに、また申請料5000円也

  第4章(竣工から引越しまで)
 実際に工事が始まると設計者としては気分的に楽になります、責任が設計者から請負業者にうつるので仕事自体は設計時より監理の時のほうが多いぐらいですが見られる立場から見る立場に変わるからだと思います。それと最近の請負業者さんは手抜き工事をする業者さんも少ないです、手抜き工事が見つかってやり直しをおそれているので、但し人間のすることですので勘違いや間違いは付き物なのでこれを重点的に見る必要があります。

 工事が始まると設計者としての仕事より施主の仕事が増えます、仕上げ材の材料や色の決定や照明器具の選択、既製品ドアの選択と決める事は沢山ありますが、但し通常は設計者が大半を選んで最終の選択を施主に任せるのですが今回は全て自分で選択しないといけないので本来は楽しいものなのですが、かなり苦痛・・・・・当初から思っていたのですが自分の家は人に任せるべきと痛感、いまさらそんなことを言ってもしかたないのでせっせと考えている時期に一本の電話が、電話の相手は現場を見ていてくれている請負業者の現場代理人「工事中の家に車が突っ込みました」・・・・・・一瞬絶句、つづいて「相手の車は逃走したので警察に届けました」・・・・・・・なんと幸先の悪い、ここで一つ工事中の建物は誰のもの? 工事中の建物は施主の物ではありません、あくまでも建設業者のものでよって工事中は施主といえども勝手に建物の中に入ることは出来ません、といってもそれを拒否されることはありませんが危険防止のために一声かけて指示に従えば問題ありません、なぜ自分の物じゃないかと不思議な所ですが答えは簡単お金を払っていないからで施主が工事代金を支払わない場合工事会社は建物の引渡を拒否できます、また逆に施主側は竣工した建物が依頼通り出来ていない場合は引取を拒否し代金を支払わなくていいのです、また工事中の事故や災害に付いても施主は責任を負わなくていいのですが、ここで一つ問題が請負業者側が予測不可能な事故や災害の場合、例えば地震や大規模な水害は、話が微妙になり話し合いで一部施主が損害を負担する場合があります。
 話が戻って事故の結末は事故の翌日、事故の当事者とその父親・保険会社の人間が現場に謝罪に訪れて保険で処理することになったのはいいのですが、今後の事故対策のために塀をコンクリートに変更した追加費用はどうなるのだ・・・

(引越しの準備)
 事故による工事の遅れもあるものの契約どうりの日程で工事が完了できるので引越しの段取りを始めることに、引越しの日程は子供の幼稚園の卒園に合せて3月24日に決定したので引越し屋さんの見積りをとろうとして「アリさんの引越社」と「サカイ引越センター」に連絡、一社では金額が高いか低いか解らないので二社で見積り比較して安い方を選択するつもりが泥沼化してややこしい事に、1月30日に両者に連絡したところ引越しは2ケ月前でないと契約が出来ないらしく2月1日にサカイがやってきて奥さんが対応、家の中をみて3t車両が2台ぐらい必要と金額は当初30万円を提示、予算が20万円なので交渉を進めるうちに3tを1台と1.5tを1台で税込み18万円で残った荷物は自分で運ぶことで契約、ここで失敗は契約して段ボール箱を受け取ってしまったことで、2月2日アリさんがやってきて見積り、3tを1台でも十分運べるとの返答、サカイとは言い分が違うと思いながら同一の条件での見積りの提示額は206000円で値引きは出来ないとの事なので、結果的にはサカイの方が安かったのでこの日は引き取ってもらって後日断りの電話を入れるとサカイと同じ値段にするのでなんとか契約してくれと頼まれ余りな熱心さに契約を約束、(これが大きな間違い)再度、自宅に訪問されサカイの断りはアリさんの営業の方がすると言われるのですでに受け取っている段ボール箱をアリさんから返送することで持ち帰ってもらった。(これが第3の間違い)一週間ほどしてアリさんがサカイさんに断りの電話を入れたみたいでサカイさんから電話で新たな条件を提示するのでなんとか契約をもどしてくれといわれたが、もう邪魔臭いので1万や2万では契約を変えないぞと一応条件を聞いてみることに、その条件とは「3tを2台で荷物全てを運び金額は税込みで12万円で」、・・・・えらい思い切って下げてきたのでこちらも人の子6万円も下がれば心がぐらり、後日来訪してもらうことに・・
 サカイさんが訪れて最終的な契約は「別送の荷物を含めて3tを1台と1.5tを1台で税抜き12万円」と電話での内容と違うがそれでも5万ちょっと安くなるのでやっぱりサカイさんで契約の約束をしたのですが、ここで問題がサカイさんの言い分は「段ボール箱が戻って来ないと、内金で払っている1万円は返金できないし又新たな契約も出来ない」、言い分も分かるので次の日私自身が直接アリさんに断りの電話をいれて段ボールを返してくれと頼んだが「これはサカイさんとアリさんの問題なのでサカイさんの方へ返送する」との返答だが・・・・・そろそろ2週間ほど経つが段ボールは反ってきていない・・・・・・・・・

 今現在、引越し屋さんとの契約が出来ていない、両者共断った時点で話が終わっている
 まあ、当方の優柔不断な行為が両者共にご迷惑をかけたことは事実でおわびしますが、本当に予定日に引越しが出来るかとても不安・・・・・・・

 サカイさん「段ボールが返ってこないと契約は出来ない」
 アリさん「契約がキャンセルされたのにわざわざお金をかけて送り返さないといけないのか」

 引越し屋さん騒動の結末
 結局は業者さん同士で話し合いがついて、サカイさんが契約書と段ボール箱を持ってきてくれました。めでたしめでたし・・・

 2月24日(竣工検査・引き渡し)
契約上の竣工日は25日だけど日曜日なので1日繰り上げて24日に変更、車のつっこみ事件があったので工事が10日ぐらい遅れているので外構廻りは未済で竣工検査も通常は引き渡し日に手直し工事が完了出来るよう2、3日前に行うのですが、引越しの荷物をぼちぼち運びたいので予定とうりの日程で行う事に特に気になる所もないので検査もすぐに終わり、引き渡し書類に印鑑を押して、鍵を受けとり晴れて自分の持ち物に余り感動はなく淡々と終了。

 (登記)
 建物の引き渡しも終わり自分のものになったのですが、法律上自分の物と明確にする為とローンの抵当権設定の為に登記を行わなければならない、普通は銀行が手配してくれるのですが、私の場合登記事務所でバイトしていた関係上以前のバイト先で依頼する事に、一概に登記と言っても表示登記と保存登記に分かれていて登記に必要となる資格が違い表示登記の場合は土地家屋調査士、保存登記は司法書士ですが一対のものなのでどちらかに依頼すればもう一方の手配はしてもらえます、今回も土地家屋調査士に保存共で依頼し出来上がった登記済書が権利書となるので大切に保存します。
必要な書類は住民票と印鑑証明で住所が変わる場合は転出・転入を行ってからのほうが後の手続きがへり費用が安くなります。
登記が完了して権利書が出来あがるとローンの最終的な申請を行います、必要な書類は新住所の住民票・印鑑証明・土地建物の権利書をもって銀行で手続きを行います、期限と支払いは7日締めの翌月の10日払いと22日締めの翌月の25日締めです。

 3月4日(親の引越し)
多少のトラブルがあったけど無事完了。

 3月19日(ローンの書類提出)
 住宅のローンの書類を提出して住宅関連の手続きを完了します。ここで詳しい人はきずきますが手続きが一つ抜けています、それは役所の完了検査と検査済み書の交付を受けていない事で、もちろんよい事ではないですが、今回は工事の遅れがあり入居までの時間的な余裕が無かったので割愛しました、