古畑任三郎が落ちている1円玉を見つけたら(前編)
今泉 「ねえねえ聞いて下さいよ古畑さん。今日、すっごいいいことがあったんですよ。」
古畑 「西園寺くん、かわいそうだから聞いてあげなさい。」
西園寺 「今泉さん、いったいどうされたんですか。」
今泉 「今日、道を歩いていたら、1円玉が落ちていたんだよ。みてみて。」
1円玉を見せびらかす今泉。黙って食事をしている古畑。
西園寺 「今泉さん、こういう話を聞いたことがあるんですが。。。1円玉を拾うには2円分
ぐらいのエネルギーが必要なので、1円玉をみつけて何も考えずに拾っちゃうと1円分
ぐらい損をしたことになるって話を聞いたことがあるんです。ところで古畑さんはどう
おもわれますか?」
古畑 「どうでもいいんじゃないの?」
今泉 「じゃあ西園寺くん、拾わなかった方が徳をするわけ?」
西園寺 「いいえ、拾うべきか拾わないかを悩むことによって1円分ぐらいのエネルギーを
消費するから、結局どちみち1円分ぐらいは損をするそうですよ。つまり落ちている1円玉を
見つけた人はその時点で損をしてるってお話なんですよ。」
悩む今泉。。。突然不気味な笑顔に変わり。。。手に持った1円玉を床に落とした。 チャリンチャリン。
今泉 「西園寺くん、今、落ちた1円玉を見たね。つまり君はその時点で損をしているんだよ。はっはっはっ。」
西園寺 「僕は拾うべきか、拾わないべきか悩んでませんから、別に損はしてないと思いますが。。。」
今泉 「でも、古畑さんも見ましたよね。」
古畑 「そんなのみてないけど。。。で、1円玉が落ちているわけ?」
今泉 「そうなんですよ古畑さん、その1円は拾っても拾わなかっても1円分ぐらいの損をするらしいですよ。
さぁ、古畑さんどうされますか?」
後編に続く