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個人的に勝手に思っていること、考えていることです。そのうえで、お読みください。
獣医・動物病院が嫌いな理由
何年も前の話になるが、僕がまだ獣医とは無縁でただの動物好きのペットショップの店員だったころ、動物病院や獣医については色々な話をよく聞いてた。スローロリスという、珍しいお猿を病院に連れて行ったときの話。その子は良く慣れていて、ちょっとした皮膚病で診察をしてもらおうと病院にいったところ、とても人に慣れていた子だったので、診察台から獣医の手に移ろうとしたところ、獣医がびっくりして「うあー」という声とともに手を振りほどき、その拍子にその子が床に振り落とされてしまい、不幸にもそのまま息を引き取ってしまった。別の話。キジバト(虫は食べない)の雛を病院に連れて行ったら、獣医に、さも慣れているかのように「ミミズでも食べさせてあげてください」と指導を受けたという。別の話。何ヶ月間も入院して治療を施されていた猫ちゃん、様子を聞こうと病院に連絡を入れたところ、数日前に死亡して、もうすでに病院で勝手に埋葬してしまっていた。入院治療費はもちろんのこと埋葬費なども全て込みで請求されたとのこと。これも似たような話。入院治療を続けていた猫ちゃん、病院で死亡したとの連絡の前に、いきなり冷凍の宅配便で家に送られてきたという。別の話。小さなミドリガメが具合が悪くなったので1週間入院させたところ、合計で10万請求され、元気にはなっていたが模様が少し違っていた(別の固体とすりかえられたかも)とのこと。このような、直接本人から聞いた話だけでも、いくらでもある。まだまだある。
獣医・動物病院を少し好きになった理由
僕が獣医という職業を少し意識し始めて、そして獣医師になるまでの間。獣医というと、動物のこと何も知らないくせに偉そうに知ったかぶってものを言うとしか思っていなかったが、そうでもなかった。ショップの店員の時。我々、ただの動物好きにきちんと耳を傾け話を聞き、それを情報として扱おうとする、謙虚な姿勢の獣医さんがいるのだということを知った。この人が今では爬虫類の獣医学では、日本ではトップクラスで有名な先生。学生の時。獣医は医療については熟知して入るだろうが、飼育については我々には敵わないはずだと思っていたが、そうではなかった。まずホームページを見て感銘を受け、実際病院で実習をさててもらってさらに、その小鳥に関する熱意、知識に驚かされた。この人が小鳥の獣医学では日本でトップクラスで、今では大きな病院となってしまった先生。そして、獣医師になってから。獣医学は犬猫が最も進んでいるために、医療的にも診療的にも進んでいる病院に勤めた。動物病院は自己中心的に病院の都合で治療を進めるというイメージ持っていたが違った。飼い主に対して、時間を掛けても丁寧にきちっと説明を施し、信頼を受けていた。その人が五月台のパーシモン動物病院の中山先生だ。その他にも、これまでに何人か、信頼できる獣医の先生方数人に出会えたことがある意味、僕にとって、開業するまでに得た、何事にも変え難い物だと思っている。獣医さんでも、ちゃんとしている人がいると判っただけでも良かったかな^_^;。
さらに獣医・動物病院が嫌いになった理由
開業してからの話。何年かは静かにいたいので、病院の特に大きな広告などは出していない。うちに来る患者さんは近くに住んでいる人か、人伝に話を聞いてくるか、他の病院からの紹介だけか思っていたが、思いのほか、飼い主さんの希望による他院からの転院が多い。治療方法や不信感などといったことから、病院を探しに探してやっと見つけて、うちに来るといったパターン。皆に話を聞いているうちに、少しずつ改善されつつあった、獣医・動物病院に対する不信感がまたこのところ大きくなりつつある。色々と書き込みたいのだが、自分自身もやな気持ちになるし、如何せん多すぎる。小さな動物だから適当に扱ってしまうのか、判らないから適当に扱ってしまうのか、症例を集めたいから適当に扱ってしまうのか、、、。本当にいやだいやだ。説明もしないで適当な治療、適当なこと言って誤診を誤魔化す、うまいことを言って必要の無い治療を施し治療費を稼いだり、研究材料を収集したり、、、^_^;。頭にくる、最低だね。
信頼できる動物病院を見つけるには
まずは、普通の犬猫動物病院では、エキゾチックアニマルの診療はできないのがほとんどだと知ること! 日本の獣医の大学では、主に産業動物に重点を置いているため犬猫のことでさえも手薄になっている。事実、大抵は大学を卒業してから本格的に犬猫の臨床にたずさわっていると言っても過言ではない。よほど好きで物好きでなければ、犬猫以外の獣医学までやろうとは思えないし、時間の余裕もないであろう。エキゾチックアニマルの獣医学を学んだからといっても、犬猫のものを学ぶほどの恩恵も無いのも現状であることも、理由の一つかもしれない。ただ、中にはそういったことを抜きに、エキゾチックアニマルを診療できる人達も多く存在はしている。では、その人達をどの様に探せばよいのか。まずは、他の飼育者の口コミ、インターネット、タウン情報誌などでエキゾチックアニマルを診療できるかを調べる。ただ、大きな動物病院では、比較的臨床経験の少ない獣医がエキゾチックアニマルを任せられる事もあるので注意したほうが良いだろう。できれば、一度健康診断をしに動物病院に診察に行き、そこで、自分の飼育している動物を、そこの獣医が飼育したことがあるのか、また飼育したことが無くても、飼育方法・その種に多い病気などの説明を詳細にしてくれるのか、自分・ペットとの相性は良さそうか、どんな時にでも頼れるかなどを調べておくと良いだろう。というのも、広告ではエキゾチックアニマルの診療ができると謳っていても実際は、それとは反することも多々あるからだ。広告などは、動物病院で勝手に作ることができることを忘れないで頂きたい。動物を飼い始めたら、病気になる前に、自分と動物にあった病院をあらかじめ探しておくことは、ケージや食餌などを揃えるのと同じぐらい、何においても重要であろう。病気になってからでは、遅いことも多々あるからだ!こういったことは、重篤に陥ってしまってから当医院に転院して来る子達を診ていると、いつも思ってしまう。
僕が思う、理想の動物病院は
僕が、目指す動物病院は、患者一人ひとりに丁寧に時間を掛けて診察できるような病院だ。丁寧に時間を掛けるということは、飼育指導をする上でも必要だし、病気の説明、治療方法の説明をするうえでも必要だ。何よりも、動物自体が病気を理解してくれるわけではないので、飼い主に色々と納得のいくように説明するには必然的に多くのお時間が必要となる。もちろん、多く話す事によって細かなことにも気付く事も出来る。現にうちの病院では、初診や重病の場合は1時間以上診察室で話をしていることも少なくない。スタッフが何人もいて、機材が何でも揃っていて、総合病院のような大きな建物で、いつも患者さんで混雑しているような病院では、それは難しいだろう。また、動物病院の経営という方面から考えても、このようなやり方は難しいのかもしれない。ただ、様々な問題を抱えているにせよ、僕が獣医となる前に、飼育や病気のことで困っていた頃の思いを忘れずに、困っている動物たち・人々の、少しでも役に立てれば!という思いで、これからも僕が思う、理想の動物病院を目指していきたい。
そして、今、「思うこと」は
開業して5年が過ぎた。最近、違う考え方をするようになってきた。今までは、「批判」的なものの捉え方による考え方だったと思う。「批判」だけでは何も改善しないのだと。何か今の方法以外で、自分にできることはないのか。動物病院があって、病気の子がいて、そして時には、粗末に扱われてしまう。では、なぜ、そういったことが起こりうるのか。どうすれば、それが減るのか、無くなるのか。
もともと、動物病院の獣医さんたちは皆、ほとんど例外なく、動物が好きで、一生懸命に勉強して、困難な大学時代を経て、やっとの思いで免許を取得して獣医となったはずである。動物好きなので優しい人も多い。獣医となって、治療や飼育方法がわからない動物でも、その動物自身が苦しんでいたり、飼い主さんが悲しんでいたりすれば、獣医として、人として、何とかしてあげたいという気持ちが自然と起こるのである。通常診療をする犬猫以外の様々な動物についても日ごろから勉強していれば良いが、それも忙しくてなかなかできない。それでも、すぐにその治療や飼育方法がわからない動物を受け入れられるような病院が近所にでもあれば、すぐにでも紹介という形をとることが可能だろう。がしかし、まずそれもない。なので、どうしようもなく治療を受け入れてしまうことになる。
それと、飼い主側から。好きだからこそ、共に暮らそうと飼育をして、通常飼育をするうえで必要となる知識に関しては、勉強はしている。ただ、通常はそれのみにとどまる。事前からさらに深くまで生き物についてよく勉強しており、専門病院の存在を知っていれば、何かあったときにはそこへに連れて行くことができる。それであれば様々な問題も多くは起こらない。だが実際多くは、生き物が病気になってから初めて、その病気について調べたり、多くの動物病院ではエキゾチックアニマルを受け入れる体制が整えられていないことを知ることになる。病気になって時間的余裕がなくなってしまっているので、時間も知識もないままに、すぐに受け入れてくれるようなところに行かざるを得ない。
では、どうしたらこの問題を防げるのか?
獣医さんたち側から。獣医の大学でも、近年はエキゾチックアニマルについて、授業でも取り上げられるようになってきている。これは良い事だと思う、正しいことを教えていれば。教えている教員自体が、エキゾチックアニマルの臨床についてどこまで知っているのだろうか?なかには、エキゾチックアニマルに精通した獣医の先生が、診療の傍ら、教壇に立っているような話も聞くので、こうした臨床の現場の先生が増えればよいのではないかと思う。
それから、学生たちが多くの病院を実際に見れるように、実習生をうけいれてくれる病院がもっと増えてくれればよいと思う。僕自身も、実習させてもらって多くのことを学んだからだ。学生のみでなく、実際臨床で活躍されている先生方でも受け入れられるようになるとさらに良いとも思う。より多くの獣医さんにエキゾチックアニマルの治療を知ってもらうために。
ペットショップ側から。ペットショップで購入時などに、飼育方法や病気について記載された用紙を、近年はもらえるようになってきている。これも良いことだと思う、正しいことが記載されていれば。ペットショップの店員自体が、エキゾチックアニマルの飼育についてどこまで知っているのだろ?ペットショップに就職する前、ペットの専門学校時代の授業で、エキゾチックアニマルについて、授業でも取り上げられるようになってきている。教えている教員自体が、エキゾチックアニマルの臨床についてどこまで知っているのだろうか?獣医の大学同様にエキゾチックアニマルに精通した獣医の先生が、講師をしている話も聞くので、このような授業が増えてくれればよいのではないかとまた思う。
飼い主さん側から。以前は情報収集の手段も乏しかったが、近年では主にインターネットで、さらには雑誌、テレビ、近所でお世話になっている動物病院から専門病院の存在を知らされる機会が増えている。インターネットなどで正しい情報、正しい口コミをちゃんと選択できるだろうか?なかにはインターネットを悪用して悪徳獣医が高利益を得ていたこともあったが、結局社会に淘汰された。良いことだと思う。ネットやブログなどでのコミュニケーションも、情報収集の場として大きな役割を持っていると思う。メディアも珍しいから取り上げれるのではなく、専門病院の存在を広めて、困っている生き物・飼い主を救ってあげようという気持ちの上で取り上げてもらいたい。
では、僕自身何をしたら良いか?
・「講師をする」・「実習生の受け入れ」・「ペットショップとの情報交換」・「ホームページでの情報公開」・「飼い主間のコミュニケーションの橋渡し」・「近隣動物病院への挨拶」・「マスコミに取り上げられる」
講師をする以外は、少しずつ、まだまだ少ないかもしれませんが、実行できていると思っています。もっともっと努力の余地も十分にあるとも思ってもおります。これからも明るい未来に向かって、「努力」し続けることを誓うとともに、皆様にも同様、お力をいただければと思います。共にがんばっていきましょう!生き物たち、人間たちの明るい未来のために!
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