出産と仔猫
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1.出産
出産が近づくと猫はどこかで巣作りをはじめます。
この頃はかなり大きなおなかがはちきれそうになっています。
出産1日前には猫の体温が約1度ほど下がります。
馴れていないノラ猫はお産の現場を見られるのをとても嫌がります。
ですから人間が覗いていたり仔猫をいじられたりすると、生まれた仔を全部食べてしまうことがあります。
一回のお産で平均すると3〜5匹生まれます。
高齢な猫ほど出産する仔の数が少なくなります。
生まれると母猫は仔のかぶっている膜とへそのおを歯で切ります。
いっしょに出てきた胎盤はほとんど自分で食べてしまいます。
仔についているヘそのおはひからびて数日で自然に取れます。
- 2.新生児
生まれた仔のオスメスの割合はだいたい半々ですが、オスの方が少し多いような気がします。
仔猫時代のオスの死亡率のほうが高いせいでしょうか。
約1ヶ月の間はミルクだけで育ちます。
この間はカラスやイヌなどの外敵から守るため、子供はどこかに隠してます。
3.仔猫の性別
まず三毛とサビ色(白、黒、茶の三色のあるもの)をメスと仮定してメスのグループに入れます。
次にオシッコの穴とウンチの穴の距離をよく観察して、
長いのがオス、短いのがメスと分けます。
これでだいたい見分けられますが、比較できないときは専門家に見せましょう。
小さいときは見分けるのは難しいです。
4.仔猫デビュー
1ヶ月を過ぎた頃から仔猫の歯が生え始めます。
母猫のエサを食べるようすを見て学習し、エサを盗んで食べるようになります。
まだオッパイを飲んでいますが、母猫について人前に姿を見せるようになります。

5.仔猫の保護
仔猫の学習する能力は高く、生後1ヶ月半を過ぎると人に対する警戒心と威嚇をすることを母猫から学習します。
ですからそれを覚える前に親からひきはなして保護するのがベストです。
里親に出すまでは毎日さわってやり人に馴れさせます。
エサを自力で食べられればミルクは必要ありません。
歯がしっかりしていればドライフードをそのまま食べることも覚えさせます。
検便と回虫駆除、ノミやシラミの駆除のため一度動物病院に連れて行って下さい。
予防注射の時期も打ち合わせておいて下さい。
6.産後の手術
出産後の哺乳中の母猫を避妊手術すると、しばらくしてミルクが出なくなってしまいます。
子猫の授乳が必要な期間は40日くらいです。
そのあいだは発情や妊娠はありませんから、子猫がエサを食べられるようになってから手術になります。
子育てを放棄している猫は、また発情がくるのですぐ手術です。
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