のの心の広場

対決技法

 

対決技法 (積極技法の極みが対決技法)

対決技法とは、話し手の内側での 葛藤 、 矛盾 、 混乱 を、聴き手が、話して自身が向き合いやすいように導いてあげる技法です。

 

* 対決技法導入時の注意点

  1. 傾聴と観察をしっかりする。(身体言語を見ていく事も非常に大切)
  2. 受容的に責めていない態度で、話し手の問題を指摘。声のトーンなども低めでゆっくり暖かくする。
  3. 話し手の話の要約をして、それについてどう思われますか?と感想を聴く。また場合により、「〜が〜より上だと感じられているのですね。」とか、「〜が〜より重要だと感じられているのですね。」など、聴き手が話し手に応答したりする事など大切。
  4. 対決技法を使用した後、話し手のその後の反応をフォローしていく事が大切。

話しての内側に葛藤がある場合

「〜と〜の葛藤があなたの中にあるということなのですね。」とか、「〜以上に〜があるということなのですね。」とか、「〜と同等に〜があるということなのですね。」などのような言い方で、話してに聴き手が伝えてあげると効果的かもしれません。

<話しての内側の葛藤の種類>

+と− 接近と回避の葛藤 

(魅力あるものと、好ましくないものの間で挟まれている)

+と−の例: 遊びに行こうか塾に行こうか。

遊びに行く +(楽しい) 

塾に行く  −(勉強嫌い)


−と− 回避と回避の葛藤 

(好ましくない2つのものの間で挟まれている)

−と−の例: 公文塾に行こうか習字塾に行こうか。

公文塾に行く −(公文嫌い)

習字塾に行く +(習字嫌い)


+と+ 接近と接近の葛藤 

(魅力ある2つのものの間で挟まれている。)

+と+の例: ケーキを食べようかプリンを食べようか。

ケーキを食べる +(ケーキ大好き)

プリンを食べる  −(プリン大好き)


−ダブルと−ダブル 回避ダブルと回避ダブルの葛藤。

(好ましくないダブル2つのものの間で挟まれている。)

−ダブルと−ダブルの例: 料理教室にいこうか英語塾に行こうか。

料理教室に行く −(料理創るの嫌い) −(学校の人間関係も嫌い)

英語塾に行く   −(英語嫌い)     −(学校の人間関係も嫌い)

 

+に−がついてくる場合の葛藤

(1つの出来事に良いものと悪いものがついてくる場合)
+に−がついてくる場合の例: ケーキをたべようか。

ケーキを食べる +(ケーキは非常に好き)

ケーキを食べる −(ケーキを食べると太る)

 

+と−のダブルの場合の葛藤
(2つの事柄に対して2つの側面が出てくるケース)

+と−ダブルの例:外食しようか家で食べようか。

外で食べる +(造らなくて楽)  −(お金がかかる)

家で食べる −(造るのが面倒) +(お金がかからない)

 

話しての内側に矛盾がある場合

「〜と先ほどおっしゃっていましたが、〜ともおっしゃってましたね。その2つがあなたの中でどのように繋がっているのかお聴かせ願えませんか?」とか、「〜とおっしゃってますが、あなたの体の反応は〜になっているのですが、それにはどういった意味があると御自身では思われますか?」などのような言い方で、聴き手が話し手に伝えてあげると効果的かもしれません。

<話しての内側の矛盾の種類>

(聴き手は、話し手の話を聴いている時に以下の5つの矛盾を発見し、その矛盾を話し手に聴いていく)

* 表現

例:母の介護は嫌いでないといいながら、本当は面倒だと思っているのだという。

* 言葉と行動
例:ピアノ上手になりたいといいながら、練習はしたくない。

* 言葉と非言語
例:もう私は母の事を許しているといいながら、涙を流す。

* 非言語と非言語
例:顔は笑っているのだが、手をぎゅっと握っている。

* 言語表現と状況
例:一人暮らしをどうしてもしたいといいながら、貯金もなければ定職も持って  

いない。

  話しての内側に混乱がある場合

「実際に〜は〜と言っていたのですね。」とか、「〜は〜といったのですね。」などのような言い方で、聴き手が話してに伝えてあげると効果的かもしれません。

<話しての内側の混乱とは>

(話し手が混乱しているため、話しての中の事実と想像の区別が明らかになっていない場合がある。その場合、聴き手が、話しての混乱を話して自身が気付けるように手助けをするために用いる。)

例:話し手: 「あの人は私の事をいろいろと悪く言っているのです。」
   聴き手: 「実際にどう悪くいっているのですか?」
   話し手: 「いや、私は聴いていないのですが、けど言っているのです。私解る  

のです。」

 

<技法の統合> 

(話しての発達段階により、傾聴技法のみでいいか、積極技法まで必要か、対決技法まで必要かの見極めが必要)

傾聴技法(聴き手は受身的で、話し手にほとんど介入しない) → 積極技法(やや聴き手は話してに介入) → 対決技法(聴き手は能動的に介入)

  基本パターン
1. 関わり行動 (アレンアイビーの4つ:僕のHPに書いてある傾聴の7番目を参照)− 2.共感的理解 (傾聴技法、すなわち関わり技法)− 3.積極技法対決技法 ― 4. 吟味と観察をする

関わり行動共感的理解 (傾聴技法、すなわち関わり技法)の間に ラポール (信頼関係)を 形成しておく必要がある ・話し手の背景、欲求、願望を正しく理解する。

<話し手の発達段階>

  1. 話し手が自分が何を言っているのか解らない状態の場合
    (聴き手が能動的に介入し、対決技法まで駆使し、聴き手が全コントロールをする)
  2. 話し手がある事柄にとらわれ、生活に支障がある場合
    (傾聴技法と積極技法のバランスが大切)
  3. 話し手が聡明で、きちんと判断出来るが、ある一つの事柄にお手上げの場合
    (傾聴技法が主で、積極技法は最小限に抑える)
  4. 聴き手に話し手が話しをしていて、話し手が自己発見を自分で出来る人
    (傾聴のみ)

 

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