二月に入り、難しい世界文学全集から一時の逃げ口を求めるかのように、書棚から「サイタ サイタ サクラ ガ サイタ」で始まる
『小学国語読本 巻一』(茨城高専勤務時代に研究費で購入)を取り出した。今から七十余年前に使用した懐かしい教科書、そこに
使用されている片仮名に興味、いや好奇心を駆り立てられた。
ご参考までに皆さんには別世界だった思われる、当時の旧仮名遣 の一端をあげてみましょう。混乱しないよう( )に漢字を書き添え
ます。ヒカウキ(飛行機)、サウダン(相談)、ヲジサン(叔父、伯父)、ガツカウ(学校)。動詞:オモヒマシタ(思いました)、カヘリ
マシタ(帰りました)、マハル(回る)、イヒマシタ(言いました)、サウデス(・・・そうです)、サヤウナラ(さようなら)、
アリガタウ(ありがとう)などが出てきます。
次は漢字ですが、巻一で漢数字を含め21個(一、二、三、、、、山、、)、巻二では61個(村、青、月、光、森、、、石など)出て
きますから、一年生は82個学習したとことになります。また昔の方が各学年とも、現在より多くの漢字を学習したかと思いましたが、
実態が気になり、パソコンで調べました。文部科学省の定めで、1学年は80(82)字、2学年160(234)字(3年―200(345)、
4年―200(286)、5年―185(215)、6年―181(207))、合計1006字となっていることを知りました。やはり想像通り、
昔の小学生のほうが漢字に苦しめられていました。
また次のような熟語も出て来ますが、正しく読めるでしょうか?便乗値上げ、相応しい、何卒よろしく、日常茶飯事、流布する、
素行調査、他言無用、老若男女、前代未聞、一言半句、治山治水、最寄りの駅、若人、一目散に逃げる、手強い。
さて少し脱線し、『読めますか?小学校で習った漢字』安誠著 サンリオから適当に漢字26を摘出しますから、実力を試してください。
1.独楽 2.土筆 3.筆無精 4.雑魚 5.山車 6.貧富 7.今昔
8.風情 9.気質 10.仮病 11.強情 12.建立 13. 素人
14.作法 15.縦横 16.気配 17. 赤銅色 18.重宝 19. 声色 20.流布.
21. 案山子 22. 愛でる 23.便乗 24.浴衣 25.流石 26.生一本
では皆さん、お元気で梅花の季節をお過ごしください。
ヲハリ(終わり)
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