方言散策
まあ見ていぎなせや。
ここで挙げられているのは新潟弁のごくごく一部である。
無駄に広い新潟は地域によっても言い回しの違いが見られるし、
俺の住んでいた地域の言葉でさえも俺は完全にマスターしている訳ではない。
取り敢えず、思い付くだけ五十音順に乗せてみた。
横に長いので、ブラウザを最大にして御覧になるといいと思います。
何か、下の本文の表までやたら距離があるんだけど何故だ?
分かる人教えて下さい。hr width以外は何もタグを打っていないのですが。
| あ行 | |||
| あったらもん | 【形動?】 |
勿体無い。 | 《用例》ほれ、あったらもんらっけ全部食えてー!(勿体無いから全部食べなさい) |
| あっちぇ | 【間投】 | 暑いなあ。 | 《用例》今日あっちぇねかてー!どーいんらろっか。(今日は暑いなあ、一体どうしたことだ) |
| あっちさん | 【名】 | よその人。知らない人。 | 《用例》あっちさんらっけ、近付くなて。(知らない人だから、近付くなよ) |
| おおばら | 【形動?】 | 散らかっている。 | 《用例》俺の部屋今おおばららっけ、へえんねでくれてー。(俺の部屋は今散らかっているから、入らないでくれるかな) |
| おここ | 【間投】 | あらあら。 | 《用例》おこここ、鼠に逃げらったいや。(ありゃりゃりゃ、鼠に逃げられてしまったよ) |
| おっかかる | 【動】 |
寄り掛かる | 《用例》ほら、授業中に壁におっかかってんねえろ!(ほら、授業中に壁に寄り掛かってるんじゃない!) |
| か行 | がきんなる | 【動】 | 必死になる。頑張る。 | 《用例》そんげがきんなってやらんてもいいねっか。(そんなに必死になってやらなくてもいいじゃないか。) |
| かしがる | 【動】 |
傾く | 《用例》あの家、昨日の台風でかしがったみてえられや。(あの家、昨日の台風で傾いちゃったみたいだね) |
| がん | 【名】 |
物、事、人 | 《用例》あのがんを取った後、このがんにくっ付けてそこにいるがんに渡してくれや。(あれを取った後、これにくっ付けてそこにいる人に渡して下さい) |
| きかんぼ | 【名】 |
暴れん坊 | 《用例》ほんーに、おめんちの○○はきかんぼらいねえ。(本っ当に、あなたのお家の○○は暴れん坊ですよね。) |
| くんなせや | 【勧誘】 |
〜して下さいな。 | 《用例》まあゆっくりしてってくんなせや。(まあゆっくりして行って下さいな) |
| げっぽ | 【名】 |
ビリっけつ | 《用例》数学のテスト、げっぽらったいやー。追試受けんばねえ。(数学のテスト、最下位だった。追試を受けなければならないよ) |
| さ行 | |||
| ざいご(ぜーご) | 【名】 |
田舎 | 《用例》電気も通ってねんだかや。ぜーごらいねー。(電気も通ってないのか。田舎だよねえ) |
| しゃーつける | 【動】 |
叩く | 《用例》いたずらしてんなや、しゃーつけんろ!!(悪戯してるんじゃない、ひっぱたくぞ!!) |
| しゃれこき | 【名】 |
お洒落な人(揶揄にも用いる) | 《用例》あんげしゃれこきな奴には負けてらんねこってや!(あんなちゃらい奴には負けてられないぞ!) |
| しょったれ(こき) | 【名】 |
だらしない(人) | 《用例》こんげ部屋がおおばらなしょったれにはお仕置き!(こんなに部屋が散らかっているだらしない子にはお仕置き!) |
| しょおしい | 【形】 |
恥ずかしい | 《用例》いい年こいてこんげ喧嘩やめれてー、しょしげもねえ。(いい年してそんな喧嘩するなよ、みっともない) |
| しんばね、しねばね | 【副節】 |
しなければならない(条件も表す) | 《用例》山登りして遭難し掛かったんかや、しねばよかったいねー。(山登りして遭難し掛かったのか、やらなければ良かったねえ) (注・この例の用法は場合によっては悲惨な勘違いをもたらす) |
| ずる | 【動】 |
動く、引きずる、ずれる | 《用例》ちょっとせめっけ、そっちにずってくんねかな。(ちょっと狭いので、そちらに少し動いてくれると助かるのですが) |
| た行 | |||
| 〜だこて | 【接尾】 |
だということだ | 《用例》あいつがしとねー言うてんだっけ、いいんだこて。(あいつがやりたくないって言ってんだから、いいんだろう) |
| 〜だぁすけ | 【助動】 |
だから | 《用例》だーっけ、言うたねっかあ・・・。(だから、言ったじゃないか・・・) |
| 〜だぁろも | 【助動】 |
だけれども | 《用例》あんげこと言われてんらろも(「だ」が「ら」に変音されることは普通)、いいんだかや!?(あんなこと言われてるけど、いいのかよ!?) |
| 〜だてがんに | 【助動】 |
だというのに | 《用例》こんげ解り易く説明してやってるってがんに、だーめらなー。 (こんなに解り易く説明してやっているというのに、駄目だねえ) |
| ちょちょらに | 【副】 |
いい加減に | 《用例》ちょちょらに人の話聞いてるっけ、そんげな目に遭うんだてば。(いい加減に人の話を聞いてるから、そんな目に遭うんだ) |
| な行 | |||
| なじらね | 【挨拶】 |
調子はどうだい | 《用例》おう、暫く見てねかったけどなじらったや。(おう、暫く見なかったけど元気してたのかい) |
| なまら | 【副】 |
とても、凄く | 《用例》この番組、なまらおもしれえねっけ。(この番組、とても面白いじゃないか) |
| ぬがる | 【動】 |
深みに足を取られる | 《用例》○○のばばが田んぼでぬがって動けねみてらっけ、ちょっと手貸してくれさ。(○○のおばちゃんが田んぼのぬかるみに足を取られて動けないみたいだから、ちょっと手を貸してくれないか) |
| は行 | |||
| ばか | 【副】 |
とても | 《用例》ばーか馬鹿ばっからねけ。(随分な馬鹿ばっかりいるみたいだな) |
| 腹くっちぇ | 【間投】 |
お腹が一杯 | 《用例》腹くっちぇっけ、もういらねわや・・・。(お腹が一杯なので、もういりません・・・。) |
| びちゃる | 【動】 |
捨てる | 《用例》お前は橋の下にぶちゃらってたとこを拾われたんてー。(お前は橋の下に捨てられていたところを拾われたのさ) |
| ふっとつ | 【副】 |
いっぱい | 《用例》ばーか今日は料理がふっとつあんねっか。(随分と今日は料理が沢山あるじゃないか) |
| へー | 【間投】 |
もう | 《用例》へー終わったんけ!?ちっとはーえんねんだかー。(もう終わったの!?ちょっと早すぎるんじゃないかい) |
| ぼっこす | 【動】 |
壊す | 《用例》鳴らねーな、このラヂオ・・・。ぼっこれてるみてえらな。(鳴らないな、このラヂオ・・・。壊れちゃってるみたいだな) |
| や行 | |||
| やめる | 【動】 |
痛む | 《用例》歯がやめるっけに、明日歯医者行ぐわ。(歯が痛むから、明日歯医者に行くよ) |
| よっぱら | 【副】 |
充分、飽きる程 | 《用例》もうお前の嘘はよっぱら聞いたてばや、この嘘こきが。(もうお前の嘘は充分過ぎる程聞いたよ、この嘘吐きめ) |
| わ行 | |||
| わんごになる | 【動】 |
湾曲する | 《用例》アヒル座わりしてっと、わんごんなんろ。(アヒル座りしてると、O脚になるぞ) |