中村和尚様のお話


皆様、おめでとうございます。
雪のお正月で、すがすがしいことかぎりなしですけれど、今年
は昨年に引き続いての今年なので、今年のお話をするにあた
りまして昨年のお話と重なると思いますけど、一部、昨年のお
話をさせていただいて、そういうことで今年に繋がっていくとい
うことにしたいと思います。

 アメリカがイラクを攻めました。今の世界はエネルギーの分
捕り合戦みたいなところがありまして、石油が狙いであったわ
けですが、そのもうひとつ底にアメリカは大変なドル不安を抱
えておりました。といいますのは、静かに静かに勃興して来る
ヨーロッパ勢、だんだんまとまってくるヨーロッパ勢。そういうヨ
ーロッパが自分達がひとつになって自分達だけのお金を作ろ
う。「ユーロ」ね。

 ところが、初期の段階では、それが出来るのか出来ないのか
分からない様な状態が続いて、ところがフセインという人は、あ
の人、偉かったと思いますけど、一般の氣がつかない間に自
分の国は世界一良質の油が世界一安く掘り出せる国なのね。
それを利用して、どんどんドルのお金を儲けていました。

 アメリカのキッシンジャーが仕掛けた組織がしっかりと活きて
いたものですから、石油の商いと言うのは全部ドルで世界中だ
いたいドルで決められてニューヨークで決済して、ですから、ア
メリカは悪く言えば石油をタダで買える、そんな感じにちかい
有利な状態が続いて、そんな中でヨーロッパ連合がずっとこれ
ではたまらんぞということで、そこでフセインさんは自分が貯め
ているアメリカドルをどんどんヨーロッパ連合へ渡していって、
まだ力のないあやふやな「ユーロ」を手本へどんどん吸収して
いった。ヨーロッパはフセインという人は偉い、ありがたいなと
いう時代がありました。

 ところがだんだんヨーロッパがしっかりしてくるとユーロが強く
なる。フセインはシコタマそれで儲けたわけ。両方偉かった。そ
んなことでフセインをおいておくと何をするか分からんというこ
とからどうも戦争が始まっていった様な氣がするんです。大量
殺人兵器もなかったし、色々な結果から考えてもどうもそこら
辺でなかったかと氣がします。

 そんなことで、ヨーロッパ圏というのが出来て来た。そしてず
っと昔から続いていた。日本が徳川時代に入ってくると、鉄砲
などは沖縄から種子島に鉄砲が入って来て、それが僅か40年
か50年の間に、世界一の性能の物を世界一大量に作れる国
になっていて、年間何万トン輸出した記録さえ残っているが、
そういうものを日本は全部自ら禁止した。

 だから、一般の武器は取り上げた。武力を放棄したような国
になって、そんな中で武士というのは、弓や鉄砲を使えないと
いうことで、使えないことはないのですが、武士は使えたので
すが・・・。近くに敵と味方と分かれて、その中の距離がなくなっ
て、接近戦になると弓矢とは卑怯であろうという国民性があり
ますので、当然鉄砲は使えない。刀を使うことに徹底していっ
た。それで色んな剣豪がどんどん江戸時代に入って益々増え
ていった。

 そういうことで、一般の国民もそういう風潮につられて、手先
の器用なというか一つのことに打ち込んでいく国民性という、
そういうものが凝縮されていった様に考えられます。そんなこと
で日本の大東亜戦争でも、ものすごく素晴らしい世界にない様
なレベルの戦闘機、軍艦が揃っていた。ところが、そういうすご
い兵器というのは、かならずすごい訓練をしてこそ役に立つの
で、そういう訓練をした兵隊はいつも最前線にいるのでだんだ
ん減ってくる。日本はそういうことになってしまった。

 ですから、いつも最初はすごいです。ところが補充されて後
から行く人は、最初に人たちほど訓練が詰めていない。当然
性能全部を引き出すことが難しい。そんなことがずっと資源の
不足と同時に負け戦の中に大きい柱としてあった様に思いま
す。まぁ、そうして負けたんですけども、アメリカはその頃から2
週間も訓練すれば、普通に使えるような兵器を並べて戦争に
入っていった。ですから、最初は日本軍にものすごく叩かれ
て、ほとんど入れ変わった位な状態になってても、次から出て
きた補充の人達もやっぱり同じ位の武力を発揮した。

 そういうことがずっと続くうちに向こうの兵器の精度が上がっ
てきた。そんな風に思えるのね。ところが、そういう調子は、ア
メリカがずっと日本を終え、朝鮮動乱を終え、ベトナムを終え、
湾岸戦争を終えた段階ぐらいまではいくらでも補充が利いた。
兵隊さんのレベルに兵器が合わしてあった。

 ところが、イラクになってから、どうもあまり兵器の進歩が早
いので、一般の兵隊さんがその兵器を使うことが出来なくなっ
て、12万人を超える人達は、ゲリラの真ん中で寝起きしてい
る。あと1万8千人〜2万人の軍人、アメリカの会社の技術者が
コンピューターを使って、無人機を飛ばしてロケットを撃ってと
いう仕事をしている。兵隊さんの給料は、その人達が兵隊でな
いのに軍人なのに10倍もらっている。どうしても前線の兵隊さ
んは、厭戦氣分になりやすい。

 そんなことで、ジェンキンズさんの司法取引も長引いた氣が
します。そんなことで、アメリカの戦地とは、そいうい民間人を
たくさん導入することにつれて、もう実際の表面上考えれない
程の状態をしている。双子の赤字の上に、そういうものが重な
って、日本と比べものにならない程、すごい借金ができている

 ところが、一方中国が一氣に経済的ないろんな分野で加速し
たために、「元」の切り上げをしないともたない。生産調整をし
なければならないという段階にも入ってきて、そういう世界の
動きの中で、今年の日本はどういう風になって行くか。この経
済とか政治とか、私は全く門外なので、拝んでいる感じだけで
今はお話させて頂いたのですが、最近の中国の動きは新聞に
はでてないのですが、日本のことに関しては新聞にでています
が、この間潜水艦が沖縄に現れたと出ていた。

 また、日本の尖閣諸島に上陸しようとあるグループが既に動
き出している。そして、ここから新聞にのってないと思いますけ
ど、フィリピンではある島がもうすでに占領されて、フィリピン海
軍は近よることもできない状態、台湾から飛行機を買おうとし
たら、中国に脅されて、それも出来ない。まぁ、いろんなややこ
しいあぶなかしい状態がずっと続いています。

 そういう中で年末の大地震、スマトラ沖。今年の日本は大雑
把に言いますと、前半は昨年中のような状態でいくだろうと思
いますが、夏を過ぎようかという辺りから、様変わりしだして、
いろんなものが活氣を呈します。良いことも悪いこともブツブツ
と。今年の干支は『乙酉』。「乙」というのは延びようとする命が
力なく立っている状態で、前半はそういう状態、もやもやとして
いる。昨年の状態に似ている。

 「酉」というのは、酒を造っている樽の中、ブツブツと沸いて出
ている状態を言う。命の性質がいろんな段階、芽生えてから
段々とずっと大成して花咲かして実をもって、また元に戻って、
60年周期、それのブツブツと勢いの状態に入っています。何
が、どこがというのではなく、どこもここもというて、当然災害も
起こりますし、隣近所がいっぱいブツブツするのが特徴ですか
ら、色々と組み合わせになるというか、商売の相手はよほど選
んでなさるほうが良いと思います。

 良いものはどんどんやるんですよ。よくよく見極めて、そうい
う一応大きなベースとして、今年は注意して頂けたら、皆さん
が只今お唱え頂いた「仏説摩訶般若波羅密多心経」、ハンニャ
ハラミタとは智慧が成就する。智慧が成就するというのはどう
いうことか、私たちの体の中には命の中には、仏様が宿ってお
いでる。大宇宙ができてきて、ずっとその何もなかったものが
大宇宙に発展してきて、その発展の中に私たちがいて、です
から、意識あることが最初から坊主だけでなく、何もかんにも
意識が行渡って皆に仏様がおいでる。

 そういうものすごい創造の可能性、ものすごい無限の可能性
をお持ちの仏様が自分たちの中においでる。だから、本当に
大きな見事な生き様をしたかったら、それに氣がつかなかった
自分を大いに懺悔することからスタートする。実際そうでしょ
う。科学がこれだけどんどん進んでいる。

 キリスト教原理派なんかは神様が作られて、人間は罪人だ
からっということで進化を認めない派がある。進化したら困る
のね。そんなんではないの本当は、どんどん進んでいる。進ん
でいることはひっくり返して言えば、現在が未熟です。進むゆと
りがあるから進むんです。にも関わらず、科学的とうことは、部
分的な学問ということ、なかなか全体を掴むことが出来ない。

 ですから、どんなにすごいことを見つけようと、どんなに立派
に出来てこようと、何かを犠牲というか、あらゆる物のお世話
になりながら、そういう分野が現れる。だからね、あれはいか
ん、これはいかんって言うじゃないの。いいんだけど、今、ごめ
んなさいということで進んでいるの、実験するにしたって、皆、
そうなの。ですから、どんなすごいことが出来ても威張っている
人はもうだめ。そこに止まっている。

 そんな程度でなく、もっともっと無限のすごい力をもらってい
る。すごいものがある。だから自分の本性に対して、恥ずかしく
ない生き様をしよう。こういうことが「南無」ということなの。仏様
と一緒におることは、そういうことなの。

 今年は、そういう力がブツブツしだして、ものすごい勢いにな
ると思いますから、皆さん、詰まらん一生生きたくならないよう
に、本当に値打ちのあるすごい生き様が出来て、日本の国も
本当に栄え、そういうことにつながるような一年にしてしまいた
いと・・・。ん!あ〜ぁ、日が射して来ましたね。あ〜、ありがた
いこと。こういう風にね、このお正月大変かと思ったけど、パー
っと日が射してきて、今年の一年はそういう年だと思います。お
めでとうございます。どうぞお元氣で今年も一年、宜しくお願い
します。
 <平成17年元旦 鏑射寺にて 中村公隆和尚様の法話>



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