プロローグ
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案外GWの航空運賃が安いことを知ったのは2年前のポルトガル行きの時。
よっぽどまともにGW週間を充てない限りは、J○○みたいに骨までしゃぶるよな旅行社でない限り、
そこそこ消費者思いの価格設定なのだ。

今回も実は5/3(木)発は4連休初日にもかかわらず大穴。
平日と同じ\59,800.-でアメリカまで往復できてしまう便を見つけ歓喜したが、
そこは旅のエキスパートがもちろんいるらしく、関空発は3月中旬ですでに売り切れだった。

それからネットを探しに探し、成田発の7万円台をゲット。 燃料費だのを足しても10万まで。
これに大阪-東京を往復¥13,000.-で足してもらい、さらに宿もネットをくまなく探して、
連泊すればするほど安い2ツ星のモーテルを 1人1泊換算平均(週末は平日の倍位)¥4,000.-ほどでゲット。
だから連休に海外旅行といっても、それ自体が特にゴージャスなわけではないのよ、と先に弁明しておく。

何といっても仕事人(家庭の仕事も含む)は行けるときに行ける人がパッと決断して行く、これが鉄則だ。
そうして生み出した経験値がその後の仕事に与える影響を考えれば、
ほんの数日、日々の生活から捻出すること、または捻出に協力してあげること、くらい、
まかしときなさい、と私は思ってるんだけどな。

お嬢様たちがホイホイと海外に行く中、英文科にいながらビンボーでなかなか行けず、
やっとOL2年目に安い大韓航空でソウル経由でロスへ行った時のあの幼さ。
当時、1j250円、月給は今の半分。
高いオプションには入らず、自分らで動こうとすると、骨までしゃぶるJ○○の現地駐在員が、
「恐ろしい人たちだね、全く」
と、あれこれ脅してきて、怖くなってピーピー泣いてた生まれて初めての外国、アメリカの夜。
時は折りしも、ついこの間みみっちぃ万引きでつかまった三浦氏のロス疑惑最中。
それでもオプションには入らず、翌朝友達と2人で、手をつないで踏み出したロス・ダウンタウンの第一歩。

今から考えると人類の月への第一歩にも匹敵する、自分の人生には大事な一歩だった。

ボナベンチャー・ホテルの横、確かツインタワーの中の一角、
アルコ・プラザというインフォメーションにいた日本人女性、彼女の的確なアドバイスに今も感謝している。
その頃の私達にはかっこよくてまぶしいお姉さんだった。
「RTDバス」というのは今もあるのか、もらったそのルートマップを駆使して、
毎日、UCLA、パサデナ、サンタモニカとどこにでも行った。

クダンの駐在員が最終日に迎えに来て、
「ボク、見かけたよ、2人。  あ、やってるやってる、と思って見てたんだ」
と言ってくれて、あぁ頑張ったな、いい旅したんだ、
と、生まれてはじめて思ったもんだ。

もとい。

旅の経験値は人を育てる。またそれをこそ旅と呼ぶ。
期間の長短、回数の多少、距離の遠近ではなく、
好奇心と感受性のおはなし。

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