
☆ 相 槌
☆ 繰り返し技法とは
☆ 質問技法とは
相 槌
ただ非言語的に相槌をするのではなく、声(「ええ」、「はい」など)を出して相槌をする事が大切である。
注意:「確かに」「そうですね」「そうか」「成る程」という相槌はしないようにする。何故なら、これらの返答の仕方には、聴き手自身の感じ方や、話し手に対する評価が含まれている相槌になってしまうからである。
繰り返し技法
CL 今日は何だか気持ちがさえないので、オリーブの里の温泉にいってきました。
CO 気持ちがさえない…注意:ただ事柄を繰り返すのではなく、会話の中で大切な焦点となる所や、気持ちが現れている部分(例:悲しい…)や、音(例:ず〜んと沈んだ感じ)などを繰り返す事が大切である。また、繰り返してもCLから返事が無い場合、さらに具体的に教えてもらうようにする。
さらに具体的に教えてもらう質問例
CL 今日は一日何故だか気持ちがさえないので、オリーブの里の温泉にいってきました。
CO 気持ちがさえない…
CL ………………
CO もしよろしければ、どのような理由で気持ちがさえないのか、具体的にお教え願えませんか?CO=カウンセラー(聴き手) CL=クライエント(悩み相談者)
質問技法
意義
- 単に聴き手が情報を得るためということではなく、悩み相談者が問題を正確に掘り下げるのを助けるために使われる。
- 事柄や感情への応答などを行なう前の確認、あるいは悩み相談者の話題を展開する方向付けとして用いられる。
- 聴き手が悩み相談者に関心を持っていることを示す。
- 適切な質問は、悩み相談者が自分の感情をより深く表現するのを助ける。
- 質問は、聴き手には情報を提供し、悩み相談者には自分がどのようなことに関心を示しているのかを明確にするのに役立つ。開かれた質問はこの両方の役割を果たし、閉ざされた質問は聴き手が情報を得るために行なわれる傾向がある。
方法
- 開かれた質問(WHAT・HOW・WHY)
* 「・・・・とは具体的にはどのようなことですか?」「・・・・についてさらに詳しく話していただけませんか?」という尋ね方で、話し手が会話の主導権を持ち、自由に会話できる質問をする。
* 悩み相談者が話題としていることを、聴き手の思惑を気にすることなく、自由に表現できるように質問をする。
* 悩み相談者の問題に話し手自身が気付いたり、悩み相談者自身の感情に集中できたりするような質問をする。
* (WHAT)「何」
「何」を尋ねる質問をすることで、事実、事柄に関する情報を得ることができる。
* (HOW)「どのように」
「どのように」を尋ねる質問をすることで、悩み相談者の状況に対する個人的・主観的な行動・意味などを知ることができる。
* (WHY)「なぜ」
「なぜ」という質問は、「何が理由で」や「どのような理由により」に置き換えて質問する。「なぜ?」という質問は尋問・詰問となってしまし、置き換えないと悩み相談者は防衛的になり、聴き手との良い関係を構築するのが難しくなる。
- 閉ざされた質問(WHO・WHERE・WHEN)
* 「はい」「いいえ」で答えられる質問は、悩み相談者の心的負担が少なくて答えやすい。
* 話題になっている事を尋ねることにより、悩み相談者への共感が増す。
* 口の重い話し手に使用すると非常によいし、そのような悩み相談者の行き詰まっている情報を得るのに有益である。
* WHO「だれ」という質問は、だれが言っているのか明確化することができる。
* WHERE「どこ」という質問は、場所を明確化することができる。
* WHEN「いつ」という質問は、時を明確化することができる。
* 聴き手が関心のある問題だけを聞いていく傾向があり、情報が偏りがちになる点に注意をする。
- 意味の反映技法
* 「〜という事は、あなたにとってどういった意味があるのでしょうか?」という質問をすることにより、出来事についてその感情体験や、その人にとっての意味を当事者が気付いてくれる。
* この技法の使用は、聴き手に深く突っ込む質問になってしまうので、話し手と聴き手の信頼関係がある程度構築されてからしたほうがよい。