CM自粛か、自販機撤去か


CM規制についての法律を調べていて、次のような記事にあたった。
「タバコ業界が銘柄CMをやめたのは、自動販売機の撤去か、CM自粛かの選択を迫られた結果だ。酒もそうなる可能性が高い。その前に民放界が自主措置を示すべきだ」との強い意見が出された。
出典 日本民間放送連盟 放送番組 調査会報 1998年10月25日 http://www.nab.or.jp/htm/ethics/chosa/chosa68.html

いまさらだが、そういうわけだったのかと納得した。これで放送業界はCM料が入らなくなって、さぞ痛手だったと思う。どこからこの2者選択を迫られたのか、わからないが、青少年にタバコを吸わせないという目的ならば、自動販売機の撤去が第一であろう。ここからは、青少年のためでもなんでもなく、タバコ業界の利益を優先した結果ということがよくわかる。

ここでもタバコと酒は同列に語られているが、どうだろうか?タバコは銘柄CMなどしなくても、国内産に限れば、まったく競争がない。セブンスターとマイルドセブンでどちらが売れるかなんて、どうでもいいことだ。もしJT社にセブンスター課とマイルドセブン課があって、売り上げによってボーナスでも違ってくるというのなら、必死でCMもしないとならないだろうが…。そして海外の有名ブランドはすでに日本よりもタバコへの害を認めているから、積極的な宣伝はしないだろう。

それに対して、酒はライバルはたくさんある。自由経済の自由競争の中で、淘汰が行われている商品である。酒とタバコではCMの重要度が違うのではないか。酒の業界がもし上記の2者選択を迫られたら、自動販売機の撤去を選ぶのではないかとひそかに期待している。酒は未成年から飲んでくれなくても、あとから十分顧客になる可能性が高いが、もしタバコを未成年が吸ってくれなくなれば、依存症になる確率がかなり減り、当然将来の顧客も減るだろう。


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