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【10年7月24日-25日】常念岳登山

 Climb On。数ヶ月前から、会社の仲間と計画していた常念岳登山。2857mの本格的登山である。熱中症症状など、いくつか気になることがあって保留していたが、靴も買ったことだし、同行を決断。天候は微妙ではある物の、登頂日の夕方と、下山日の夕方に、少し、寒気による崩れがある程度。数日前に、Yuが登頂したこともあり、ルートの最新状況もばっちり。こー君に参加の意向を聞いたところ、思いのほか、『行きたい!』ということなので、同行させた。

 

 

 

 

 7時に集合し、一ノ沢コースの出発点に、7:40到着。ここで登山届けを提出し、いよいよ Climb On。最初は、森の中を抜けるルート。木漏れ日の中、気温も低く、順調な滑り出し。一ノ沢コースは、とにかく水量が豊富。沢で給水が可能なので、これほど暑い日でも、水をあまり必要としない。それでも、ナルゲンと、キャメルバックの水筒に、スポーツドリンク2L、プラティパスに3Lの水と、こー君と二人、5L を担ぎ上げたが、正直、スポーツドリンク2L+水1Lで十分だった。森の中を抜けたり、沢沿いを歩いたりしながら、30分に一度程度、沢沿いの涼しいところで休憩を繰り返す。烏帽子沢などを抜ける。所々、水が流れているところもあって、登山靴じゃないと厳しい。胸突き八丁の手前は、例年よりも多いと言われる雪渓が広がっている。ここで休憩。すると、下山してきたおじさんが、『今から登るのか?この上に水場があるから、ここで全部、水は捨てていけよ!』と。『上の見晴らしは最高だから、早く行け!』と、叱咤激励をもらう。

 

 いよいよ、胸突き八丁の登坂ルート。その名の通り、厳しい登り。運動不足の体には応える。途中の沢で、タオルを冷やしたら、首に巻いて再スタート。しかし、ここまで大人4人が、ふーふー、はーはー行ってるのに、こー君のペースの速いこと。荷物を軽量化してやってるとはいえ、普段活発に活動している子供には、勝てないか。胸突き八丁を抜けて、最終水場で、プラティパスに水を補給。ここからは、残り30分。一気に山頂を目指せるかと思ったけど、結構厳しい登りで、結局は、途中で休憩を挟んで再スタート。山頂付近で、会社の人とすれ違った。何でも5時から登山を始めて、山頂で折り返し、今から下山だとか。すげぇ。いよいよ山頂手前というところで、森林限界を超え、見晴らしが一気に広がる。松本平が一望できる。常念乗越についた瞬間、真っ正面に穂高と槍ヶ岳がくっきり。感無量である。今日は、常念岳に呼ばれたな。そう思った瞬間だった。

 

 

 

 

 山小屋前のテーブルでランチ。母ちゃんお手製のおにぎりですが、二人で7個じゃ全然足りない。まあ、朝の6時に朝食を食べたっきり、途中、アメなどの栄養補給だけだもんな。しかし、この見晴らしの中で食う、にぎりめしは、最高にうまい。バーナーを出して、味噌汁も入れた。この後は、小屋にチェックイン。なんと、『本日は混雑が予想されますので、1畳2名でお願いします』との表示。噂には聞いていたけど、週末は、こうなっちゃうよね。とりあえず6畳間に、12名分のに寝袋がある部屋に通される。これで、12名入ると厳しいぞぉ。荷物を置いたら、テラスで休憩。あまり冷えていないビールをプシュ!と開けて、一杯。槍ヶ岳方面がくっきりしつつも、その向こうから、少し厚い雲がやってくる。こりゃ予報通り、夕立はきそうだ。天候が崩れる前に、近所の探索。コマクサなどの高山植物と共に、大キレット方面などを写真に納めつつ、常念山頂が見える位置まで、横通岳方向に、少し登る。この登り、明日の早朝に、ご来光目当てでアタックする予定だけど、ガレ場といい結構厳しい登りだ。ちょうど、これに合わせてぽつぽつと雨が来だしたので、小屋に退散。こー君は、小屋の中の探索に行った。

 

 

チェックインが早かったので、夕食は1番ノリの5時からコース。噂通りの定番メニュー。ハムと野菜の盛り合わせ?6名がけのテーブルに、5名で座ったので、残り1明晰が空いている。ここに、京都から来たという、かわいいお姉ちゃんが座ってくれたので、食事も楽しい。何でも、社会人サークルで、明日は、蝶ヶ岳に縦走して、そのまま下山。そして、京都まで帰るとか。ドライバーがかわいそう。(泣)最初のシフトで食事を終えたので、その後が暇。幸い、会社の仲間がトランプを持ってきてくれていたので、こー君と二人遊んでくれて、助かりました。一方、別のメンバーが、高山病でかなり厳しそう。ここ常念小屋には、夏の間だけ、信大医学部の診療所がオープン。幸いにも、ここで点滴などを施してもらい、かなり体調も改善したよう。なんでも、OBや現役の有志で診療所を開設しているそうで、基本ボランティア。毎日、誰かが交代で登ってくるらしい。うーん、山好きじゃないとやれないよねぇ。そんな話をした。明日のアタックが早いので、8時過ぎに就寝。結局、6畳間に10名詰め込まれたので、足は当たるわ、左右は狭いわで、熟睡はできず、3時過ぎに目覚ましで目が覚める。あらかじめ用意してあったサブザック(というか、ウエストポーチ)を持って、雨具の上を羽織り、ヘッドライトをセットして準備完了。

さて、いよいよ、山頂へアタックだ。小屋を出ると、星が綺麗に見えているので、天候は大丈夫だろう。寝起きと、気温が低い上に、この高所。歩き始めは、動悸が激しい。少し軽い頭痛も来て、高山病の始まりか?昨日確認した山頂へのルートも、夜道ではほとんど見えず、手探り状態での登山は続く。そんな中でも、こー君はルートを全く気にせずに、直登コースで山頂を目指してる。子供って元気だよなぁ。たまに、ガレ場に足を取られて、ガラガラって音がしたら、『ラーク』なんて言ってる。下の人も、自分も危ないので、コースに戻れっての。とにかくこの登りが厳しくて、ここだけで、40分程度かかった。さて、日の出の時間は、4:45頃。山頂まで行けるか?このあたりで、ようやく身体がなれてきて、頭痛と、鼓膜の軽い痛みは引いてきた。すでに空は明るくなって、雲海に沈む松本盆地の向こう側にある水平線の色が変わり始めた。急げ、日の出まで時間がないぞ。

ちょうど山頂に到着すると同時に、雲海の向こうから、太陽が顔を出した。水平線を一気にオレンジ色に変え、それと同時に、槍ヶ岳・穂高方面を、朝焼けに染める。背筋が冷たくなる感触を覚える。しばらくは、呆然と景色を見ていたけど、あ、いけね、朝焼けの槍ヶ岳は、このときしか撮れないじゃん。慌ててシャッターを切る。もっといいカメラが、そろそろ欲しいと思う瞬間。北アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、赤岳、御岳、黒姫など並み居る山々が見える。すげぇよぉぉぉぉ。この後、風がどんどん強くなってくるので、離れがたい思いを断ち切って下山を始める。すでに明るくなって、来るときに見えなかった登山道がはっきり。こんなにも、道標があったんだ。下山途中で、昨晩夕食で一緒になったお姉ちゃんと遭遇。『これから行ってきます。』とのことで、蝶が岳の下り、きつそうでしたが頑張ってねとすれ違う。

 

 小屋に戻ったのは、6時ちょうどぐらい。山小屋の朝は早くて、皆さん旅立たれたので、ほとんど、もぬけの殻。僕たちは、麓に降りれば、自宅まではすぐなのと、夕立に遭わなければよい。なので、自炊場を借りて、ゆっくり朝食の準備。コンロでお湯を沸かして、味噌汁やコーヒーを入れる。うめえ。風が少しあるけど、天候はよく、コーヒーがうまい!わざわざ、ドリップパックのコーヒーを持ってきたかいがあった。

 

食事を済ませたら、少し我慢して、トイレへ。あまり綺麗じゃないんだよね。まあ、仕方がないけれど。後は、荷物をまとめて出発。ちょうど8:00に小屋前を出る。下りはペースよく、水場など数カ所で休憩を適時取りながら、ハイペースで下山。こー君のペースがこれまた早い。安物の、母ちゃんのお下がりである、ホー○ンスの靴なのに、岩の頭をうまくとらえて、さくさくと降りていく。休憩ポイントでは、みんな遅いなぁと言って、わざわざ来た道を折り返し、登って様子を見に行く始末。標高が下がるのと、日が昇るので、ダブルで気温は上がるけれども、下りだけに、それほど汗もかかず、ナルゲンにつめた、1Lの水で十分な感じ。そして無事に、11:50頃に、一ノ沢登山口に到着。ばんざーい。無事に下山できてこその登山なので、こー君共々、無事に下山できて何より。そのまま車に乗って、近くの温泉で、2日分の汗を流してすっきり。はぁ、気持ちよすぎ。足の疲れも幾分引いた。

 最後は、みんなでそば屋さんにいって、いつもの『中盛りざるとろ』でおなかを満たした。

 

 

ずっと見上げていた山に登った後、翌朝の出勤時。常念小屋から山頂までの標高差が、今までよりも大きく見えると共に、あそこにいたんだと思うと、今までとは違った見え方ができるのでした。もっとも、ハイペースで下りた代償として、激しい筋肉痛が、太ももに発生し、階段の上り下りが、ままならない状態になったのですが・・・。

 

 次は、燕だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【10年7月17日-19日】大島 海の日キャンプ

 毎年、海の日は、まだ梅雨明けしていないことが多いのに、今年は、ちょうど土曜日に梅雨明け。暑い週末が予想される。3連休明けには、Yuの学校行事があることと、骨折の方も、まだ、くっつき始めたところと言うこともあって、今回は、こー君と二人でキャンプに出発。もっとも、Oさん一家もご一緒するので、厳密には、二人ではないのですが。Yu のクラブ活動が始まって、家族一緒の時間が取れなくなって、こういった、行動パターンも増えてくるのかもしれない。
 8:00前に、自宅を出発。いつもの安房峠を越えていくコース。抜け道を使って、麓まで抜けようとしたところ、今週の激しい雨により、この道が通行止め。結局、折り返したので、時間をロス。いつもよりも出発が遅いので、やや上高地付近で通行量が増えた物の、順調に富山市内へ。そして、一部高速を経由して、使い慣れた道を通って、今回の目的地、大島キャンプ場へ。到着は、13:00。


  こー君と二人では、いつものリビングシェルは大きすぎるので、久しぶりに、モンベル ムーンライトテントの登場である。相変わらず、設営の簡単さは、こういう暑い季節にはありがたい。30分ほどで、テントの用意はできたので、待ちくたびれた子供たちを連れて、海に連れて行く。遠浅の海で、子供たちも安心。20m沖まで行っても、まだ足がつく。遠浅なこともあって、水がぬるい。その分、やや濁ってはいるけれど、浜辺も綺麗だ。こー君は、Oさんに借りた、フィンを借りて、ドルフィンキックで沖に出て行く。気温はぐんぐん上がって、もう少し、水が冷たい方が気持ちは良さそう。しっかり2時間遊んだら、まだ、遊び足りない子供たちを説得して、サイトに戻る。まだまだ、気温が高くて、結構厳しい。風があると、もう少し気持ちがいいのに。べたついた体をリフレッシュするために、近くの温泉へ。カーナビに行き先を設定し、走ること、5分。びっくりするぐらいに、立派な温泉施設が。どうみても、この町の税収で維持できるような規模ではなく、立派な温泉にプールや、その他設備が広々とした敷地に用意されている。ここで、ぴんと来たのが、あのお金。

そう、ここ志賀町は、某電力会社の原子力発電所があるところ。そう、電源立地地域対策交付金・補助金制度による、箱物である。まあ、地元の方たちへの、国からの心ばかりのお礼と言えばそれまでですが、こういった補助金と共に、地元の活性化にもつながるので、原発誘致に関しては、安全と地域経済の狭間で、各地で町民が2分され、近所同士でも敵対するような、悲しい戦いが起きるのだとおもうと、少しばかり複雑な心境になった。まあ、こういった地方には、このお金だけでなく、一応、匿名とは言われている物の、実際には、電力会社からの10億単位の寄付金が流れ込んでくる。ややこしい話である。
 で、この日は、Oさん一家に買い物をお任せしていたので、キャンプサイトで、お刺身とバーベキュー。夜になっても、あまり気温は下がらず、テントのメッシュを調節しながら眠る夜となった。


 2日目。朝からぐんぐん気温が上がって、6時過ぎに目が覚めた。朝食は、Oさんがトラメジーノで、ホットサンドを作ってくれたので、コーヒーと共に、これを頂く。暑くて、水分ばかり取っているので、胃が弱り気味。あの、熱中症が心配だ。子供たちがうるさいので、9時過ぎに海へ。少し北の方に見える岩場を目指しながら、ゆっくりと海沿いを進む。その先には、堤防があり、その岩場で、Oさんは釣り、子供たちは、思い思いに遊ぶ。浜辺を掘ると、小さなハマグリが出てくる、これ、夕食のおかずに。そんなことをしているうちに、Oさんがキスを釣り上げた。続いて父ちゃんの一投。こちらも、キスをゲット。浅瀬なのに、結構つれる。このあとも、キスを数匹と、スズキの子供をつり上げて、これらは、今晩の夕食へ。子供たちも浜辺で、小さな魚をすくったりして遊んでいる。12時前に、一旦切り上げて、昼食。このあたりから、何となく胃が重い。
 このまま、午後も海水浴で体を冷やして、16:00過ぎに、本日のお遊びは終了。昨日と同じお風呂に行った。このあたりから、父ちゃんの具合が悪い。案の定、風呂上がりに軽くしびれが来て、例の熱中症モード。スーパーで、スポーツドリンク一気のみと、氷をもらって、脇の下などを冷やすことで、何とか1時間で復活。とはいえ、胃は重たいままなので、この日の夕食には、ほとんど手を付けず・・・。後片付けも、Oさんにお願いして、少し早めに就寝。なんてこった。
 3日目。6時に起床。気温が上がると、また、体調を崩す可能性があるので、その前に、片付けをしなくては。幸い、荷物は少ないので、9時までにはおおよそのにもつの片付けは終了。あとは、Oさんの片付けを手伝って、10時過ぎには、ほぼすべての片付けが終わった。ここからは、来た道をゆっくりと戻って、高岡市内で昼食を取ったら、あとは、ひたすら自宅を目指す。少々時間が早いこともあって、平湯を抜けた中ノ湯あたりから、ペースダウン。それでも、カーナビが示す、自宅到着時刻は、16:30。これだと片付けも楽だね・・・・って、沢渡にさしかかった瞬間、前方で親指を立てた外国人が。なぜか、本能的にブレーキを踏んでいた。助手席をのぞき込んできた外国人は、『マツモトエーティエム』という。『マツモトエーティエム』ってなんだ?とりあえず、片言の英語で、麓まででいいか?と聞いたら、『マネー、カード、エーティーエム』と。ああ、ATMね。幸い、2人しか載っていなかったので、そのまま後部座席に載せて、松本方面に。なんでも、この後は、長野市の方に移動したいらしい。そこまで聞いておいて、ハイさよならとは行かず、結局、松本駅のバスターミナルまで案内し、ビルの中のATMを教える羽目に。丁寧に、手を合わせてお辞儀してくれたので、You're welcome といって、お別れ。長野の次は、静岡に行って、富士山に登るらしい。なんて、山好きなアメリカ人だ。
 そんなこんなで、こー君との二人だけのキャンプは、幕を閉じました。Yuのクラブ活動なので忙しくなって、こんな行動パターンが増えるんだろうなと思うと、複雑な心境。ま、もう2年もすりゃ、今度は、二人とも相手にしてくれなくなるだろうけどね。ただ、まだ放っておいて、母ちゃんと旅行って訳にはいかないよなぁ・・・。