里親をさがす

1.需要と供給

猫の貰い手さがしは簡単にはいかない。
世の中は猫の欲しい人より、猫をあげたい人の方が圧倒的に多いのが現実なのです。需要と供給のバランスはぜんぜんとれていない。飼い猫の死亡率が下がり、長寿高齢化の波が猫の世界にもきているのに、旺盛な繁殖力は以前とあまり変わらない。

2.寿命

猫の平均寿命が10〜15年と書いてある本があるけど、室内で適正飼育されている猫では15〜20年というのが最近の実感です。
のら猫では普通3〜4年の寿命で10年は生きられないと言われています。でも10年以上生き延びているノラが現実にはいます。ただノラの子猫の時代の死亡率が異常に高いので、ノラ猫全体の平均寿命を大きく下げているといえます。

3.季節

里親の見つけやすい時期は10月から2月の期間です。この時期は2〜3ヶ月の里子適齢期の子猫がとても少ないからです。クリスマスが子猫や子犬を飼い始めるきっかけになるという需要もあります。
競争が厳しくて見つけにくいのは5月から8月です。世の中は子猫であふれています。しかもノミや伝染病で状態のあまり良くない子猫はなかなか里親探しが難しいのが現実です。

4.夏仔は弱いか

冬の子育ては寒さのストレスで離乳前の死亡率が高く、生き残れる子はかなりたくましく強い猫といえます。
夏の子育ては弱い子猫でもある程度の大きさまで育ちます。ただし生後6ヶ月までに半分以上の子猫が自然淘汰されます。人間の目にとまって保護されても、弱い子はやはり発育が悪く、病気がちで育てるのが難しいのです。
「夏の子猫は弱い」と言われるのは、このへんに理由がありそうです。

5.健康チェック

里親募集を始めるまでに獣医師に健康チェックをしてもらいます。
ノミ、ダニ、シラミ、皮膚病、耳ダニ、目、鼻、口内炎、口蓋裂、骨の病気、肛門の状態、検便、雄雌の確認、発育状態などを診てもらい、月齢を推定してもらいます。



6.血液チェック

子猫の里親募集のときに「猫エイズ陰性」「猫白血病陰性」などと書くと有利になることは確かです。
ただ問題は「陽性反応」が出てしまったときのことです。知っているのに告知しないのはモラルに反します。
また数ヶ月間隔で何度か検査すると、陰性が陽性になったり、陽性が陰性になったりすることがあるということを学者は説明しています。
するかしないかは獣医師と相談の上よく考えてから決めてください。

7.子猫の写真

募集に写真をつけることは重要です。写真の善し悪しによってその仔の運命が左右されることもあります。
目ヤニや鼻水があったり、ガリガリにやせている時の写真を出してはいけません。
撮影は室内で瞳が大きくなっているときの表情の方がかわいい印象を与えます。元気な子猫は動きまわって、なかなか良い写真が撮れませんが、たくさん撮ってその中からベストの一枚を選び出してください。

8.里親さんの探し方

姉妹サイトのかずみさんのページを参照して下さい。→里親さんの探し方

9.お試し飼い

里親候補の人が遠方でなく、少し迷っているようなときは、「3日間のお試し飼い」を勧めます。
たいていの人は子猫のかわいらしさに負けて「返したくない」と言ってきます。
ダメならばすぐに次の人をさがさないと、子猫はドンドン大きくなってしまいます。かわいい時期だけ楽しんで、後は飽きてしまって、返すと言い出す人もいるから3〜4日がちょうどいい。

10.昔は鰹節

子猫を里子に出すとき、昔は鰹節1本付けたそうです。今だと食べなれたキャットフードを付けてあげるというところです。ワクチン代や不妊手術代までの負担はまだ一般的ではありません。

11.ほどほどに

里子に行った子がその後大切に飼われているかとても心配です。
でも頻繁に訪問して迷惑になるのも考えものです。最初のときに最低限不妊手術の約束と確認は条件に入れて下さい。生後6ヶ月になったら連絡をとってみて下さい。
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