今日、自閉症をはじめとする、いわゆる発達障害児・者について、最近ではマスコミや書物などでも、かなり情報発信がなされるようになってきました。
そして本会が発足してすでに 3 年以上が経過しました。その間に2004年 4月からは発達障害者支援法が施行され、これを基本法として行政にも発達支援の諸施策が義務付けられることとなりました。
しかし現在においても、その外見だけでは、困難な障害のあることの見分けがつかず、一般の人々には解からないため、彼等の一見奇妙な行動や言動に対して偏見の目で見られることもしばしばです。
そのため本人のみならず、親や家族も大変なストレスをかかえ、きびしい状況に対処して来なくてはなりませんでした。
しかも、これからは、自助努力の名のもとに福祉にとっては冬の時代を迎えますます厳しい現実に立ち向かって行かなくてはなりません。
それゆえ子ども達が、将来にわたり自律的、主体的に活動し、精いっぱい自分達の力と個性を発揮できるよう、特定の時期に限らず一生を視野においた支援が必要であることを心から痛感しています。
そこで、こころある人々が力を合わせ、療育、支援活動を実践して行くことがまず大切であると自覚し、発達障害児・者のための支援組織を立ち上げることにしたのです。
本人たちが少しでも地域に根ざした、いき活きとした社会生活ができ、それなりの役割を果たして行くことができれば、人間として一番大切でまた幸せなことではないでしょうか。
そうした願いをこめて、さまざまな実践活動をして行こうと決意し、本会が発足したわけです。適切な発達支援とまわりの理解があれば、彼らなりの豊かな人生を送ることも十分可能なのです。
今後、安心して生活できるためには、学齢期までの支援のみならず、住居や就労の確保、さらに成年後見等の諸制度の調査、研究なども視野に入れた、一生涯を通じた支援活動が是非とも必要になってきます。
そのためにさまざまな人たちと協力しながら行政にも働きかけ、障害をもつ人たちが出来るだけ自立して社会参加できるよう、これからの「共生」の時代に向けて、永続した運営と発展を願い、設立、運営をしてまいりました。
今後もこの気持ちを参加者全員が共有し、さらに活動を続けて行きたいと願っています。
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