喫煙は娯楽?


これは2004年6月10日のCNNのニュースである。
ソースは http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200406100012.html (すでに削除されているようです)

「喫煙は貧乏人の楽しみ」発言で英保健相に批判 ロンドン――貧乏人には喫煙くらいしか楽しみがない? 英国のリード 保健相がこのほど、ロンドンの労働党集会でこうした発言をして、禁煙 強制に慎重な姿勢を示したため、野党や禁煙支援団体から激しく批判さ れている。英政府は現在、公共の場での喫煙を全面禁止するかどうか検 討している最中。 自分はかつてスモーカーだったが禁煙に成功したというリード保健相は、 頭ごなしに禁煙を押しつける風潮に疑問を示し、「社会・経済の低層に ある人たちには、日常的な娯楽があまりない。喫煙は、数少ない楽しみ のひとつだ」「3人の子供を抱えて、貧困地区の公営住宅に暮らす21 歳のシングルマザーに、いったいどれだけ楽しいことがあるというのか。 場合によっては、タバコを吸うくらいしか楽しみがないことだってある」 などと述べた。 こうした発言を批判された保健相は後に、「私たちは、誰もが健康的な ライフスタイルで暮らすことを望んでいるが、しかし全ての人が同じよ うな状況で暮らしているわけではない。人々の生活習慣を変えるには、 まず生活環境の改善を手助けすることから始めなくては成らない」と改 めて文書でコメントした。 一方、野党・保守党の保健担当報道官は「3人の子供を抱えた貧しい母 親にとって、喫煙は危険以外のなにものでもない。保健相の発言はきわ めて不適切だ」と批判。英国の禁煙団体ASHも「職場での二次喫煙な ど、タバコの危険に最もさらされているのは低所得層。なのに、貧乏人 はタバコを吸えというのは、肥満の人にケーキを食べなさいというのと 同じ」と批判している。 一方で、喫煙権の擁護団体「FOREST」は「政治家が、言いにくい ことをはっきり言ってくれるのは、実に気持ちのいいことだ」と保健相 発言を支持した。

彼の問題発言、
「社会・経済の低層にある人たちには、日常的な娯楽があまりない。喫煙は、数少ない楽しみのひとつだ」「3人の子供を抱えて、貧困地区の公営住宅に暮らす21歳のシングルマザーに、いったいどれだけ楽しいことがあるというのか。場合によっては、タバコを吸うくらいしか楽しみがないことだってある」を、

「未成年は、日常的な娯楽があまりない。喫煙は、数少ない楽しみのひとつだ」「勉強ができない生徒にとって、学校にいったいどれだけ楽しいことがあるというのか。場合によっては、タバコを吸うくらいしか楽しみがないことだってある」と読み替えてみると、未成年がタバコにはまってしまうのがよくわかるではないか。

しかし、喫煙は娯楽なのだろうか?喫煙者は、喫煙を娯楽だと思っているのだろうか?パチンコや賭け事は是非はともかくとして娯楽だとは納得できるが…。ただ煙を吸うことが娯楽とは、これまた非喫煙者にとっては信じられない話である。薬物中毒者が注射をしたり、シンナーを吸っているのをみて、それを娯楽だと擁護しているのと同じように聞こえる。

もうひとつ驚いたことは、喫煙権の擁護団体「FOREST」は「政治家が、言いにくいことをはっきり言ってくれるのは、実に気持ちのいいことだ」と保健相発言を支持したことだ。

喫煙権の擁護団体とやらは、貧乏人にはタバコを吸ってればよいとされることを馬鹿にされたとは感じないのだろうか?なぜ3人の子供がいる21歳のシングルマザーの楽しみが喫煙だと決め付けるのか。もし私が喫煙者である21歳のシングルマザーだったとしたら、ふざけるな、好きで吸ってんじゃないよ!と言いたくなると思うのだが…。タバコだけ与えて、ほかは我慢しなさいというつもりなのか。出生率の落ちた現在こそ、こういう若い母親を大事にすべきではないのか?イギリスではタバコは1箱1000円くらいするという。そのお金をもっと有意義な楽しみのために使うように導くことこそ、政治ではないのか。

タバコについては本当に喫煙者の常識はわからない。薬物依存症患者と思えばすべてなっとくできるが…。


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