のら猫の手術
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1.動物病院の手配
すべての動物病院でのら猫を扱ってくれるとは限りません。
かならず電話で確認をとって下さい。
「これからのら猫の手術のための捕獲に取りかかりますが、
いつ捕まるかわからないけれども、捕まったら連絡しますから、
受け付けてもらえますか?」
このとき紹介者があればその名前も告げて下さい。
2.料金
料金は退院して抜糸するまでのトータルでいくらになるかということを最初に確認してください。
手術代として表示してある金額以外に、麻酔代や入院代やその他の処置料が加算されたりすることもあります。
予防注射を打たないと手術しない先生もいます。
ピアスの取り付けのときの料金や
悪天候などで引き取りが延びたときのことも、聞いておくと安心です。
- 3.運搬
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捕獲された猫は興奮してあばれていますが、
布を掛けて暗くしておけば1時間位でたいてい静かになります。
このときツメが抜け落ちたり鼻を傷つけたりする猫もいますが、
あまり心配する必要はありません。
タクシ−を利用するときは車内を汚物で汚さないように配慮しましょう。
都市部ではペット専用の便利屋さんがいます。タクシーよりすこし高いですが安心してまかせられます。
籐カゴは長時間入れておくと、穴を開けてしまうのがいるので
注意が必要です。
深夜に捕獲された場合は、急患ではないので、
翌朝まで待ってから動物病院に連絡しましょう。
手術まであまり時間のないときはエサは与えません。
もし食べてしまっても、麻酔の前の鎮静剤でほとんど吐いてしまうのでだいじょうぶです。
4.不妊手術
オス猫は去勢手術といって睾丸を二つとも摘出します。
メス猫は避妊手術といって開腹して卵巣と子宮を摘出するのが一般的です。
生後2−3ヶ月から手術可能ですが、いろいろと不都合なことがあるので、
生後6ヶ月または体重2s以上を目安にしている先生が多いと思います。
馴れていない猫は大きなネットに移してから注射をうつか、
オリの隙間からすばやく注射をうつか
またはケ−スごと大きなビニ−ル袋に入れてガス麻酔を注入するなど
各病院によっていろいろな工夫があります。
オリの中の空間を狭めていくスクィーズケイジという特殊なオリもあります。
のら猫の場合は麻酔をしてからでないと、性別が確認できないこともあります。
そのためオスだった場合とメスだった場合のことを両方打ち合わせておきましょう。
入院日数と料金は各病院ごとにぜんぶ違いますので、よく問い合わせして下さい。
5.麻酔
麻酔の効いているのは1〜3時間位ですが、翌日まで薬の影響が残ることが多いです。
麻酔後24時間くらいは普通ふらつきや吐き気があり、食欲がなくてもそれほど心配する必要はありません。
暖かくして安静にしておけば自然に回復します。
ただ麻酔は心臓、肺、肝臓の機能に負担をかけるので、
潜伏している病気の引き金を引いてしまうかもしれないということを、
充分に承知しておいて下さい。
6.抜糸
抜糸をするかしないかは糸の材質と先生の考え方によって違ってきます。
絹糸は感染や炎症を起こしやすいので、普通1〜2週間で抜糸が必要です。
ナイロンやステンレスワイヤ−は抜糸をしなくても、重大な結果にはならないようです。
溶ける糸(動物の腸から作った糸)は数週間で自然になくなります。
埋没縫合(皮内縫合)は皮膚の表面に糸が出ないので抜糸はありません。
オス猫の去勢手術は傷口を縫わない先生が多いようです。この場合抜糸はありません。
縫う先生でも溶ける糸を使うことが多いようです。
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