2018年…新春  (沼田 吉治) 
                          -2018.01.01-


偕楽園で寒紅梅、冬至梅などの早咲きの梅がちらほら咲き始めました。

梅の観賞の仕方をその時期に合わせて、「探梅」「賞梅」「送梅」と分けられていますが、まさしく今は探梅のときで、 広い園内で一、二輪見つけるのは難しく、また見つけた時の嬉しさも格別です。


偕楽園を創った徳川斉昭公が、水戸に梅を植えた理由を「種梅記」に記していますが、その理由の一番に春に先駆けて咲く ことが挙げられています。 また、斉昭公の七言絶句「弘道館に梅花を賞す」にも「雪裡春を占む天下の魁」と梅の花が詠われています。これから 訪れる満開の時期もさることながら、咲き始めの風情を愛おしむのは梅の花独自のものかもしれません。

しかし、その梅の花のように天下に先駆けて水戸の志士たちは散っていき、また桜のように潔く散ることが美徳のように 教えられて、御国のためにと逝った兵士たちの歴史もあることを思い出すと複雑な気持ちにもなりますが…。


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