妖艶の街で呑もう!


平成25年8月4日

妖艶の街で呑みました!


夕暮れの青が舞い降りた街

無表情な人並

色あせた日常

疲れ果てた俺たちは

沈んだ心を抱え

妖艶の街にたどり着いた。





昭和通りの一つ隣の路地に

古い中華料理屋がある。

俺たちは何も話すこともなく

店に入った。





いつものように静かな店内。

俺たちがこれから行う打ち合わせ。

シチュエーションには最高の場所だ。





俺たちはビールを流し込み

これからの事を語り合った。





古い中華料理屋の中国人が

そろそろ時間だと言ってきた。

もう、そんな時間か。

やるか!

俺たちは店を出た。

日曜だが妖艶の街は眠らない。





とあるビルの4階。

周囲を見渡せる場所に

俺たちはゆっくりと座った。


ついに!ファニチャーが動いた!

俺と剛はファニチャーの電光石火の

動きをただ見守ることしかできない。

薄れゆく意識の中

俺は最後の力を振り絞り

電光石火の盗撮現場を

盗撮!


ファニチャーが叫んだ!

やったぞ!

ついに撮ったぞ!!


その後の記憶が俺にはない。

暗闇の中を俺たちは彷徨った。

見知らぬ街のイカの下。

一体、俺たちはどこへ行こうとしているんだ。


もう、夜明けだ。

無表情な人並

色あせた日常

何もなかったかのように

時間は流れていく。


そして、今日もまた

妖艶の街で俺は独り

グラスを空にする。





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