漢字の読み方    (中島 節) 
                         -2016.11. 1-


 今回もまた漢字を取り上げます。何歳になっても読めない文字にぶつかるとため息が出ます。 最近、朝日新聞で劫暑という文字に遭遇しましたが、なんと読むのでしょう? 角川書店「新字源」に 収録されていない熟語です。たぶん、極暑という意味でコウショゴウショと読むのでしょう。 また10月1日の朝日新聞で盛り土モリツチモリドかを取り上げていましたが、土木業界では 後者が一般的のようです。

 身近なところにも、二様に読める熟語、合点:ガッテン、ガテン、市場:イチバ、シジョウのような 例がたくさんあります。また水薬も普通はミズグスリでしょうが、スイヤクもO.K.のようです。 こうなると重箱読み湯桶読みの問題になってきます。

 聞きなれない湯桶読みとは重箱の逆で、第一語を訓、第二語を音読みにする読み方。湯桶読みの例は手本、 手金、見本、古本、消印、割印、身分、野宿、掛軸、呼鈴など、また重箱読みには重圧、団子、王手、 頭取、地主、本箱、両替などが挙げられます。このように面倒くさい読み方も、漢字を借用した日本語の 宿命で、時には文句を言いながらも、残念ながら黙従するしかありませんね。


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