東京 能面教室
十八界彫刻教室
能面教室
◆
能面制作では「写し」といわれる昔の名作コピーを作ることが一般的に行われています。
名作を写すということは、面を制作する者にとってこの上ない勉強の機会。
それは、能面の基本を学ぶということであり、その完成された形のなかには
伝統に培われたさまざまな秘密があり、それを解きあかしていくことでもあります。
本教室では、その基本を学び取っていきます。

絵画・彫刻にかかわらず作品には作者の個性があらわれます。
能面の場合は、特にそれが “ 顔 ” であるために出来上がった作品には、
つくった人の性格が本人を見るように感じとられます。
几帳面な人、せっかちな人、優しい人、厳しい人など、作品から受ける印象は様々です。
それらのなかでも “ 品 ” のある作品に創りあげることは、一番大切で難しいものです。
これは、知識や技術がいくら上達しても、ともなうものではありません。
十八界のみなさんはこの “ 品 ”を常に心がけて作品づくりをしています。
「十八界」当教室では、面の創作を通して、日々刻々と移ろいゆくこの世において「永遠」をテーマに探求、表現する会です。
十八界は能面を中心に制作している彫刻教室です、会員には、30代~80代まで幅広い年齢層の方々が集い、能面以外にも顔をテーマにした様々な作品に挑戦しています。(能面、狂言面、仏面、仏像などの制作を致しております)
展覧会は、1996年より毎年行っており、今年で19回目を迎えます。
能面は彫刻と絵画のふたつの技を調和させて作られています。
これらの技を支え、能面制作上最も大切な要素となるのが、デッサンと油土による彫塑です。
デッサンは能面の形を正確に把み取る力を養い、彫塑では骨格や筋肉、皮膚の表現を立体的に
学びとることにより生きた表情の面を作ることができます。
教室ではこの2点を基本として作品の制作に臨んでおります。
十八界(彫刻教室)の会員には、12~3年以上の長きにわたって学んでいる方々がおります。
その中の3人が80歳代ですが、ここ数年で作品の質がなお向上していることに驚かされます。
肉体的には衰えがあるはずですが、それを補ってあまりまる気力があるのでしょう。
この3人からは、作品に対する不断の情熱と向上心が限りない前進につながることを実感させられました。
他の会員も、彼らを身近な手本として精進を続けております。
主宰:十八界 岸本雅之


前のページへ