薄紅の嵐が、不二の体を取り巻き
優しく優しく吹き抜けていく。


ああ、そういえば、もうこんな季節か。



生命たちが芽吹き、さまざまな色彩を織り成す、季節。


『春』。



膨らんだ花の蕾や、遠く澄み渡る青空や、風に凪ぐ新緑は、こんなにも綺麗なのに。



何故、自分の心はモノクロのままなのだろう。



人と出会い、人と別れ、
幾度この季節を迎えても。

不二の心には、色が生まれない。


(解ってるよ。)

己でも、理由はわかっていた。

欲しいのは、嘗て見送ることしか出来なかった、

黒。











『夢にだにみぬ夜な夜なを恨みきて衣はる雨しをれてぞふる』



























超絶お久しぶりです!!!!
生きてます!遊歩です!!!

遊歩自身の近状は「what's new」の方に載せるとして。

春は、始まりの時期と思われがちですが、
遊歩的には、はじめようと動きだせずもがいている方が萌なので(えええ
こんな暗い不二を書いてみました。

らぶらぶ塚不二も書きたいのですが、最近めっきり執筆活動をしておらず、
小説の書き方を忘れてしまった…!


皆さんの『春』は、いかがですか??