1/144AFV

カール自走臼砲 ツィウ (Karl-Geraet Ziu)

トランペッターのカール自走臼砲を作ります。
中学生の頃、ハセガワの1/72キットが作りきれなかった苦い思い出があったりします。

キットはスライド金型を使った繊細なモールド。
細かく華奢なパーツが多く、組み立ては少し難しそうです。

製作にあたり、「Karl-Geraetに関するページ」を参考にしました。
カールに関する膨大な資料や、キットレビューも拝見でき、とてもすばらしいサイトとなっています。

さて、説明書どおりに組み立てましょう。

排気管や手すりなどのパーツがとても繊細なので、折らないよう注意が必要です。

ランナーごとニッパーで切り取り、デザインナイフで慎重に切り離します。

出来れば、刃は新しいものにしたほうが良いようです。

(偉そうに言って、私は3箇所ほど折ってしまいましたが。)

箱絵は射撃状態ですが、キットは自走状態で組み立てるのが正しいようです。

どうするか悩んだのはココ。
自走状態なので、操縦席の蓋は開いたほうが正しいらしいのです。

ウーン、知らなかったことにしようか、どうしようか。

 エイッ、キットの裏側から模型用ノミを使い、グリグリと穴を開けます。

 自ら、苦労を背負い込んだ気がします。
 

 棒やすりや紙やすりを使い、丁寧に穴を広げてゆきます。
 
 (やめときゃよかったか。)

 おっ、いい感じになりそうな予感が・・。

 中の操縦席を作りましょう。 

 とっても狭そう。

 一人暮らしをしていた頃の、アパートのユニットバスを思い出しました。

 ネット上の作例などを拝見しつつ、操縦席を作りました。
 デッチアップですが・・。

 苦労の甲斐があった気がします。(やってよかった。)

 乗り心地はどうだったんだろうとか、下は良く見えないし、後ろも見えないし、さぞや運転しにくかったのでは、などと勝手なことを想像してしまいます。

 その他、わかる範囲、出来る範囲で細かいところをチマチマと手を加えます。

 こんなところ(画像上のフェンダー上)にノテックライトがあったんだぁ、夜の運転は無理だろ、なんてこれまた勝手に想像。

 砲身はドラゴンのものと交換しました。

 なんとなく、こっちがいいかなと。

 ドラゴンのキットにはライフリングのエッチングパーツが入ってますが、難易度が高すぎて使えませんでした。

 砲架と装弾用トレイを仮組み。

 ここで、砲尾と装弾用トレイが近すぎて、砲身に仰角をつけようとするとぶつかることがわかりました。

 やはり自走状態で組むのがいいようです。
 砲身の可動はあきらめて、砲架に固定。

 砲身周辺はこんな感じ。

 砲架が後退して、車体(砲身先端の下)に大きな隙間がある様子がわかりますでしょうか。

 組み立てがほぼ終わりました。
 1/144だと小さいや。

 中学生の時に挫折したカールは、もっと部品が多く、車体もでかい印象がありました。

 先日、偶然、模型店でハセガワのカールを手にしたのですが、箱が幾分小さく感じました。

 自分が大きくなったんですね。

 ドラゴンのカールと並べてみました。

 トランペッターのほうがカッチリしていい感じです。

 当時、ドラゴンのカールを、付属フィギュア目当てに2箱買ってしまいました。

 車体に隙間が多いので、組み立ててしまうと塗りきれない予感です。
 
 まだ接着していなかったので、塗装前に一旦ばらすことにしました。

 塗装しつつ、組み立てていくことにします。

 塗装して完成!!

 塗装中を詳しく紹介しても良かったのではと反省。

 ああでもないこうでもないと新聞紙に試し吹きをして、あとは気合で吹いてみました。 

 カール自走臼砲 4号車 Ziu(ツィウ)
 1944年、ワルシャワ蜂起鎮圧時
 

 運転席があるのでこっちが前になります。
 
 良く見るとわかるのですが、手すりが若干ひん曲がってしまいました。
 
 完成後に気付いたことなので、直すのは諦めます。 

 チラリと見える運転席。

 人を乗せようかと思いましたが狭すぎて断念。
 やっぱり運転は難しそう。

 実際、目的地まで貨車に積み、現地では地面が平坦でなければ動かせず、運用が難しかったようです。

 スピードも出なかったみたいです。

 そりゃそうだろうと、出来上がったプラモデルを眺めながら思いをめぐらせます。

 実はこの、砲身グルグル三色迷彩がやりたくてしかたありませんでした。

 ハセガワ1/72キットの箱絵がこんな感じで、中学生の時、こんな風に塗れたらなぁと思ってました。

 心の隅に置いてあった、「昔やりたかったこと」が一つ片付いた気がします。

 ちなみに本来は水平であるべき砲身が若干上を向いてしまいました。(チト反省です。)

 言わなければわからないかもしれませんが、装弾用トレイの根元部分が砲架に上手に接続できませんでした。
 仮組みではうまくいったのに、うーん残念。

 今回のキット、素直に難しかったという感想です。
 
 ただ、気にかけてたキットがようやく完成したのと、いつかやってみたかった三色迷彩ができたので良しとします。

 再び作る機会があれば、今回の反省を活かしたいと思います。

 ふと、何か比較できるものを横に並べて、カールの大きさを演出したくなりました。

 普通は弾薬運搬車を並べるところですが、キットは持ってませんしどうしましょう。

 全然関係ないのですが、以前作ったLa不細工デリコのプラガAVを並べてみることにしました。

 少しはカールの大きさが実感できて良いかなと。



平成22年10月4日
▲ページTOP