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九七式中戦車改 ( Medium Tank Type97 "New Turret" )
 〜 占守島の戦い 〜

 終戦3日後の昭和20年8月18日、ソ連軍は千島列島最北端にある、占守島(しゅむしゅとう)へ奇襲上陸を開始しました。

 今回は、占守島で戦った戦車第11連隊の九七式中戦車改を作りたいと思います。

 キットは、DAMEYAの九七式中戦車改です。
 

 いつもながら、大変精巧な好キットです。

 ヒケやカケもないので、一気に組み立てを楽しめます。

 車体を組んだら、別に購入していた同じくDAMEYAの日本陸軍 精密足回りパーツセット1を組み立てます。

 集中力が切れると辛い作業になるので、一気に組み立てます。

 精密足回りパーツの組立は、細かい作業の連続ですが、根気よく作業すれば大丈夫です。

 一部、起動輪の歯が欠けてしまいましたが、プラ版などでそれとなく修復します。

 ちなみに、九七式中戦車改キット付属の履帯も充分な精度をもっています。

 ここまでやるのは大変という方は、キット付属の履帯でも充分満足できる仕上がりになるはずです。

 車体の組立ですが、一部、バトルタンクコレクションの九七式中戦車から余剰パーツを流用しました。

 このキットには、KAMEYA製の真鍮製砲身が付いているので模型もグッと引き立ちます。

 サーフェイサーを吹いたら、基本色として枯草色で塗装しました。
 
 塗料は、GSIクレオス 日本陸軍戦車後期迷彩色セットを使用。

 今回は、転輪と履帯はそれぞれ塗装した後に巻きつけることにしました。

 そのほうが塗装しやすいかなと。
 

 転輪に瞬間接着剤を点付けし、巻きつけてゆきます。

 履帯は充分な長さがあるので、たるみの表現が楽しめます。

 このたるみ表現は、エッチングの履帯だからこそ体験できることで、使ってヨカッターと思う瞬間だったりします。

 余った履帯は、デザインナイフで切り落とします。 

 今回は、マスキングテープを使用した迷彩にチャレンジします。

 マスキングテープをホビーベースのペーパーマットの上に貼って、こんな感じかなという風に切り出し、キットに貼り付けてゆきます。 

 マスキングの上から、2色目として草色を吹きました。

 少しツヤが出てしまいましたが、あとでトップコートを吹いて落ち着かせることにします。 

 マスキングを剥がしてみました。

 おぉ・・
 なんとかうまくいってます。

 3色目を吹くため再度マスキングします。

 子供の頃、マスキングテープで塗り分けようと筆で塗ったら、マスキングテープごと塗装がバリバリ剥がれて泣きをみました。

 今回はそうなりませんように・・。  

 3色目の土地色を吹いて、マスキングを剥がしてみました。

 ・・・

 なんとか成功したようで、安心しました。

 この後、一番やりたかったマーキングなど、仕上げにかかります。

 ”士”のデカールを付けて完成。

 ”士”のマークは、戦車第11連隊を示すもので、現在の陸上自衛隊第11師団第11戦車大隊のマークである”士魂”へと受け継がれています。

 汚し塗装ですが、下面を中心に薄めた茶色系の色をエアブラシで吹いています。

 今でも占守島には、戦車の残骸がそのままの状態で残っているそうです。

 池田連隊長の司令部への最後の打電は、「戦車第11連隊は、これより直ちに突撃を開始する。祖国の弥栄(いやさか)を祈る。」 でした。

 彼らの戦いあっての現在の我々であること、いろいろと考えて自らを振り返る思いです。

 参考資料:「陸軍機甲部隊 学研」 より



 このキットを作った平成23年は、昭和でいうと、昭和86年になります。
 占守島の戦いのあった昭和20年は実に、66年前ということです。

平成23年(2011)8月18日
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