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1/32 58’スバル360(昭和33年)

 子供の頃、我が家の車はスバル360でした。
 小学校低学年くらいまで乗っていたはずです。

 でも、私はこの車があまり好きではありませんでした。

 なぜなら、この車で走っていると、同じくらいの子供たちから「はんぺん車だぁー」と言われたからです。

 当時、「人造人間キカイダー」という番組がありまして、その中に登場する私立探偵の服部半平(通称はんぺん)が乗っていたのです。

 大人になった今は、ただ懐かしく、もう一度乗ってみたい、今度は運転してみたいなどと思うわけです。

 で、模型店の棚にあったスバル360。

 オーナーズクラブというシリーズですか、なかなか購入意欲をそそられます。
 買うたやめた音頭をした結果、やっぱり買ってきてしまったわけです。

 パーツそんなに多くないし、簡単に作れるかなと。

 実は、車のプラモをちゃんと作るのは初めてで、小学生の時に「サーキットの狼」のロータスヨーロッパを素組みして以来だったりします。

 (大昔、スーパーカーブームというのがあったんですね・・・。)

 このキット、車体後部から前にかけて、パーティングラインがくっきりありました。
 窓枠にもバリが、バリバリとあります。

 ボディがキモだろうと思い、丁寧に紙やすりをかけます。
 愛情込めてスリスリ、ついでにあっちもスリスリと表面をピカピカにします。

 下地処理をしっかりしないと、あとで泣きを見るのがわかっているので、とにかくスリスリと。

 バリなどは、400番でスリスリと。
 続いて、1000番、2000番と細かくスリスリします。

 窓ガラスのパーツに、成型時の細かいキズを発見。

 発見しなきゃいいのに、気にしなきゃいいのにと思いつつ、まず2000番でスリスリ。

 続いて、ミスターホビーのMr.ラプロスの8000番でスリスリ。
 最後に、Mr.コンパウンドの極細液でスリスリと。

 ちゃんと計画的に作業しているわけではなく、手元に偶然あったものを使っています。
 そもそも、Mr.コンパウンドなんて、なんで持っていたんだろう、私。

 がんばりましたが、超細かいキズが残ってしまいました。
 光の加減でキズが見えるのですが、疲れたのであきらめます。

 他のパーツもゲート処理しますが、ほとんど問題なく、あっという間に作業が終わりました。

「あぁ、こんくらいのキットって楽でいいわぁ」と、この後にマスキング地獄があるとも知らず、楽しい模型のひとときです。

 この後、ホワイトサーフェイサーを吹いて、塗装に入ります。

 画像は、窓枠の銀部分を塗装するため、マスキングしたところです。

 曲面は、Mr..細切りマスキングシートを細かく切って貼ったり、Mr.マスキングシートまる・さんかくを使って埋めてゆきます。

 マスキングの隙間から、塗料が染み込んで泣いた経験があるため、さらにマスキングゾルを塗りたくります。

 うぅ、めんどくさいです。
 しばらく、マスキングなんてしたくありません。

 「マスキングなんて大嫌いだー!」

 こんだけがんばっても、どっかしら失敗するのが私のマスキングです。
 恐る恐る、マスキングを剥がしてゆきます。

 ・・・。

 あらっ、なかなかうまくゆきましたよ、私としては。

 10回やって1回成功するに当たったようです。
 よかったー。(涙)

 銀色は、筆で塗るよりエアブラシで吹いたほうがキレイに発色しますし、マスキングすれば線もきっちり、筆みたいにヨレヨレなんてありませんから。

 「マスキングって、なんて素適なんだろう。」

 ウインカーとテールランプ用に、クリアーオレンジとクリアーレッドの塗料が必要なことが判明。

 しょうがない、模型店へ買いに行くことにしました。
 (お店に行ったら、また気になるプラモを買っちゃいました・・・。)

 家に帰って作業再開。
 デカールも貼って、クリアーでコートします。

 来ましたよ、完成の一歩手前まで。

 1箇所だけ、タイヤがシャーシにうまくハマらず、泣きそうになりましたが、無理やりハメちゃいました。(事前に仮組でよく確認すべきでした。)

 さて、上下をあわせて、完成させましょうか。

 塗装は、子供の頃の我が家の車を思い出しながら色を決めました。

 うん、こんな感じでした。懐かしいです。






 ネットで検索すると、今でもスバル360を所有して乗っている方がいらっしゃるようです。

 こういったクラシックな車は、本当にオーナーズクラブみたいなものもあるようで、羨ましいかぎりです。

平成27年(2015)3月7日
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