<その8 五十代>


Q:保養所の管理人を辞めてから、ありがとう村ができたんですか?
A:ここじゃなくて、近江八幡の方に。そこにも十年ほどね。ここは5年余
りですね。近江八幡では、ありがとう村を名乗ってません。私は一切自
分を出さないで、名も名乗らず、名無しの権兵衛でね。誰が何をしてい
るのか分からんようにしてますから。近江八幡の方でも人が来てたんで
す。それであちこちへ座談会でお話に行ったり、全国を飛び回ってまし
た。ここが手に入ったのは、ちょうど阪神大震災の一年前です。近江八
幡の地主さんが、突如「出て行けっ」てね。不思議と気持ちがガラっと変
わったんですね。それがきっかけでここを与えてもらったような感じです
ね。それも阪神大震災の大きい業を背負う役目だったように思いますけ
どね。軽くするために。私は予知的に、あの地震は日本の人口の半分
は死ぬかなと思うくらいの、凄い大地震が起こる可能性があると思って
たんですよ。日本が真っ二つに割れてね。だからそれを神様がどれくら
い軽く済ませてくれるか、一生懸命お祈りをしていた時期だったんです。

Q:このありがとう村が手に入ったいきさつは?
A:まず現実的にお金も何もないですからね。安いとこが欲しかったんで
すね。ただで入れるようなとこがね。それで過疎村を探そうというんで
ね、あちこち探してもらったんですね。そしたらここがたまたま。これもま
あ、みんな神はからいでなっていくんでしょうけど。ちゃんとここが手に
入るように現れてきて。ここもけっこうお金がかかったんですけど。土地
代がね。それもすっと入ってきたお金がすっと流れていくような形でね、
ちゃんと買えたんです。広さは実質六反ほどで、1800坪。けっこうお金
がかかっていますが、だからそれが不思議ですよね。建てるにしても、
材料がようけいるじゃないですか。これだけ建てるっていうたらね。それ
がいつの間にか自然にすうっと、廃材にしてもなんにしても集まるでし
ょ。だから短期間でさっと出来上がるわけでしょ。震災の復興みたいな
もんですよ。こっちへ一年半ぐらいで移ってきたのかな。移ってきてから
5年ちょっとたつものね。別に「私は何も要らない」というような気持ちで
生きていますんで、これも自然に神様が準備して与えてくださったような
感じですね。出来たら一番質素な山の洞穴で良かったんですが、洞穴
だったらみんな来れませんよね。これはもう自然に与えられたものなん
です。与えたものが返ってきたというより、神様の方から全部与えて貰
ってるんです。私は人のためでなく、神様のお役に立つように生きてき
ました。神様から直接必要なものを貰ってるのかも知れません。神様は
どんな人でも自由に使えるのでしょう。神様の方が分かってるのでしょ
う。計画してて先に必要なものを与えてくれます。

Q:地鎮祭もしたんですか?
A:私の所は、地鎮祭して、棟上のときは上棟祭をして、お祓いして、お
祭りをして、などといったことは何もしません。「ありがとうございます」で
全部終わってしまいます。何の問題も一切起きません。そんなつまらな
いことをしたって、問題の起こる所はいっぱい起こっている。でも「ありが
とうございます」は何も起こりません。だから、地鎮祭も上棟祭も一切何
も必要ありません。一軒家を建てるのも、うちはいつも今が最高です。

Q:一週間おいてくれとか、十日おいてくれとかいう人も来るんですか?
A:まあ、それはね、自由におこもりをしてもらったらいいんでね。来たい
人は来てます。ちょっといてもらってもいいし、一日でも二日でも、いろ
いろですね。十年以上いる人もいます。近江八幡のときも、もう一つ前
の保養所のところでもいてました。古だぬきとしてそこに住み込んじゃっ
てる人もいます。報酬があるわけじゃないし、自分の生活費はバイトをし
て、出たり入ったりした人もいます。あんまり集めてはいませんので、ま
あ、建物が増えたらまた遊びに来られる人も多いですね。

Q:ありがとう村へ皆さんが来られるのはなぜですか?
A:皆さんは、ここへ本当の感謝のお祈りの確認に来られるわけです
ね。「本当のお祈りとは何か」という確認に来られて、直にお祈りが出来
る時期が来て、そういう自分に変わって、本当の神様の助けを受け入
れる状態になっているのよね。本当のお祈りをするための、ある意味で
は「これが正しい」という生き方をやっぱり確認したいわけでしょう。そう
いう意味で皆さん来られるのね。

Q:講演してくださいとか、お話を聞きたいとかという頼まれごとは?
A:私は三年余り前までは、お祈りを根幹にずうっとしてきていたのね。
そして、枝葉にこういう勉強会もしたり、あちこち行ったりしてお話させて
もらったりしていたんです。三年前から全部それを止めてしまって、お祈
りだけに入ったことがあるのね。でも、最近復活してるんです。本当は
「お祈りだけをしないといけない」と言われているのね。本当のお祈りと
いうのは、一番力があるらしい。一人一人の本当の姿を引っ張り出し
て、本当のお祈りが出来るように変える力があるね。「本当に感謝でき
るように生み出すのはお祈りしかない」と言われ、「深いお祈りが要る」
と言うのね。深いお祈りというのは「拝み出す」というんです。表面のマ
イナスも全部取らないといけないのね。引き受けて取って、奥の本当の
姿を引っぱり出す。根本から、人の大きいマイナスを消して、大きいプラ
スを引っぱり出さないといけない。表面の病気を治すような簡単で小さ
なものじゃないのね。「いい加減なお祈りではそれが出来ない」と言わ
れるの。それで「他の全部捨てて、命をかけてお祈りだけに入りなさい」
と言われたのね。それで、勉強会を全部止めて、人からの個人相談も
全部お断りして、と。本当はあんまり冷たいことは嫌なんだけど、でもお
祈りの時間が奪われるから、奪われると本当の手助けが何も出来ない
状態になるの。講演のお話はね、私は全部お祈りで、お祈り以外しませ
んので、この世的なことは一切しません。お祈りしかね。ほんとに地球を
救う方法もないし、みんなの本心を開いて悟らせる方法もないんで、お
祈りだけに全部捧げ尽くす覚悟で、今してます。話を聴きたいという人
が来た場合には、まあ、こういう形でたまには。悟った自分が一人ひと
り出てくる方が、教えられて生きるよりもいいじゃないですか。

Q:質疑応答の答えは、いつも変わるんですか?
A:質問に対する答えは必ず変わります。質問する人の今の心境と、日
にちがたった時の心境は全部違うから、それだけでも答えは変わりま
す。同じ質問をしてもその人だけが聞いているんじゃないです。その人
が代表で、いろんな人の為にその質問が出ているんです。本人も周り
の人も聞いていますが、その時に周り人の背後の人も含めて、気付き
を与えたい時は言葉が変化します。自分の心境が変わったら同じ話を
聞いても違うものを受けますし、古いテープを聞いてもみんな違う意味
で受けます。

Q:人生相談にのったこともあるんですか?
A:今迄いろんな人生相談とか相談事がたくさんあって、いろんな答え
方をしてきました。口が勝手に動きますから、その時になんとなく失敗し
たように思っても、後でみたらやっぱりその方がよかったと、やっぱり神
様の方が見通しているんです。いろんなきつい言葉で言ったこともあり
ます。酒飲みの親が、子供がグレておかしくなって相談に来ます。その
親がこの子をどうしたらよくできるかと、その時自分ではそんな悪い言葉
を使う気はなかったのに「お前が悪いんだ!」と怒鳴ったんです。普段
はそんな言葉は絶対使わないです。そのときはその人もすごくショックを
受けたみたいでした。でもその後その人は変わったんです。ものすごく
真面目にお祈りをするようになって、長い目で見たらやっぱりそれが神
様の愛の言葉だったみたいです。その後みんなよくなるんです。みんな
目先だけでは判らないです。神様の方は完璧ですけど、人の方は必要
があって使ってもらう道具みたいなものです。優しすぎたらいけないで
す。厳しい方がいいみたいです。神様が厳しくしようと思っても、優しくし
過ぎる時があって、ちょっと甘いかも知れないです。そうすると進歩を遅
らせます。若い頃、たくさんの病気の人をお祈りで治したけれど、そのと
きは優しすぎたと思います。病気を治してあげたら幸せになるものだと
思い込んでしまっていました。治してもらった人は、それでは幸せになら
ないんです。そのときは良かったと思うかもしれないけど、長い目で見る
と、本当は自分の勉強材料だったら自分で治さないといけないです。勉
強材料を勝手に取ったような感じです。

Q:お名前は何ていうんですか?
A:もう、私の名前は出さんといてください。もう名前は名無しの権兵衛
で。こういう人がいてるというても、名無しの権兵衛で。なぜかと言いま
すとね。私も最近は特に感じるんですけど、世界がひとつになるために
は、神様だけを立てなければ駄目だというね。本当は一人ひとりのね。
本当の自分というのはその宇宙の大神様から全徳の無限に無限に輝く
最高のものをね、みな平等に受けているんですよ。その自分から見た
ら、肉体の自分とか、魂の自分なんて、とても至らないゼロ以下なんで
すよね。だからその無限に無限に輝いたものを受けている本当の自分
が、天照大神様にあたったときは無限に謙虚になるしかないのね。すべ
て神様から与えられたお返しというね。だから自分の名前は一切出した
らダメという。ただもう神様だけを讃えるというかね。してはいけないんだ
という気持ちが強いんですよ。それでないと我を出してね。いうたら中心
争いをしたり、いろんな勢力争いになっていくでしょ。だからこれからは
世界をひとつにするためには、宇宙の大神様ただひとつを誉め讃えて、
感謝するだけがいいというね。そういう時代に入ってくると思うんです
ね。だから過去の自分も今の自分も必要ないという。ただ神様の働きに
あたるものを、感謝で受けるだけが世界を繋いで、本当に一つにしてく
ださるんだというね。だから誰がこういう体験をしたから偉いとか、すば
らしいとかではなしに、そんなものは取るに足らないという。もっとすば
らしいものが天からいつも無限に降り続けているというね。それも滝の
ように降っているんだというね。そこへ心を向けさえしたら、みんな自然
に悟っていける自分がどんどん現れて、世界がひとつになっていくんだ
というのね。私は若いときからそうですけど、一宗一派を立てるなという
ね。こういう一宗を立てて、こういう教えを説きなさい、という神様もいて
たのね。でも私は何も立てないというのを選んで、それが正しいと思って
きました。こういう体験をするんでも、別に自分のすばらしさを言うんじゃ
なしに、もうこんな生き方も数ある星ぐらいにしか思っていないんでね。
もっと大事なのは、神様の方へ心を向けるだけという。もっと無限にす
ばらしいものを感謝さえしたら受けられるというね。そういう参考になれ
ばというだけなんですね。

Q:一人で祈るよりも、大勢で祈った方がいいんですか?
A:私は、みんなが本当に感謝の心を起こせるように、本心を引っ張り
出す意味でのお祈りを、ずっとお祈りだけに専念してきたんです。いろ
いろお話をするのもいいんですが、やっぱりお祈りの方が力があるんで
す。深く祈るお祈りというのが大きい力があるのね。そういう意味でお祈
りだけを選んで、他のことを一切何もしないという気持ちでしばらく続け
てきたの。でも、私一人が祈るよりも、大勢の人がお祈りしてくださる方
が、力が増えてくるでしょう。そういう意味でお祈りができるように、本当
のお祈りを、神様に力を引っ張り出してもらっている人が増えてきたとい
う段階です。また、みんなに再確認して、一生懸命祈ってもらう意味で、
神様が必要と認めてもらえるのね。私をみんなと出会う働きに使ってく
ださると思うのです。でも私は、やっぱりお祈りが一番大事と思っている
の。みんなが大きい本当のお祈りをしてくださるのも大事なことなんで、
お祈りの時間を割いてでも、こういう話しの場を神様が与えてくださった
ということなのね。私もみなさんと出会うのは一番嬉しいです。「あっ、こ
んな立派な方が沢山いらっしゃるんだ」と心強いですからね。

Q:けがをすることもあるんですか?
A:私はお祈り以外したらいけないと止められてます。お祈りに忙しいん
です。祈りのための重荷をいっぱい背負ってます。それだけお祈りしっ
かりして、ふき消して貰えるんです。他のことをするとお祈りが浅くなり、
マイナスを背負った状態がでます。だから怪我するんです。ちょっと上を
改造しました。屋根の上から脚立に足を乗せようとして、その時脚立が
ひっくり返って上向きになってコンクリートの上に落ち、それで背骨を痛
めました。それでも我慢して指図してました。一晩ずうっと動けなくて、足
が冷たくなってしまうぐらいでした。体が震えるぐらい寒くて、熱が出まし
た。後で叱られます。「しっかりお祈りしなさい」と。動けない時ほどしっ
かりお祈りが出来ます。そしてさっと治るんです。次の日にはちょっと痛
かったけど歩けました。この前、犬が骨折したので2、3分お祈りしてた
ら治ってしまいました。本当に不思議です。私は仕事をしたら物凄く速い
です。10倍ぐらい早いです。力もあるし要領も良いです。一つの小屋ぐ
らいだったら1人で1日で作ります。あんまりやり過ぎたら皆の仕事を奪
ってしまいます。私の手は小さいですよ。薄いです。前に一回不思議な
ことがあったんですけど、柔道をしている力の強い人が何気なく軽くスッ
と握ったんです。そうしたら電撃が走ったくらい強かったというんです。私
は力を入れていないんです。その人にとったら、神様が強く握ってくれた
のかなと思うんですけど、電撃が走るくらいに物凄かったと。ちょっと強く
握られたかなという感じだと思うんですが、人によったらそういうふうに
感じるらしいです。


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