アメリカやオーストラリアなどの広大な土地をもつ国の中には、
(砂漠の真ん中に家族のみで住んでいるなどの理由によって)
学校への通学が困難な児童生徒がいる。
そういった児童生徒のための教育方法として、
通信(手紙・無線など)を利用した教育が利用され、発達した。
その様子については、
無線やラジオで教育を受けているオーストラリア人少年の写真が
オーストラリアを紹介する地理関係の書籍や地図帳に記載されており、
ごくまれに、日本のテレビで紹介されることもある。

本来であれば、
オーストラリアの学校は、オーストラリアに住む人のための教育機関であり、
アメリカの学校は、アメリカに住む人のための教育機関であるはずなのだが、
一部の外国の通信制学校(私立学校)は、日本に居住する日本人学生の入学を許可しており、
さらに、一部の学校は、日本人教師を雇用しており、日本語で教育を受けることができる。

私が知る限りでは、
小学校から高校まで日本語で授業を受講できる(レポートを提出できる)学校は存在するが、
大学・大学院の授業を受けることができる学校はない(と思う)。
そのため、海外の通信制大学、大学院を卒業したいのであれば、
英語で授業を受ける覚悟が必要・・と思う。
(聞くところによると、翻訳してくれる会社があるらしいが・・・)


不登校児童生徒の一部は、この外国の通信制学校を利用して
教育を受けており、不登校児童生徒の教育の場として機能させようという人たちがいる。
どうしても、
「通学による教育を受けるのはいやだ。通信制の教育を受けたい」
と考える人にとっては、利用価値があるかもしれない



外国の通信学校を利用するメリット

1.一切学校に通学することなく、卒業が可能
2.日本にいながらにして、外国の学校の卒業証書が得られる
3.日本の学校と外国の通信制学校の2重在籍が可能


外国の通信学校を利用するデメリット
1.外国の通信制高校卒業者は、一部の日本の大学から、入学を認められているだけである。
  (全ての大学に入学を希望するなら、大学入学資格が与えられる高校等を卒業するか
      高校等卒業認定試験(旧名称は大検)に合格する必要がある)
2.自分自身で課題を見つけて解決しなければならない(テキストを使用しない)ので、
    教育の成果が個々人で大きく異なる
3.過去に外国の通信制学校を紹介する業者と生徒の間で大きなトラブルがあった
    裁判中? 料金が・・ねぇ


<参考までに>
外国の通信制学校の存在を初めて知ったのは、
教員免許取得に必要な単位を取得するために出席した授業においてである。
アメリカの教育システムを紹介する書籍が発行されて以来、
外国の通信制学校を利用した教育がひっそりと行われていたようだ


関係ないが・・・
日本テレビ系列で放送されているテレビ番組「笑点」に出演している
紫色の着物を着た落語家は、米国通信制大学院を卒業し、博士号を取得したそうな。
あと、私の記憶が正しければ『大草原の小さな家』の主人公(作家)は、
一時期ホームスクールを受けていたと思う。