たいがくいん ゆうすい(はだのし みなみちく)さつえい 2005ねん8がつ7にち

 

6がつ りゅう と むすめ 

 

いまいずみ ぶらく の なかほどに たいがくいん とよばれるおてらがあります。そのあたりは、おおむかしのひとたちがすんでいた いせきが そこここにみられます。いいかえれば三、四せんねんのれきしの あしあとがのこされているのです。ひとが すむということの ひつようなじょうけん、それはみずがほうふなことです。いまも このてらのまえには、こんこんとしみずが わきだし、いけをつくり、そのむかしの おもかげを のこしています。

 

このいけには、かなしい はなしがつたえられています。

いけには、一ぴきの おおきな りゅうがすんでいました。このりゅうは、ひとのはなしごえや うたごえがだいすきで、よなよな、きしべにちかよってきては ききみみをたてていました。しかし、ひとにすがたをみられることをおそれて、しずかにみずのなかを はいまわっていましたと。

いけのちかくに 一けんの のうかがありました。このいえには それはみなりのうつくしい ひとりのむすめがいたそうです。どうしたわけか むすめは くちかずがすくなく、だれひとり ともだちもなく、ただただ むらのわかものの わだいになるだけで、そのうつくしさだけが、ひにひに ましていきました。

そして、よるになると なにかにひかれるように きしべにたち、つきあかりに じぶんのかげを いけにおとしては くし ずけ、うつくしいこえを すいめんに ながしました。

このこえにつられて、りゅは みずおとをたてず きずかれぬよう ききほれていましたと。

このような ひびがすぎ、むすめは ひとめをしのんでは きしべにたち、うたいつづけました。しかし、りゅうが うたにききほれ、しのびよることなど、すこしもきづきませんでしたと。

 

ところが あるよるのことです。どうした はずみか、むすめは あしをすべらせ、きものをぬらしてしまいました。

 りゅうは そのみずおとに おどろき、すがたを すいめんに あらわしてしまいましたと。

「みられてしまった おのがすがた。」

そうおもったのか、りゅうは いままでとは うってかわり、あらあらしく、むすめのそばにちかより、めとめを じっとあわせましたと。

こはんときが すぎ、りゅうは なおも じりじりと ちかずき、ぐっとせをむけたかと おもうと、その一しゅん、むすめをせにのせ、しずしずと ぬまのそこに みをかくしてしまいました。

        

そのよも おそくなって むすめのいないことに きずいた いえのものは むらびとにたのみ、しほう はっぽうを さがしました。しかし、なんのてがかりも ありません。そのときひとりの わかものが、

「いつだったか、あのいけで むすめのうたごえを きいたことがある。きっとあそこだ、そうだ そうだ。」と、いうがはやいか、いちもくさんに みずべのほうへ かけだしました。

 たいまつのあかりに ぬまは あかく いろどられ、むらびとの かげも はっきりと うかび あがり、のぞくかおの いろまで わかりました。

「おーい。」

「あったぞ、あったぞ。いたぞー。」

そのこえの するほうに みんなかけよりました。

「どこだ、どこだ。」

みつめる ぬまは、さざなみひとつなく、あおぐろく すんだ みずのなかに はんてんが しずんでいるようにみえました。

「みろよ、このなかに きもののようなもんが あんぞ。」と、いいながら あおだけで かきまぜてはみたものの、なんのてごたえも ありません。

「ふしぎだなぁー・・・。」「たしかにみえたんだがなぁー。」

ちからないこえは、ぬまのなかに きえいりました。

 そのときです。ふわふわっと うかびあがった ものがあります。それはむすめが はいていた あかいはなおの ぞうりの かたほうでした。

 やがて だれいうとなく

「おっこったんだ、やっぱり おっこったんだ。」

「しんで しまったんだよう。」

と、ちからなくなった こえは、ちいさな こだまとなって あたりに ちりました。

「うつくしい むすめだったになあ。」・・・・・

きしに ひきよせられた ぞうりは、しずくを たらしながら むねにかかえられ、むらびとの なみだとともに むすめのいえに はこばれました。

 

むすめが しんで すうじつがたちました。

あおあおと かがやいていた そらが、にわかにくもり、ものすごい いなずまと ともに、おおあめが どっとふりはじめました。みるみるのうちに きしべのくさも きも みずのなかに きえてしまいました。しかし、あめは やむけはいもなく ふりつづきました。とうとう おかをこえて 、どっと むろかわに ながれこみました。

このときです。ものすごい みずおととともに かみなりが おち、りゅうが すいめんに たちあがりました。どうでしょう。そのせには、あのむすめがのり、ゆらゆらながれながら むろかわのほうに くだっていきましたと。

 

こうして りゅうが くだっていくときに、そのおが ふれたところが、いまの おじりぶらく だと つたえられています。 

 

 

はだのし みなみちく いまいずみ 安本利正さん 中尾佐助さんのりょうめいよりうかがいました。

 

「はだののみんわ」(こども)

6がつ りゅう と むすめ ろうどく

 

 

 

      

8がつ7にち たいがくいん ゆうすい(はだのし みなみちく)

   

世界ラン展日本大賞

          

9月24にち はだのたばこまつり らんたん(秦野市立南が丘中学校制作)  

あおりゅう と あかりゅう

    

6がつ4にち くずはのいえゆうすい  6がつ14にち かわらなでしこ(しのはな)

 

平成17627日 たんざわのちゃつみ(2ばんちゃ)

 

 

 

 

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