学校へは行きたくないが、
自宅外の教育施設(適応指導教室、フリースクール・塾・予備校など)へ
通学することができる場合には、そちらの教育施設を利用すれば、
学習の遅れという問題は、発生しない。
しかし、外出すること自体が困難な不登校児童生徒の場合には、
自宅外の教育施設を利用した学習は、期待できない。
そのような場合には、どのような教育機会があるのだろうか?


1.自宅学習
最も手っ取り早いのが、本屋に売っている計算ドリル、漢字ドリル、
その他参考書などを買ってきて、自宅で勉強する方法である。
最近の参考書は、非常によくできているので、じっくり参考書を読めば、
先生に教わらなくても、大体のことが理解できる。
本屋の参考書に頼るのではなく、
進研ゼミなど業者が提供する安価な通信教育を利用するのも一法である。
また、構造改革特区の中にはITを使用して、自宅学習を支援する自治体もある。

2.海外の通信制学校
日本には、15歳未満の人間が通学できる通信制の小中学校は存在しない。
しかし、海外には存在するので、その海外の通信制小中学校(高校もあります)を利用して、
勉強する方法がある。
しかし、海外の通信制学校は教科書を使って勉強しないので、
(外国語で書かれた教科書を使用したければあるでしょうけど・・)
自分自身が課題を見つけ勉強する必要がある。
教科書を使わないので、上記1の自宅学習ができることが必要である。
(ただし、勉強の内容は簡単なものでもよい 例:マンガを読む テレビを見る CDを聞く)
つまり、
授業料を海外の通信制学校へ支払うとともに、自宅学習の結果をレポート提出すれば、
海外の学校の卒業証書がもらえちゃうというものである。

 自宅学習+授業料=海外の通信制学校の卒業証書GET!ということである

注意:
この学校を卒業しても日本の大学の入学資格は得られない。
海外通信制高校卒業者が日本の大学に進学する場合には、
学校教育法施行規則第69条第6項
大学において高卒者と同等の学力があると認定された者

の規定を利用して進学することになるだろうが、一部の大学で入学を許可されないことも考えられる。
(高卒程度認定試験に合格すれば、すべての大学の入学資格を得られる)

なお、
この形態の学校および学習形態をホーム・スクール(HomeSchool)
またはホーム・エデュケイション(HomeEducation)と言う。


<以下は高校生の不登校の場合となる>


3.通信や放送を利用した高校・大学を利用する

地元の通信制高校に通学する場合は1週間に1回程度以上、
NHK放送学園の場合は1または2週間に1回程度以上
スクーリング(面接授業)に出席しなければならないが、
レポート、スクーリングおよび試験に合格すれば、卒業証書を取得できる。
最近では、ネットを利用した放送授業を行う高校もできたが、
学校教育法上、同じ程度の割合で、スクーリングがあると思う。
(構造改革特区の欄を参照)

また、中学卒業生は、放送大学(一部の通信制大学も)に聴講生として参加することもできる。
(但、卒資格の取得不可。当該放送(当該通信制)大学以外の大学入学資格の取得も不可能)

4.高校卒業程度認定試験を利用する
旧名称は、大検である。この認定試験に合格すれば、大学入学資格を取得できる。
また、高校によっては、高卒程度認定試験の合格科目を卒業に
必要な単位として認めてくれる学校もある。
この高卒程度認定試験合格を目指して、自宅学習をする方法もある。

5.業者さん(サポート校)を利用する
世の中面白いもので、様々な試験合格や学校の勉強を支援(サポート)する業者が存在する。
もちろん、不登校(または、不登校だった)の人を狙った商売もある。
日本の通信制高校、海外の通信制学校、高校卒業程度認定試験(大検)の勉強を支援する
(サポートする)学校、および通信教材販売会社のことである。

この業界は、玉石混交な状態であるようで、非常に感謝される業者がある一方で、
顧客が満足する程度のサービスを提供できない業者も存在する。
高額の授業料のわりに「何にもしてくれない」との訴えも聞こえてくる。
受忍の限度を超えたのか、現実に裁判沙汰にまでなったところさえある。
もし、50万100万も支払う気があるなら、私が直接教えたほうが安くつくし、
それぐらいのお金を私に払ってくれるなら、私自身が本気で教えたい、とさえ思う。

まぁ、こういう状況なので、業者を選ぶ場合には、
なぜそんなにお金が必要なのか?
提供されるサービスは十分か?
もっと別の安い選択肢はないか?
などを総合的に考え合わせて判断することをお勧めしたい。