ヒョウですからねぇ。
| 博士: | 窓が楕円形なのは何か意味があるのかな? |
| 助手: | 資料によりますと、「航空機のイメージから生まれた楕円窓のデザイン」だそうです。 |
| 博士: | やはり機能的な意味はないのじゃな・・・。 |
| 助手: | デザイン面の他のキーワードは、「レトロフューチャー」、「ダンディ&エレガンス」、「空港へのアクセスロビー」、「力強さと速さを融合させた先頭形状と人間味ある曲線」、「海をイメージした車体色」だそうです。 |
| 博士: | デザインのためのデザインじゃのう。 |
| 助手: | そこが評価の別れるところでしょうか? |
| 博士: | そうじゃな。東海道山陽新幹線500系「のぞみ」も十分奇抜なデザインだが必然性を感じるからのう。わしの主観で言わせてもらえばラピートの外観は子供のおもちゃみたいじゃ。いわゆる「レトロフューチャー」的アール・デコといえば聞こえはいいかもしれんがの。 |
| 助手: | 確かに遊園地にあっても不思議に思いませんね。それにしても南海も思いきったことをしたものです。 |
| 博士: | なぜそういう思い切った手段に出たか、ということを考えるとき、ラピートの運行区間が「難波-関空」であることが重要なポイントとなってくるじゃろうな。南海は難波が終・起点なのでな。 |
| 助手: | は?運行区間とデザインに関係があるのですか? |
| 博士: | この場合の関連性は景観や環境云々より純粋に商売での計算じゃ。 ライバルであるJRの「はるか」は「京都-関空」じゃからの。梅田や新大阪も通過する。はじめから利便性でラピートに勝ち目はない。
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| 助手: | その圧倒的不利な条件を覆すためのデザインであると? |
| 博士: | そうじゃ。だから、話題性の獲得のために奇抜な外装を、そして地元客のハートをがっちり掴むために豪華な内装を、この関空特急に与えたのじゃろう。しかも女性客室乗務員とフリードリンクサービスまであったというじゃないか(現在は廃止)。たった30分足らずの旅にだぞ? これがいわゆる「コテコテ」というものかのう? |
| 助手: | ・・・確かに。視点は世界ではなくあくまで大阪に向いているわけですね。 |
| 博士: | 運賃やスーパーシートの価格設定も「お得感」がバッチリじゃしの。 ゴージャスでお得、それは、商人の街、浪速の人々の心の琴線に触れるところじゃろうて。 しかし、デザインの是非は別として、既成概念をぶち壊すようなデザインと過剰サービスで不利な条件をはね除けようとした南海に、ワシは熱い男のロマンを感じて来たぞ。 |
| 助手: | それは結構なことで・・・。あ、そうだ、そういえばラピートのデザイナーは京都の建築家だそうです。 |
| 博士: | えっ、建築家!? しかもやはり関西にこだわっているとな! しかし残念なことだが建築家ならば我々の範疇ではないな。君、あそこに連絡してくれたまえ。 |
| 助手: | アイアイサー。 |