<自己を高めるという視点からのインタビューに答えて>
目標を設定して進んでゆけば、誰でも独立してやってゆけると思います。ま
た、企業のトップの器が大きくて、若者の夢を具体化できるような仕事を与えら れるならば、そこにいても十分に成功のチャンスはあるものと思われます。脳の 仕組みから考えれば、最終的には独自性を発揮して、やりたいことをやりきるよ うにプログラミングされているようです。
現在では定年退職してからトライするというケースが多いようですが、そこまで
我慢できない人は早めに飛び出してしまうようです。私の発想からすれば、「飛 び出す気があるなら、飛び出しましょう」、ということです。でも、誰もができるか といえばそうではありません。将来を見据えて、いま何をすべきかを考える必要 があります。25〜30歳位の人はいろいろと経験をして、社会を知らなければな りません。仕事を通じて社会を知る、つまり、仕事をやりきることが肝心です。
<何のために生きる?>
私が高校生の頃、先生に「少しでも社会の役に立つような人間になるよう
に・・・」と言われたことがあるんです。なぜかその言葉が頭に残って、“社会を 一歩でも前進させよう”と思い続けていました。大学を卒業した後、日本電装で 5年半会社勤めをしていたんです。大きな企業の歯車の一つとして働いていた んですが、このままでは“社会を前進させることができない”と思って会社を辞め ました。かといって、その時は将来のビジョンも何もありませんでした。いただい た退職金を全部つぎ込んで、アメリカへホームスティという形で留学しました。 その時感じたのは日本とアメリカの社会の違いでした。
例えば、日本では子供は家族の一員として存在していますが、アメリカでは幼
くても社会の一員として親が子供に接します。6歳位の子供に対しても、将来社 会を担う一人の人間として周りが接していました。その印象から、これからの社 会のあり方としては“自立”で、何よりも自立した人間になることが必要であると 痛感しました。
今は、その自立社会に向けて進んでいると思われますが、まだまだと思われ
る点も数多くあります。例えば、企業でいえば、自分の会社だけが大きくなれば いい、という発想が地球環境の破壊につながっていると思われます。自分の会 社のことだけを考えるのではなくて、地球全体のことを考えなくてはいけないわ けです。
アメリカから帰った後、しばらく営業の仕事をしていました。その時に社員教育
とか自己啓発のノウハウを蓄積して、ある程度自信がついた時に独立しまし た。最初の段階では、自己啓発をしたいという人が集まれるような場を提供しよ うと考えました。そして、能力開発研究所を設立しました。気軽に自己啓発に取 り組んでいただいて、一人一人が自立できるよう、そのお手伝いを通じで社会 に貢献できればと願っております。
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