平成11年度「新潟県青少年科学技術学習推進事業」の実施について
新潟県商工労働部新産業振興課作成の「平成11年度青少年のための科学の祭典」実施計画書中の参考資料より抜粋
1.新潟県の科学技術振興への取り組みについて
新潟県では,科学技術の振興を県政の最重要課題の一つに掲げ,中・長期的な視点から総合的・体系的に科学技術の振興を図っていくための基本指針として『新潟県科学技術大綱』を平成10年3月に策定した。
そして,大綱の推進における基本的な政策に関する事項等の検討を行う場として『新潟県科学技術会議』を平成10年4月に設置するとともに,科学技術会議における重点項目の専門的事項を検討する場として二つの『分科会』を設け,企業,大学,行政等の関係各層の代表者により協議を重ねてきた。
2.「新潟県青少年科学技術学習推進事業」の実施について
科学技術会議と分科会,そして県庁内の協議において,将来の科学技術人材の不足が共通認識として持たれるとともに,創造性豊かな人づくりが基本的課題であり,このために次世代を担う青少年の知性,感性をはぐくみ,科学技術(「知」)への関心を高めることができるような環境整備と産官学・地域全体の取組が必要不可欠であると強調され,標記の科学技術学習推進事業を実施する。
平成11年度は三つの事業を実施いたします。
@サイエンス・リーダー派遣事業《県予算:1,363千円》
青少年の科学技術学習の推進者として,科学体験(実験)教室,科学技術学習講座を行うことができる能力と経験を有する人材を広く県内から登録し,市町村,地域PTA,子ども会等の依頼により派遣を行い,各種の科学体験(実験)教室等を行う。
平成11年度〜13年度で100名程度のリーダーを登録・育成するとともに,当面は県が派遣経費全額,教室開催経費一部(上限50,000円)を助成する。
Aサイエンスキャンプ事業《県予算:493千円》
創造性豊かな科学的素養を持った高校生に,県内大学の第一線級の質の高い研究機能を紹介し,多様な科学技術を実体験し,また,多くの意見交換をする中で科学技術に対する関心を深め,その魅力を再認識してもらうことを目的として,新潟大学,長岡科学技術大学,新潟工科大学三校から協力を得て,県内高校生を対象に,各大学研究室での科学体験学習・実験,大学教授によるモデル授業,教授・学生同士の意見交換会,そして,大学での研究成果の県内企業への移転等を理解してもらうための企業見学会等を一泊二日で年一回開催する。
B青少年のための科学の祭典《県予算:4,428千円》
21世紀の科学技術時代を生きる青少年のために,科学を楽しみ,親しんでもらい,科学に興味関心を持ってもらうことを目的として,科学の魅力を体験できる機会として全国で開催されている「科学の祭典」を開催する。
祭典企画・運営にあたっては,これまで県内で開催してきた「科学の祭典実行委員会」と科学技術振興財団からの協力を得るとともに,産学官界,科学学習に取り組む団体等からも参加を得ながら多くのネットワークの中で開催する。
平成12年度以降は新潟市以外の(科学技術資源の乏しい)地域での開催を計画する。
上記推進事業は今後3年間継続するが,青少年の科学(技術)学習推進に関する施策については継続して科学技術会議の場で検討し,産学官各界が積極的に取り組むこととしている。