りゅうじんのいずみ さつえい2004(H17)10がつ2にち はだのしきたちく

 

4がつ あまごいとりゅうさま

 

 いくにちも、いくにちもひでりがつづくと、あおぞらの いろはしらみ、そのなかに おひさまがぽっかりと うかんだようにみえてくるそうだ。

 こうなりますと、むらびとたちは そらをみあげては、あめがいつふるのか、いつふってくれるのかと、いろいろとしんぱいをします。

 しかし、いきつくところは ただあめのかみさまに おすがりするよりほかは なにもありません。でもひでりのぐあいによっては、あめのかみさまに おすがりするほうほうが いろいろあったようです。

 このおはなしは、かみちくみくるべむらにつたえられたあまごいです。

 ひでりがつづき さくもつのはが よじれだすとむらびとたちは むしろはたをつくり、むらじゅうそうででせんげんさんにのぼり、むしろばたをかかげ、てんにむかって、かねやたいこをたたき、

「おおあめたった。まきたった・・・・・・・。」

と、おおごえでがっしょうし、あめのかみさまにおねがいをするのです。

 しかし、そうかんたんにあめのかみさまが ねがいをきいてくださるわけがありません。

 そんなときは さくせんへんこう。

 こんどはおねがいするのではありません。かみさまをおこらせて あめをふらせる すんぽうです。

 このむらの ひがしがわに とうがたけをみなもとにする しじゅうはっせがわがながれています。なまえがしめすとおり、みぎにひだりにくねり、たくさんのせをつくっています。おおきないし、いわといわとのあいだを かみつくようにながれてはまっしろな しぶきを はねあげて いましたそうな。

 また、いくつかのたきがあり、どぶ(たきつぼ)は あおあおとよどみ、ひとびとをちかづけようとはしませんでした。

 そんなたきのなかに「ささたき」とよばれるおおきな たきがありました。このたきにあめをふらせてくださる りゅうさまが おすまいになられていたのだそうな。

 さくせんはかんりょう。よういばんたん・・・・・・・・。

 むらのわかもの、ちからがあれば ろうじんまでも、てっこうに わらじでみをかため、やまおくの「ささたき」めがけて そっとちかづいていくのですと。やっとのおもいで どぶ(たきつぼ)につくと、

 かけごえいちばん

「そうれ。」「やあっー。」

どぶ(たきつぼ)のりゅうさまめがけて、おおきないしをどんどんなげこむのです。

 そのあとがたいへん、りゅうさまのわるぐち、ぞうげんのかずかず、それはきくにたえないもの すごいもののれんぞく。

「そうれ にげろ。」「うわぁ。」

とのあいず、むらびとたちはいちもくさん、むらににげかえってくるのですと。

あたまから おおきないしをなげこまれ、そのあげく、さんざんわるぐち、おとなしいりゅうさまだってもうがまんできません。おこりおこってあばれまわり あめをふらせてしまうのだそうな。

そんなわけで、どぶ(たきつぼ)にいしをなげこんで りゅうさまをおこらせると、どんなにつづいたひでりも かならずおおあめがふったのだそうだ。

 りゅうさまをおこらせて、あめをふらせていただいたものの むらびとたちはしんぱいでしんぱいで いたしかたありまえせん。きづかれないように、そうっと「ささたき」のようすをみにいくのだそうな。

 ふしぎにも、りゅうさまをおこらせるために、あれほどなげこんだいしはぜんぶほうりだされて、まえのまま あおあおとしたすがたにもどっているのですと。

 それをみとどけるとむらびとたちは「りゅうさまはおきをしずめられたや」と、あんしんしてかえってきたのだそうだ。

 どうしていしがほうりだされたのですって?それは、おおあめがふってみずかさがぐっとまし、とうとうとおちるたきのみずで なげこまれたいしが はじきだされるのですと。

 さて、そんなおおきなたきがいくつもありましたが、いまから50ねんほどまえの かんとうだいしんさいでみんな きえてなくなってしまったのですと。

 また、こんなはなしもあります。

 このどぶ(たきつぼ)には、たくさんのやまめがすんでいましたと。

 あるときのことです。むらびとがそのぬしといわれる ものすごいおおきなやまめを とらえてしまったのだそうな。

 むらびとはおおよろこび。さっそくいえにもってかえり、

「おい、みんなみろよ。どぶのぬしをつかめえてきたぞ。」

と、じまんげにいえのものたちにいいましたとな。そしてやまめをいろばたにおき、ひをおこしはじめましたと。

 するとさむいかぜがそっとせなかをふきぬけました。おや?とおもいましたがべつにきにもとめず「プップッー」と、ひふきたけで ひをおこしていました。

 またしても、さむいかぜ。ぞくぞくぞくっとみぶるいがおこり、あわててうしろをふりかえりました。

 だれもいません。へんだなぁ?とおもいながらまえをみると、いつのまにいえにはいったか、1ぴきのだいじゃが ペロペロっとしたをだし、やまめのせなかをいたわるようになめているのですと。

 むらびとはびっくり、こしをぬかして、

「おおお、おれがわるかったぁ。おれがわるかったぁ。たすけてけぇろー。」

とだいじゃに てをあわせてあやまりましたと。だいじゃは なおもせなかをなめていたわるのでした。そしてやまめをさっとくわえると、どことなくきえさってしまったんですと。

 じつは、このやまめはだいじゃのおくさんだったのですと。

 

はだのし にしちく ほりかわ 佐野谷蔵さんよりうかがいました。

 

 

ついき 

しゃしんにつかいました「りゅうじんのいずみ」の めいめいしゃは このみんわをかいた ちょさくしゃの いわた たつじせんせいです。

 

「はだののみんわ」(こども)

4がつ あまごいとりゅうさま ろうどく

 

    

4がつ9にち はだのしりつみなみしょうがっこう 4がつ15にち たんざわ なのはなだい

 

平成1749日 はだのさくら(はだのしりつちゅうおううんどうこうえん)

平成1749日 はだのしりつみなみしょうがっこう(みなみしょうがっこう)

平成1749日 さくらまんかい(みどりちょうかいかん)

平成17410月 たんざわこうぼうやまのぞうきばやし(こうぼうやま)

平成17415日 たんざわのさくら (なのはなだい)

平成17417日 はだのたんざわまつり(とかわこうえん)

平成17421日 たんざわとれっきんぐ(しぶさわきゅうりょう)

平成17428日 たんざわ  はる  おうからんまん (せいざんそう)

 

 

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