てんとくじ(ほんちょうちく)2005ねん8がつ11にち
はだのしの ちゅうおう、ぶんきょうちょう(もとは ちゅうしといいます)に てんとくじ とよばれる てんだいしゅうの おてらがあります。おおはだのえきをおりて 「てんとくじは どちらですか?」と、とちのひとに うかがいますと、「ああ、あのおおきな いちょうのある おてらさん。」と、ことばを かえしてくれると おもいます。
このおてらには、そのむかし、 いちょうとならんで もう1ぽんのおおきな 「さんごじゅ」が そびえてたっていたそうです。みごとなそのえだぶりは しほうはっぽうに ひろがり みどりのうつくしい なかに あかいみをつけ、それは、それは りっぱだったということです。 この「さんごじゅ」には おもしろいものがたりが つたえられています。
ながいながい つゆがあけ、おぼんが ちかづいてきますと、さんごじゅは ひとりでに おきょうをよみはじめて くださるのだそうです。「なむあみだぶつ・・・・・・・・・・・・。」そのこえは、ひゃくにんの おぼうさんの おきょうのこえよりも すごく こだまして、とおくのほうまで ひびきわたっていきました。そんなわけで むらのひとたちは 「とうとい き、わたしたちの ごせんぞさま を とむらって くださる たいせつな き」として そんけいしていました。
しかし、そんなに とうとばれ、おきょうを よんでくださった さんごじゅも よるとしには かてず、だんだんつかれが みえてきました。
むらのひとは、かれることをおそれて、あれやこれやと めんどうを みましたが とうとう みどりの は を、すっかり おとしてしまいました。
おぼうさんは しかたなく きこりを まねいて、きりたおすことを おねがいしました。しぶしぶ ひきうけた
きこりは、おおきな のこぎりを ねもとにあて、「ギーゴリゴリ。」「ギーゴリゴリ。」と、ひきはじめました。
「あっ。」
と、おおごえを あげ、
「ちが したたる。」「ちが したたる。」と、いいながら まっさおな かおをして、おがむように せを まるめ、ちいさく うずくまりました。それも そのはず、ねもとからは、あかちゃけた ちが だらだらと ながれ でているのです。
そのときです。いままで きこえなっかた おきょうが いっそう はげしく あたりに ひびきわったそうだ。
きこりは、
「おお、おしょうさま。」「おしょうさま、わたしには もう これいじょう のこぎりを ひく ゆうきが ねぇです。おゆるし くだせぇ。」と、てをあわせました。「いや、いや、のこぎりを いれたいじょう いたしかたあるまい。きりたおすことも くようの ひとつじゃ。」と、もうされ、こまったような ようすで きこりに きりたおすことを さとされたそうだ。
しかたなく、きこりは めをつぶって ふたたび ゴリゴリと ひきはじめましたと。
なんじかんか たちました。
おおきなおとをたてて さんごしゅは
「どうっ。」
と、たおれました。
そのとたん、おおきなおきょうの かたまりが そらとおく とびさって いきました。
おきょうが とびさってしまうと、きゅうに あたりは しずまりかえりました。
きこりは おそる おそる きりたおされた さんごじゅをのぞいて みました。
どうでしょう?
さんごじゅの みきは うろ(ちゅうくう)に なっていたのです。そして あまずっぱい ちのかおりが ぷんと はなを つきました。
きこりは、いままでとは うってかわった かおいろになり、ちを ゆびさきにつけ そっとなめました。
「あまい。」「あまい これは はちみつだ。」
と、こおどりして よろこびました。
それも そのはずです。きこりが いやいや ひいて ながれでた ちは じつは 「はちみつ」だったのです。
もうすこし このことについて かんがえて みましょう。
さきほど、とんでいった おきょうの かたまりも、じつは はちの だいしゅうだん だったのです。なんぜん、なんまんびきの だいしゅうだん・・・・・。
さんごじゅの うろのなかには、はちのしろが あったわけなのですと。
なつが ちかずくと、うろのなかは あつくなり、はちのおやはたちは、こを あつさから まもるために いっせいに はおとたかく かぜを おくったのです。また、ぼんがちかづくと むらのひとたちの あげる おせんこうの けむりが うろのなかに しみこみ、くるしかったことも あったのでしょうか。
なんまんびきの はちのはおとは うろのなかで はんきょうし、はんきょうが はんきょうを よんで すうひゃくにんの おぼうさんが おきょうを あげているように、きこえたのだと いうことです。
はだのし ほんちょう ぶんきょうちょう 安居院恵龍さんよりうかがいました。

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