五月末、NHKテレビで表題についての放映があった。これにヒントを得て、かざぐるま「おしゃべり食事会」の席上、
体験談を語った。
世界で食べ物を一番多量に無駄にしている国はアメリカで、二番は日本。日本人、一人あたりの年間消費量は約171キロ、
アメリカ人はその倍と言われています。統計によると飢餓人口の半分はアフリカ、後半分は南アジアで、1分間17人が
飢餓でなくなっているとか。
さて私が最初に渡米したのは40数年前で、インディアナ大学の学生寮に住むことになった。食堂では主菜だけ、各学生に
手渡してくれるが、その他は各自が選び、好きなだけの分量を自分の容器に入れることになっていた。だが最初はどうしても
多量に取り過ぎてしまう。私は食べ残しをどうしたら良いか、悩み迷っていると、食堂の隅にベルトコンベアが動いているのに
気付いてた。アメリカ人は何の遠慮、気兼ねもなく、沢山の食べ残しを載せたお盆をベルトに載せているではないか。何となく
気まずい思いはしたが、私も「郷に入っては郷に従う」ことにした。そしてこの取り過ぎは入寮の最初だけでなく、その後も続
くことになった。
数年後アメリカ一人旅をしたとき、とある小さい店で、疲労のためあまり食欲も無かったので、目玉焼き(必ず二個)を一個に
してくれるよう頼んだ。しかしそれは困りますと言って、二個出してきたので、私は仕方なく一個食べ残して店を出た。
さて次は、食べ物を無駄にしない米人の話二題。サンフランシスコである老夫妻のところに一ヶ月ほどホームステイしたこと
がある。老夫妻は魚が好物で、魚サービスデイの時レストランに行き、魚料理を食べきれないほど所望し、最後にdoggy bag
(ドギバッグ(食べ残しを持ち帰る袋)を頂き、それに詰めて帰宅していました。これは翌日の朝食用にするためでした。Doggy bagは
文字からの推察できるように、原義は食べ残しを愛犬用に頂戴してくる袋です。
またある時、家内とニューヨークでビフテキの食事をした。女性にとって一人前を平らげるのは至難の業、当然のことながら、
家内はお手上げ。しかし隣に目を向けると、二人のアメリカ女性は仲良く一人前を分け合って、楽しく食べているではないか。
日本人の見栄っ張り、マナー知らずを無言の内に教えられたような気がした。
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