●卒煙外来

このような事件があったため、卒煙外来の受診に仲間の2人の親も快く応援してくれた。当日、12時で学校を早退させていただき、12時半に東京を出発、3時には静岡に着く予定であったが、都内が事故発生のため混んでいて、東京を出るのに1時間以上かかってしまった。夫が運転を引き受けてくれたのは助かった。念のため病院に電話を入れると、遅くなっても大丈夫なのであわてないできてくださいとのやさしい返事でありがたかった。高速に入ると渋滞も解消し、3時半にはなんとか病院に到着することができた。(余談だが夫は喫煙者であり、運転中のタバコは欠かせないタイプであったが、このときばかりは、タバコなしで運転してくれた。でも病院について、息子たちと離れたとたん、吸っていた。吸わない私から見れば、3時間以上我慢できたのだから、なぜ???と不思議であるが、これが薬物中毒の恐ろしさなのだと思う)

診察室には私と息子たち3人とで入った。挨拶をすませると、まず先生は「家族に喫煙者はいますか?」とたずねた。息子と、もう一人の友達は父親が喫煙者、A君の場合は、母親は喫煙を止めたらしいが同居の姉が喫煙者であることを先生に伝えた。「そのおねえさんはいくつ?」「16歳です。」「じゃあおねえさんにも来てもらったほうがよかったな。」と先生はおっしゃった。失敗した。ここは子供専門の病院で15歳以下とあったので、A君の姉のことは頭の隅にあったものの、無理だと決め込んでしまっていた。誘えばよかった。先生は受動喫煙を心配されているようで、夫にもこの場にいてほしかったようだが、夫は病院の中には入ってこなかったのだ。

その後、私は退散、先生にお任せすることになった。1時間後、私も呼ばれて診察室に入ると、ニコチンパッチの使用の説明があり、これを使えば簡単に禁煙できるからということであった。スモーカーライザーによるCOの検査もしたようだが、彼らは自由にすえる身分ではないのでそれほど高い値はでなかったようだ。ここでは子供の秘密は親にも教師にももらさないという前提で治療をするといいうことは知っていたので、何を子供たちが話したのかは私にはわからない。効果もわからないかもしれない。今までだって私の目の前で吸ったことなど一度もないのだから、タバコを吸わなくなったと言う判断などできるはずもない。仲間でまた吸ってしまう可能性が一番高いが、この3人が私の目の届くところにいるときは、喫煙はできないとGW前にここを受診したことを日程的にはよかったと思った。禁煙で苦労するのははじめの3日間だと聞いていたからだ。少なくとも、今日は1日中吸っていないはずだし、明日、明後日も一緒に行動する予定だったから、3日間はタバコを持つことはないはず。

ただこれから続く日々の中でいくつもの誘惑があるだろう。それに勝つことがはたしてこの子達にできるのだろうか?


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